いめーじさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ビヨンド 4K レストア版(1981年製作の映画)

4.0

よく分からんうちに人が死にまくる!
大体の見せ場は「え!なんで!?」ってなる。地獄の門がアレだから…で納得するしかない。
フルチ汁の海で、あてもなく漂い続けるだけ。

音楽のセンスがズレていて好き。
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メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アジアの悪魔モノって珍しさはあれど、話の流れは『悪魔の棲む家』と『エクソシスト』の分かりやすい組み合わせ。

憑かれた人の顔面力は凄いし、母親の成りすましは怖かった。
家の程よいサイズがリアルな緊張感
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エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

3.6

雇ってくれる飲み屋を探していたフリーの歌手が、人違いでギャングから狙われてしまい、なんだかんだ殺しまくる話。

悪夢のシーンが好き。
低予算感が気にならず、良い意味でコンパクト。キャラはビミョー。
1
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.7

前作のスパイダーマンは忙しかったけど、今回は映画の構成そのものが忙しい。

ヴェノムの黒いスーツは呪いのワンピースみたいなオカルトホラーっぽさがある。

ピーターの周りばかりが騒がしくて、良くも悪くも
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.2

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いろいろ並行しすぎて忙しいスパイダーマン。

実験段階で見た目がヴィランすぎる。
ホラー寄りの演出が目立つ。
編集長は良いキャラしてますわ。

前線から退くパートはピーターの葛藤と守るべき市民の描写と
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.4

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どの時代でもドクとマーティの再会が嬉しすぎる。
西部劇の残酷さも描きつつロマンがあるし、蛮勇ではない前向きな人生の進み方を示してくれる暖かさ。
マーティが撃たなくてよかった〜。
理屈を越えた愛のエネル
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.2

2015年の未来にこれだけ夢を見れたのって素晴らしいことだよなと…。
むしろビフの帝国の方が近かった現実。

1作目ありきで3作目も観ないと不完全な内容だけど、1作目とのリンクは完璧でクオリティも落ち
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.3

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マーティとドクが最高で少しも退屈しない。ただただ良い映画。

でもやっぱり家族の人格が改変されたのってモヤモヤするなぁ。
改変後の父親が魅力的かというと…ぶっちゃけ怪しいし、「主人公のマーティ」が育っ
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.1

導火線のオープニングがスマート。

独特でハイクオリティなアクションシーンが多すぎるし、ミッション後のサプライズも隙が無い。

感想は全然思い付かないけれど、めちゃくちゃ長いのに飽きなかったから凄いと
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.9

このシリーズはトムの全力疾走が好きなんだ。
頭の爆弾で死ぬ瞬間がなかなか強烈。
ひたすら追い詰められてる展開はスリリングだし、やっと手にした平穏な日常や妻のために動く切実さも相まってラストは爽快。しか
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.7

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トムが超絶ハンサム。
メインの危機はウイルスなのにウイルスのイメージがまったく残らない。
この作品のヒロインが3に続投しないせいで、シリーズの1つとしては存在する意味が薄いんだよな。イーサン・ハントの
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CURED キュアード(2017年製作の映画)

4.6

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元ゾンビ感染者の社会復帰を描いた話。
設定の時点で最高。
まるで出所だし精神病棟を退院したような形にも見えるが、ゾンビ特有の自分のせいとは言えない暴力を非難される理不尽には怒りしか湧かないわな。
回復
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

4.6

古いクローネンバーグ作品のような変態性を期待していたのに、真っ当な映画じゃねーか…。
「善良な一般人が実は最強の男だった」系をやりつつ、「でも人殺しなんて最低だ」をシリアスに絡ませた傑作。
普通なら盛
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.6

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強迫性障害と潔癖症が発動して現場に戻りまくるくせに頭ん中では賢く気取ってるのダサすぎる。俺も似たようなことトイレでやりがち。
崇高なアーティストぶって反省してないのもタチ悪いけど、美術的に良い死体は多
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.4

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密着なのか追ってるだけなのかも曖昧なカメラワークがビョーキ。
サディスティックに獲物を狩る全能感に浸っているようなモノローグだったけど、映っているのはアドリブ感が全開の必死な表情ばかり。

娘の顔の良
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[Focus](1996年製作の映画)

4.0

無線オタクを取材する話。
いろんな方向で同情するけど状況の加速にはどうしようもなく興奮してしまう。

マインズ・アイ(2015年製作の映画)

3.2

「本作品は大音量でお楽しみください」と信用できないテロップから始まる。
能力の音を聞かせたかったのか知らないが、あんまり意味は無いと思った。

内容はテンションの高い『スキャナーズ』って感じで、頭爆散
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WE GO ON 死霊の証明(2016年製作の映画)

3.9

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死への恐怖をこじらせすぎて「死後の存在を証明できたら3万ドル」と広告を出してみたらヤバいもんが出てくる話。

地味だから良い!
直球なホラーではなく、ホラーテイストの人間ドラマだった。
ジャンプスケア
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私はゴースト(2012年製作の映画)

3.6

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音がデカイ。
無自覚に無限ループする日常を退屈に描く意味は分かるけど、マジで退屈。ながら見するしかない。
幽霊の行動がループするだけだったり、除霊の途中で逃げ出すとリセットされるといった霊の設定はリア
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悪魔のしたたり/ブラッドサッキング・フリークス(1974年製作の映画)

4.3

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やはり高度なサディストはマゾヒズムも兼ね備える!
急に鞭打ちされてるサルドゥには笑った。
評論家とのやりとりもSMプレイだったのかもしれない。
医者のイカれた拷問に引いて殺したのも良い。自分たちも相当
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めまい(1958年製作の映画)

3.3

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主人公は紳士かと思いきや速攻で寝取りモードに入るヤバい奴。
あの葛藤の無さは、エルスターが妻を愛していないことを前提にしすぎている描き方だなぁと感じてしまう。真相から話を広げて作っているか、整合性より
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エビデンス-全滅-(2013年製作の映画)

3.7

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殺人犯の証拠ビデオの確認としてPOVに切り替わったりする劇映画。
公演中にオリジナルソングで求婚してくる男の恐ろしさに震えちゃうし、ガスバーナー殺人鬼が意外と珍しくて退屈はしない。

不自然なタイミン
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

まぁまぁ楽しめたけど、演出と編集が独特じゃなかったら退屈してたかもしれん微妙さ。色彩関係の演出はR指定を回避するためにやってそうだなと思えちゃって萎えた。
最終的に中途半端な存在が全滅したのは良いね。

バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

4.3

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大人気のニセ悪魔祓い配信者がガチ悪魔と対峙する話。

悪魔の目的は早い段階で予想できちゃったけど、悪魔祓いまでの導入がテンポ良かったし、痛々しさと気持ち悪さも悪魔モノとしてはかなりハード。
キャラも魅
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インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

3.5

このシリーズは音をクソデカくしないといけない縛りでもあるのかってくらい安定のSE。実質ジャンプスケアしかない。
にしても、お婆ちゃん霊能者をここまで掘り下げながら4作もやってるとか特異すぎるぜ。

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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.4

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冒頭から一気に掴まれる。狂人の襲撃スピードがハンパないうえに母親のタフさが逆にリアル。かと思えば凄まじい二転三転があるんだけど、異常者による襲撃後の日常と家庭崩壊の時間も独特でなかなかに惹かれた。>>続きを読む

白い恐怖(1945年製作の映画)

3.8

古いからこそチープに見えない大胆な演出はさすがだし、心理分析や恋愛パートもセリフがおもしろい。アレックスの強キャラ感も好き。
題材が好みじゃなかったら寝てたかもな〜って感じの編集ではある。
良い映画。

続・世界残酷物語(1963年製作の映画)

3.2

人間系はヤラセ度が高いけど、動物に対しては容赦ない。

前作でもあったような、部族の生活を映してから「一方、先進国では…」みたいな流れもあるけれど、繋ぎのキレはイマイチに。

ビンタ演奏は吹っ飛んだは
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世界残酷物語(1962年製作の映画)

3.5

日本のマッサージ牧場、こんなのウソやろ…いやでもありそう…ジャパンだし…ってなる絶妙さ。
ペットの墓地で用を足す犬が良いね。
動物に関してはグロテスクなシーンが多いけど、他所の風習として客観的に描かれ
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アルタード・ステーツ/未知への挑戦(1979年製作の映画)

4.1

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幻覚症状の実験を突き詰めていった結果、肉体や空間に影響を与え始めるようなヤバイ領域に浸かりまくっていく話。
『2001年 宇宙の旅』を個人規模でやってる感じ。設定だけなら最高。

原始生物には無い今の
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バレット(2012年製作の映画)

3.7

殺し屋なのに「女子供は殺さない」が付くだけで良い人な気がするのズルいな。

警官のサン・カンと殺し屋スタローンのバディで絵面も雰囲気も良いし、コスプレパーティーの服装は完全にギャグで好き。

アクショ
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みんなのうた(2003年製作の映画)

3.6

『ドッグ・ショウ』と被りまくるキャストとノリで送るフォークミュージック・モキュメンタリー。
常にシュールな変人達の生き様からは勇気を貰える。
おもしろかったけど『ドッグ・ショウ』と比べてしまうと無難な
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悪魔の沼(1976年製作の映画)

3.1

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単純におもしろくない。あまりにもダラダラな編集だから、70分くらいにしてくれ!と常に思ってた。
ワニと鎌は特徴的だけど、どちらの要素も極まった感じが無いし、ゴア的にも割とヌルめ。戦争の影響で狂ったよう
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守護教師(2018年製作の映画)

3.9

教師になって最初の仕事が滞納金の取り立てになるマ・ドンソク。
元ボクシングチャンピオンが教師になるギャップとか、UFOキャッチャーでクマさんのぬいぐるみを取る非常にキュートなシーンもあり、マ・ドンソク
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ソムニア 悪夢の少年(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

過去に問題を抱えた人物が多いけど説明臭くならないし、悪ガキが現れてもイジメなんかに尺を割かないし、養子を親の感傷に付き合わせてる流れに「虐待みたいだ」と指摘が入る鋭さもあって良い脚本だな〜と。かなり手>>続きを読む

シロメ(2010年製作の映画)

2.5

キャーキャーとビビり散らかすリアクションをここまで映しまくる構成は逆にすごい。
アイドル肝試しとしては納得だし、早見あかりからは目が離せず、白石作品らしい霊媒師やスッキリしない余韻は好み。