Kantokuさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

モデル連続殺人!(1963年製作の映画)

4.0

画が全編通してかっちょいい!最初のOPからこういうテイストで行きまっせという宣戦布告としてかましてくるのが良い。モデルがらみということでセットや衣装も豪華で自然と画がリッチやし、音楽も良い感じやし、中>>続きを読む

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.5

9つの命のうち8つを失ってしまった主人公の最後の命での冒険を描いた作品。人間ドラマでいう中年の危機を上手く翻案しながらも、8回の人生(猫生?)を生きた感じに何度もやり直す系のマルチバースっぽさも感じた>>続きを読む

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

グリッドマン ユニバースのユニバース観を本作を見るまではあまり感じてなかったけど、うまいこと書かれた脚本でユニバースの意味になるほどと感心させられた。そういう理屈っぽい面白さがありつつも、グリッドマン>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

筋書き的には主人公がバディと一緒に黒幕とその犯行動機を捜査していくミステリーサスペンスなんやけど、今作はなんかそういう紹介文で言い表しづらいパワーを感じた。演出とか画の2000年代っぽさのおかげか、現>>続きを読む

キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性(2012年製作の映画)

4.0

作られたのが10年も前ということで昨今のキャスティング事情はもっと複雑で重要なポジションになってる気もするけど、劇中でも語られていたようにアカデミー賞とかでも脚光を浴びてないことを鑑みるとまだ今でも見>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

「毎週違う怪人が異なる作戦でショッカーによる世界征服を目指す」を上手く現代風に翻訳したり、「〇〇博士の娘の協力で」を緑川ルリ子にまとめたり、ストーリー面はテレビシリーズから映画一本にする上でかなり上手>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

4.0

ヒーローアクション映画ながら、子供が大人のヒーロー姿になってるという前提があるので、そのオモシロ要素を劇中の笑いに変える場面も多々あって面白かった。続編で「ヒーローとは」と悩みがちやけど、今作のビリー>>続きを読む

スペシャリスト(1969年製作の映画)

3.5

西部劇では早撃ち対決のように個人同士の戦いに重きを置いていて、だから素性が不明なキャラでも個性は強いし、戦いがあれば基本は2つかせいぜい3つの勢力で戦うことが多いのかなと勝手に思ってたけど、本作は全然>>続きを読む

ロボコップ3(1992年製作の映画)

3.5

デトロイト市民を守るという使命がある限り、犯罪者もデトロイトを牛耳ろうと市民を襲うオムニ社もロボコップの敵であるというシリーズの集大成的な話やけど、犯罪者集団もオムニ社の傭兵たちもロボコップ相手じゃへ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.0

インドの英国植民地時代を舞台としたスーパーアクション英雄譚。主人公2人の運命とかアクションとか見てると、この2人はどこかの神話の世界から出てきたんじゃないかというくらいの凄さを感じた。尺は長いけど、ス>>続きを読む

ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…(2023年製作の映画)

4.0

普段のテレビで見るウルトラマンもええけど、やっぱり劇場で見るウルトラマンは格別ですなぁ。戦闘メカのCGに割と気合入れてるおかげでミニチュア特撮と合わさっても見劣りしないし、大画面でも粗が目立たないのは>>続きを読む

ロボコップ2(1990年製作の映画)

3.5

ロボコップという存在が知れ渡ったデトロイトを舞台にロボコップ対策をしている敵との激闘が見れるかと思いきや、ロボコップ対策は割と序盤ですらっと終わらせてラスボス戦があんな感じなのは結構解せぬ。ロボコップ>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.0

Filmarksの抽選で当たって完成披露試写会で鑑賞。割とすぐに量子世界に飛び込んでいくので、量子世界のビジュアルに気を取られて話入ってくるかなと心配してたけど、意外や意外スターウォーズの風味を感じる>>続きを読む

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.0

シリア国内の自由度の低いシステムとアートっていうグローバルな自由度の高いシステムとの間に立つことになった男の話。今回の話だと、両者は自由度に差こそあれ、共に人権を軽視できる側面があるっていう皮肉が面白>>続きを読む

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.5

90分以内というコンパクト尺ながら、なかなか楽しめるモンスターアクション。グレムリンとの戦いがあの手この手で色んなシチュエーションで見せてくれるのがとても良い。ストーリーは可もなく不可もなくと言った感>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.5

ダイナミックなアクションもドラマティックなストーリーも楽しめる北欧の神話チックな復讐譚。現代の物語だと運命や宿命から逃れる過程で主体性を取り戻す的な話も多い一方、本作は神話らしく真っ向から運命に導かれ>>続きを読む

キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

4.0

サメ映画には詳しくないけど、サメ映画の系譜というより日本の特撮に大きな影響を受けたサイコゴアマンなどに近い映画だと感じた。予算をCGではなく着ぐるみや小道具に振り切っているところが思い切りが良くて良か>>続きを読む

特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

4.0

特捜部Qシリーズは刑事物にしては重いし事件が残忍やけど、最後報われない展開じゃない印象でとても見やすい良いサスペンス。前作までは部屋に閉じこもって証拠とひたすら睨めっこしてた気がするけど、本作は現場シ>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.5

気軽に見れる不死身戦士系のアクション映画。設定も基本ストーリーも悪くないんやけど、途中チラッと出てくる原因不明ながら不死身という能力をどう世界で生かすか論が上手く本筋に絡められてなかったのが勿体なかっ>>続きを読む

ガン・シティ ~動乱のバルセロナ~(2018年製作の映画)

4.5

タイトルの通りバルセロナの世界大戦間の動乱を描いたハードボイルド作品。登場人物それぞれの思惑と所属する組織の目的とかが入り乱れる複雑な作品ながら、ストーリーと演出が噛み合ってるおかげか置いてけぼりを食>>続きを読む

ウェンデルとワイルド(2022年製作の映画)

4.0

良いダークファンタジーやった。CGかと見間違うくらいのヌルヌル動くストップモーションも好きやけど、こういうカクツキの残ってるくらいのストップモーションも味があって好きやし、演出のテンポ感にもあってるよ>>続きを読む

ジェイコブと海の怪物(2022年製作の映画)

4.0

今風な海の怪獣討伐譚。迫力あるアニメならではの怪獣バトルは序盤がクライマックスだったのでそこは少し肩透かしくらった感じ。丁寧に登場キャラクターと怪獣との交流を描いたところが好き。

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.5

クトゥルフっぽい雰囲気満載の静かなホラー風味のドラマ。何かに侵食されたエリアのビジュアルとかは良かったけど、もうちょいそのエリアの生物とのバトルとかが個人的には欲しかったかな。終盤の展開はゾクゾクする>>続きを読む

嵐の中で(2018年製作の映画)

3.5

タイムトラベル派生系にしてはSFよりもサスペンスよりの人間ドラマで、ドラマも個人的には弱くて少し期待はずれやったかな。終盤の伏線回収の感じは悪くなかったけど、それを受けてのラストは個人的にあんまり腑に>>続きを読む

アダム&アダム(2022年製作の映画)

4.0

ライアン・レイノルズのやるときゃやるけど普段は口の軽いアホっぽいキャラがどんな映画でも見れちゃうから食傷気味やったけど、過去の自分と出会ってそいつも同様のキャラってなると会話がまた面白くて最高やった。>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

4.0

美術泥棒をテーマにしたアクションコメディ。メインキャスト3人の絵的な豪華さのおかげもあってテンポ良く最後まで飽きずに見れる良作。本筋に全然関係ないけど、途中に仮面舞踏会のシーンがあって、その場でのドウ>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

ホラー苦手な人でも序盤の方を乗り切れば楽しめる良作。映像の見せ方も話の展開も上手で流石。

デイ・シフト(2022年製作の映画)

4.0

気楽に見れるけど、吸血鬼のお約束をしっかり守りながら独自の設定とかも抜かりない面白い映画やった。アクションシーンもカーアクションも凝っていて舞台のロサンゼルスを存分に浸かっていて最高やった。バディ物と>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.5

実話ということで全体的にじっとりと展開ながらそこまでダラダラ感は感じなくて良かった。ちょっと実話に寄り添いすぎたのか主要キャラが二人とも個性抑え気味だったのはもったいない気がした。

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

なんかわからんなぁをなんとなく楽しむ映画。主人公ら家族の嘘とホンマのこととよーわからんことがごちゃ混ぜの会話は面白かったけど、話の展開がそれをうまく盛り上げきれなかった気がした。エンディングのスタッフ>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.0

前回よりもミステリーとしてパワーアップしてて面白かったし、前作から引き続き登場する周りのメンバーに助けられながらも一人前に探偵業をこなすエノーラもカッコよく描かれていて良かった。また続編やって欲しい。

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.5

まともに見る初めてのピノキオがこれで良かったなとつくづく感じられる良作やった。おとぎ話らしい善い人には幸せが訪れ、悪い人は報いを受ける展開が全然説教臭くなくスッーと入ってきたし、コロナで以前より身近に>>続きを読む

トロール(2022年製作の映画)

5.0

北欧から来た怪獣映画界のダークホース。予告映像も最高やったけど、実際見てみてそのイメージに違わぬ良クオリティの怪獣映画で最高やった。ゴジラキングオブモンスターズにも劣らない映像、シンゴジラばりのリアル>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

本格ミステリ風でありながら本格ミステリでなくどちらかというとコメディらしいという前作の特徴をパワーアップさせた作品やった。ミステリとして見ると肩透かし食らうけど、コメディとして見るとおぉしっかりしてる>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

4.0

こんな感じのアクション見たかったな〜って感じのちょうどいいアクション。設定とかストーリーは007とミッションインポッシブルとジェイソンボーンとかが混ざりまくってるけど、舞台とそこでのアクションがきっち>>続きを読む

地下聖堂の怪物(2021年製作の映画)

2.0

強いて言えばホラーコメディというジャンルになりそうやけど、自分好みじゃ全く無かった…映像こそ綺麗やったけど、なんか色々お粗末というかなんというか。