一休さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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タヌーはマヌーと結ばれる(2011年製作の映画)

4.5

この頃、変態界なんかでも『一期一会』なんて言葉をよく耳にするようになったが、人と人の出会いがネット経由での場合が多くなって、実際に顔をあわせてから長く付き合うという事が稀になった事に対するカウンターア>>続きを読む

マッド・ナース(2013年製作の映画)

5.0

ポスターを見た時には「題名はアレだけど、コミカルな映画なのかな?」と思って観に行ったのが、2015年冬のヒューマントラストシネマ渋谷であった。
おどろおどろしく始まった映画は、イロっぽい姉ちゃんナース
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

5.0

世の中には不思議な人がいて、その人がいると何故だか人が寄ってくるとか、店が混むとか、みんなが弾けちゃうとかいう人だ。
歴史的に言うと、漢の高祖・劉邦なんかは、地元の酒場に入ると何故だかそこに人が集まる
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劇場版 マジンガーZ / INFINITY(2017年製作の映画)

2.8

他の映画を観に行って、東映まんがまつり以来の『マジンガーZ』映画の宣伝を見て、「これは、観に来なければ!」と思っていたのだが、頼みのTOHOシネマズ府中ではMX4Dでしかやってない。
ドタバタのコケ脅
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

5.0

2010年、エイプリルフールの4月1日も、もちろん映画ファン感謝デーだったので、ネット上で「今日、オイラのうんちく奴隷になりたければ新宿に集合」と言ってみたのに、誰も手を挙げないという事は、嘘発言と思>>続きを読む

ボローニャの夕暮れ(2008年製作の映画)

4.8

物心付いた頃から映画漬けだったオイラは、映画解説者といえば第一に故淀川長治さんがいるのであるが、その淀川さんが引っ切りなしに賞賛していたのが、チャップリン映画とイタリア映画であった。
チャップリンは1
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半次郎(2010年製作の映画)

5.0

確かこの作品を観に行った10年ほど前、2000年頃だったか、榎木孝明が徹子の部屋に出た時、「今、どうしても映画として作りたい題材があるんですが、大手は乗ってこないので、自分で何とかしたくて頑張っている>>続きを読む

実録・阿部定(1975年製作の映画)

4.6

すっかり体調を崩してた2012年の4月、やっとこ身体が動くようになって、「さぁ、どの映画を観に行こうかな...。」と、よく行く映画館の上映予定を検索していると、渋谷の怪しい通りにあるユーロスペースで、>>続きを読む

ダーク・シャドウ(2012年製作の映画)

5.0

自分が観ようと思ってた映画を、友人が先に観て感想を言おうとすると、M女にもしたことが無い拘束プレイをする一休です。(´・ω・`)ノ
ティム・バートン監督とジョニー・ディップが8度目のタッグを組んだと宣
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キャリー(2013年製作の映画)

5.0

身体中ヨレヨレで、齢96歳と言い張っているオイラが、つい再就職しちゃった4年ほど前、12年ぶりに連絡が来た女子から、「確か映画に詳しかったですよね。何か映画につれて行って下さい。」的なメッセージが来た>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

5.0

作る側はB級、C級のつもりだったのに、あまりにもヒットして超A級作品となってしまった映画が多々ある。
【スター・ウォーズ】や【ターミネーター】みたいなやつだ。
この【キック・アス】も明らかにそんな
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キングスマン(2015年製作の映画)

5.0

映画評を見ると、辛い点数をつけている人がいるのだが、この映画は、かの、B級のつもりで作ったのに特A級になっちゃった【キック・アス】を監督したマシュー・ヴォーンの作品なので、面白くないわけがないと、想像>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

5.0

この映画を観た日本人の間では、「一人ダッシュ村」とか「火星ダッシュ村」とか言われているように、たった一人で生き続ける事と、仲間との絆をメインテーマにした、日本人には深い馴染みを感じさせる作品であった。>>続きを読む

レディ・ガイ(2016年製作の映画)

5.0

2018年、一発目の映画は【レディ・ガイ】にした。
新宿シネマカリテでは、今日が公開初日である。

人ごみで劇場へ着くのがちょっと遅くなってから席に着くと、客層は同世代のおっさんたちばかりだ。
ミシェ
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

5.0

【月に囚われた男】を観に行った時に、宣伝をしていた作品だ。宣伝を観ていると、ロシア語とフランス語で劇が進んでいるようだったので、アメリカ語嫌いでヨーロッパ語好きのオイラには最適な映画だと悟った。
5月
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

5.0

昨今、どんなストーリーの映画にも恋愛を絡めなければ気が済まない展開が多くて、せっかく良い設定のSF映画も恋愛がらみのシーンでテンポが崩されたりすることも多々ある。
先年公開されたバンパイヤモノの【ト
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ふたたび swing me again(2010年製作の映画)

5.0

小学校5年の時に、父親に【ザッツ・エンタテインメント】に連れて行かれ、映画に取っての音楽とダンス・ステップの大事さを感じ取ったオイラなので、それ以後に観た映画では常に音楽を感じ取っていたつもりだ。 >>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

5.0

今や日本は、アニメや特撮のヒーローモノの一大発信地となっているが、その創造先駆者であった石ノ森章太郎氏は、明らかにマーベルコミックのヒーローにインスパイアを受けていたという事に反対する人は少ないと思う>>続きを読む

恐怖新聞(2011年製作の映画)

3.8

物書き時代のオイラは、基本的に365日24時間体制なので、昼間に遊んじゃって、夜から翌日の朝まで仕事机に向かってたりする事が多々ある。
そんな深夜を過ぎ、夜も明けようかという時刻になるとガチョンと音
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ランナウェイズ(2010年製作の映画)

5.0

オイラの前の世代は、エルビス・プレスリーからビートルズに移行して、ロックの途についた時期であったのだが、オイラ自身は同じくイギリスから出たクィーンにハマっていたものだ。しかも、サイケからハード、そして>>続きを読む

リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

5.0

アクション映画好きの母親の影響で、子供の頃から西部劇を観まくっていたオイラは、当然の如くにジョン・ウェインの映画も大好きだ。
そんなオイラの好きなジョン・ウェインは、いつも正義のヒーローなので、ラスト
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電人ザボーガー(2010年製作の映画)

5.0

オイラが子供の頃は、特撮ヒーローモノといっても、今のようなCGがあるわけでもなく、とことんギミックと撮影マジックの出来で、少年たちの妄想を掻きたてるのが主になる番組作りであった。
草分けといえば、も
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サルトルとボーヴォワール 哲学と愛(2006年製作の映画)

5.0

この映画を観終わって、この時連れて行ったうんちく奴隷に、「結婚ってどういうことなんですかね?」と聞かれた。
オイラの意見として、「結婚するということで役所に書類を提出する制度は、単なる税制だよ。好きな
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リアル・スティール(2011年製作の映画)

5.0

俳優は個性的であればあるほど、「この人以外に考えられない!」という当り役があったりするものだ。有名な所では、初代007/ジェームズ・ボンド役を演じたショーン・コネリー、ドラキュラ伯爵を演じたクリストフ>>続きを読む

アーティスト(2011年製作の映画)

4.8

子供の頃からあらゆる映画を観て育ったオイラなのであるが、映画の他にも落語や漫才、藤山寛美さんの松竹新喜劇や吉本新喜劇も大好きで、よくTVで見ていたものである。
それらを見ていたオイラが気が付いた事のひ
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バッド・ティーチャー(2011年製作の映画)

4.6

常にリスク軽減方向の毎月1日の映画ファン感謝デーなのであるが、今月も【バッド・ティーチャー】という映画でリスク軽減をはかることにした。
リスク軽減という割りには、キャメロン・ディアスが主演のお色気満載
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クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち(2011年製作の映画)

5.0

非常に気弱なオイラは、海外に行っても、仕事ならば仕事場とホテルの往復しかしないし、プライベートだとしても鉄道と食い気しか追究しないもので、色気を求めるなんてことは殆ど無いに等しい。
そんなオイラでも、
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ゴッド・ブレス・アメリカ(2011年製作の映画)

5.0

この映画を観に行った2012年8月当時、「絆」とか「がんばれ日本」とか言いながら、日本人は、2011年3月11日の東日本大震災を忘れるだろう事は必須であると感じていた。
しかも、きっと、十数年後には被
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アイアン・スカイ(2012年製作の映画)

4.5

世の中には『バカ映画』というカテゴリーがあって、悪友たちとのバカ話の中で出たトンデモ設定をそのままチープに映像化したものがそうだ。
【フレッシュ・ゴードン】とか【魔鬼雨】とか【アタック・オブ・ザ・キラ
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ぼくたちのムッシュ・ラザール(2011年製作の映画)

5.0

つらつら思い返してみると、引越しは17回、通った小学校は6校、中学校2校、高校1校、大学2校と、すっかり根無し草人生のオイラなのだが、それは自ら求めたり、自業自得であったりするオイラの様な場合の人と、>>続きを読む

屋根裏部屋のマリアたち(2010年製作の映画)

5.0

1960年代、いまだ第二次世界大戦の傷跡が残るヨーロッパでは、各国とも産業の復興もままならず、ましてや台頭していた軍事政権がやっと倒れたばかりの国もあった。そんな中、戦禍にはみまわれたが、国体は保った>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

【最強のふたり】という映画は、その半年ばかり前に宣伝映像を観たときから気になっていた映画である。
ネットで事前情報を検索してみると、首から下が麻痺した富豪とその介護をする粗野な男の話らしい。

自分を
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白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

4.8

痩せぎすで、口が大きくて、10月生まれだからド変態に違いないジュリア・ロバーツは、出演映画で常に浮いている存在であることは間違いない。(ムチャクチャ)
そんなジュリア・ロバーツが、太平洋戦争前にディズ
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