Redick4さんの映画レビュー・感想・評価

Redick4

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アメリカの友人 4K レストア版(1977年製作の映画)

4.4

ロビー・ミュラーの撮影をひたすら楽しむ超雰囲気映画。ミステリーというよりは、映画内映画。ただ、『パリテキサス』と比べてこちらはドイツでアメリカンノワールをやろうとしたヴェンダースには好感がもてる。

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.8

もう少し詰まった編集だったらより面白くなるのではないだろうか。

マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

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謎にジョナサン・デミ味があって、彼が撮ってたらもっと面白かったんじゃないか。ニコラス・ローグは芝居よりも物語のトーンを撮る人という印象。あと、役名には直接的な人名は登場してないのでこの邦題つけたやつは>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

ようやくノーランがちゃんとした映画を撮れることを証明した。『インセプション』を筆頭に客観的な視点から物語世界を作るセンスは皆無なノーランだが、本作はオッペンハイマーとストローズの二視点から一人称的に物>>続きを読む

No.10(2021年製作の映画)

4.4

前半ソープオペラみたいなどうでもいい話が延々続いてしかもそこが面白いのだが、話が展開しても一貫してくだらなさが持続している本作はとても素晴らしい。こういう雰囲気の作品は話をぼかしたりあえて難解にしたり>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.5

白人・男・作家という主人公の設定はあまりに現代では標的になってしまう。本作はその通りに進む。人間には常に比較対象としての階層が存在し、本作も一見貧富の差を真っ向から描いているように見えるが、複製された>>続きを読む

岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.8

同じような話を繰り返す脚本構造のため観ていてかなり気乗りしないが、主演2人の芝居はとても良い。

殺人捜査(1970年製作の映画)

4.3

とても面白いのだけど撮影の癖がかなり強く観ていて疲れる。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.2

撮影は交霊シーン以外が単調であるのが残念だが、脚本はよく練られていて尺も丁度いい。

(1968年製作の映画)

4.0

「死体が腐ってしまう」という台詞を20回くらい連呼するところは爆笑した。全体的にエンタメとしてしっかり成立させた作りが巧み。

ドミノ(2023年製作の映画)

3.9

全体としては中々頑張っているけど前半部がフリのためとはいえ下手くそな映像に付き合わされるのはいただけない。

12日の殺人(2022年製作の映画)

4.3

地味な見せ方をする映画ではあるが、『刑事マルティン・ベック』のような刑事の生活を丹念に描く作風で滋味が深い。また、ロケーションと撮影がとても綺麗で、旧来の刑事ものの要素を踏襲しつつ現代社会の男女間の問>>続きを読む

ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

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ブロッキングの範囲が広すぎる異常なカメラワーク。それでいて芝居が窮屈そうじゃないのが本当に凄い。

サスペリア・テルザ 最後の魔女(2007年製作の映画)

4.3

異様に話の早いウド・キアを筆頭に、本作には無駄なためがなく次から次へと見せ所を持ってくるのでテンポが良い。魔女たちが空港にやってくるところなんかは素晴らしいテンション。

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

4.2

駄作過ぎて逆に好き。話のアイデアや配役は悪くないのに、無駄にアクションシーンを入れるのとその見せ方が下手過ぎて作品の方向性を見失っている。若干アルジェント映画っぽさを感じたし、ジャッロに全振りしたら傑>>続きを読む

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