Kantokuさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

僕はナポリタン(2014年製作の映画)

4.0

ハリウッドでも全然使えそうな脚本の警察コメディ。コネ入社ダメ主人公の素直な成長譚やけど、途中途中のミニエピソードが邪魔じゃなくて面白くて良かった。ナポリ弁が関西弁なのは良かったけど、字幕2、3行とかに>>続きを読む

吸血鬼ゾラ(2000年製作の映画)

3.5

真面目さと不真面目さが両立している不思議なB級映画。極悪って感じじゃないけど生きるために普通に人の血は吸うよってスタンスの吸血鬼が現代風で面白かった。語り部的なヤクチュウの女性もおもろい。

マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.5

狂気の作り込みがなされたストップモーションで理解不能なストーリーのディストピアものが展開されて、見ている間中ずっと脳がパニック状態だった。見る麻薬と言っても差し支え無さそう。

ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.5

過去作や今後の作品への繋がりを匂わせつつも単体でババーンとド派手に楽しませてくれる作品だったので最高。あと、マンオブスティールから続いてるDC伝統(?)の高速移動描写もCGのクオリティが上がっている&>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.0

作品のメッセージはわかるけど、なんか語り口が個人的には合わなかった。即興性の高いジャズと人生との対比は面白い。

マーヴェリック(1994年製作の映画)

3.5

コミカルな西部劇アクション。ガンマンではなくギャンブラーが主人公というところがコミカルな作風にピッタリで良い。

ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

4.0

シネマティックユニバース化して見れなくなりつつあるヒーロー映画の2作目っぽさ満載で最高だった。

ディアボリック(2021年製作の映画)

4.5

イタリア映画祭の時に知って見たいと思っていてマネッティブラザーズ特集上映でようやく鑑賞!コミック原作で60年代が舞台の怪盗ということで007らしい基地とギミックとかルパンらしいどんでん返してくる計画と>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

Filmarksで当選した完成披露試写会にて鑑賞。前作の主人公ティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマン氏が亡くなってからの続編という珍しい作品だが、彼への追悼そして彼からの継承というテーマが悲観的に>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

言ってしまえば長めで豪華な新キャラ参戦ムービーなんやけど、モンスター系のマンシングとウェアウルフががっつり見れて個人的には楽しめた。特にウェアウルフがガッツリ狼顔ではなくてユニバーサルホラーシリーズの>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

5.0

東京国際映画祭にて鑑賞。
ええドキュメンタリーやった。自分はベタな荒野シリーズとかジュゼッペ・トルナトーレ作品くらいでしかエンニオさんの音楽は知らなかったけどめちゃめちゃ面白かった。監督とか俳優の特集
>>続きを読む

コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.0

(映画の中の出来事としては)なんて事のない1件の殺人から裏に潜む大きな話が浮き彫りになっていく様子は面白かったし、最後は少し考えさせられる話で締められるバランス感も良かった。主人公と被害者との生前の関>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

原稿を流出させた犯人は誰かというミステリーとその犯人を見つけ出したい人物による密室サスペンスが絶妙に噛み合って話が進んでいくのが面白かった。劇中に緻密に散りばめられた手がかりをヒントに犯人がわかるタイ>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.5

ちゃんと現代版インディージョーンズと言える出来でおもろい。市街地での宝探しやラストのアクションシーンは、ファンタジーなら理由なく実現できる画を現実感がなくならないようにきちんと理由づけされていて、画と>>続きを読む

アイス・ロード(2021年製作の映画)

4.0

氷上を舞台にした現代版”恐怖の報酬”ながら、ノワール感をなくす代わりに最近のリーアムニーソンらしいスカッとしたアクション要素を散りばめられてて、尺も短くさっくり見て楽しめる快作に生まれ変わってた。

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.5

新世代が初代ゴーストバスターズの装備を受け継いで復活した悪と戦う快作。昔の装備は徐々に引き継がれて最後フル活用される様子は見てて楽しかったし、初代と2を撮った監督の息子が本作を監督していると言うのもあ>>続きを読む

ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.5

前作の功績があまり認められなかった主人公らが新たな脅威に立ち向かうべく復活を遂げていく(?)感じの王道な続編ストーリー。コメディ軸メインなので楽しく見れる要素は多いけど、前作ほどの特撮的な見どころは少>>続きを読む

グレートウォール(2016年製作の映画)

3.5

万里の長城を舞台にしたあっさり見れるモンスターファンタジーアクション。モンスターのCGは申し分ないし、行動原理とか生態とかもしっかり描写されてるのが良いところ。人間ドラマはほぼないに等しいけど、傭兵と>>続きを読む

(1954年製作の映画)

4.0

感情移入するところは一切ないのに、見終わってジーンとさせられるのはやっぱ名匠の技なのかねぇ。ジェルソミーナの所作が良かった、特に修道院の別れ際。

モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.5

事前情報のおかげで期待値を下げてみたせいか意外と楽しめた。尺の割に良いと思えるシーンが少ないわけではないがどれも短かったのが残念。ボス級モンスター全般の登場シーンはしれっと急襲してきたりせずに、ゲーム>>続きを読む

湿地(2006年製作の映画)

3.5

全編通して寒々しく暗くて陰鬱な感じが北欧サスペンスらしさ満載でとても良い。サスペンスで刑事のプライベートのシーンが入ると家族や友達が巻き込まれる予兆みたいな見方をしてしまいがちやけど、本作の事件とは独>>続きを読む

エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)

3.5

ワンシチュエーション巻き込まれ良質サスペンス。ハラハラ感は最後より途中の方があったけど、脚本がお上手で終盤の展開は見もの。

人生、ブラボー!(2011年製作の映画)

3.5

主人公の愛すべきポンコツ感の出し方がめちゃ上手で、よくいるポンコツキャラには多少イラッときちゃうことが多いけど今回は珍しく全然イラつかなかった笑。実話をもとにしてるとのことやけど、いきなり100人単位>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.0

結末がわかってるからこそ、何が最後のきっかけになったのかが気になってハラハラする珍しいタイプの良質なサスペンス。題材が題材なのでポリティカルな要素はもちろん多いけど、同志だった大統領の女房役だった主人>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.5

タイムパトロール系と聞いて視聴。脚本はお上手な感じだったが、ストーリー的にはSFドラマのオムニバスの1時間程度の一編としてくらいが個人的にはちょうど良さそうに思えた。セリフとか構成が凝られているところ>>続きを読む

わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ(2019年製作の映画)

4.5

第二次世界大戦付近のトルコを舞台にしたフィルムノワール感の漂うスパイサスペンス。ただ登場人物がそもそも連合国と枢軸国の大使館にそれぞれ勤めてるから、事態が大きくなるのも当然というのが普通のフィルムノワ>>続きを読む

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.0

イスラム社会での女性の生きにくさを描きながら、その困難の中で出会った主人公らを描いた暖かい人間ドラマ。主要な登場人物が少なく、彼女ら以外は名前もないモブとしてしか登場しないからこそ、世間vs彼女らの構>>続きを読む

メリエスの素晴らしき映画魔術(2011年製作の映画)

4.0

以前に見たモノクロ版と段違いで映像が綺麗やったし、細部までハッキリ見れて本当に素晴らしかった。断片的に知っていたジョルジュ・メリエスの話も通して聞けて良かったし、復元のストーリーの復元に関わった人々の>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

近年流行りのマルチバースものの一作だが、マルチバースという題材を最もうまく調理した作品だと思った。序盤の展開が終わると、あとは猛スピードでラストまでアクション満載で駆け抜けていく娯楽作かつストーリーで>>続きを読む

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.0

アメコミ文化じゃなくて最近のアメコミ映画文化をパロった良作ヒーロー映画。マーベルとDCを一通り見てれば楽しめるほどのパロディ具合なものの、パロディ要素がきちんと元作品の芯を捉えてるからコアなファンでも>>続きを読む

ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

4.0

ストーリーがスッキリした最近のアクション見たいなと思って見たらバッチリだった良作。スーパーヒーロー、アクション映画は多数あるけど、良質なファンタジーアクションは少ないからこういう作品はありがたい。スト>>続きを読む

キングコング2(1986年製作の映画)

2.5

前作同様着ぐるみのコングで表情は良かったけど、ラスト10分以外は見せ場が無さすぎてしんどかった(ラストも強いて言えばレベルの見せ場)。リンダ・ハミルトンがターミネーターシリーズほどではないけど頼り甲斐>>続きを読む

キングコング(1976年製作の映画)

3.5

コング周りのストーリーは初代とあんまり変わらずだったが、ストップモーションから着ぐるみで切り替わって顔の表情が豊かになったのか、コングの温和な表情と怒りをむき出しにした表情とがキリッと切り替わっていて>>続きを読む

南部のささやかな商売(2013年製作の映画)

4.0

世間体だけは最低クラスのメンバーが集まって作り上げた最高に前向きになれる隠れた秀作。一般人の送る一般的な生活からかけ離れた生活をする登場人物のキャラの濃さがお互いの良さを邪魔することなく、ギトギトにな>>続きを読む