JTKの映画メモさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

JTKの映画メモ

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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.0

容赦ないグロ描写が最初こそ新鮮だったが、それも慣れてくるというか飽きてくる。筋立てもシンプルなだけで別段捻りも工夫もないんで殊更。
目に挿入には笑った。いや笑っちゃいかんのだが。(笑)

もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

4.5

これは良かった!
正直、中盤以降まではつっまらん映画と思っとったんだが…。
そういうことか、と気付いたのは一緒に観ていた嫁の方が早かった。

星新一のショートショートや古のSF小説の傑作を彷彿とさせる
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

わし好みの終末映画。
一般人が不死身のヒーローみたく活躍し地球を救う、みたいなヤツじゃなくて、普通の人たちがわけわからんうちにジワジワと非日常に巻き込まれホントに世界が終わってしまう(だろう)、という
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アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

4.0

稀代のエンタテイナー、アントニオ猪木のドキュメンタリーにしては諸々お粗末だとしても、おまけのように映し出されるVSベイダー戦や原悦生の鬼気迫る猪木の写真を見るとグッと込み上げてくるものがあった。

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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.5

地味でナイーヴな「スケアクロウ」と言うべきか。
いや、めちゃ褒めてます。
前半ちと退屈だったがジワジワと加速する面白み。
頭とケツが繋がって、地味で滋味深い友情物語+BLみ。
めちゃ良かった。
マナー
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クロニクル(2012年製作の映画)

3.5

なかなか面白かった。
なんちゅうか本中華。
ハッパフミフミ。
ゲバゲバ90分。
(笑)

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

ジェマが賢いのかバカなのか、ちとイライラしたが、エンタメとしてクォリティ高くて面白かった。
ミーガン、チャッキーと楳図かずおのタマミを思い出したよ。

Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

惜しい!
めちゃ好みの変態な世界観なんだが、ランティモスやレフンにあるホンモノの変態感がないんだな。
なので無理くりミステリーな落とし所にせざるを得ないし、バリー・コーガンに頼りすぎなとこもある。
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スローターハウス・ルールズ(2018年製作の映画)

2.5

マーゴット・ロビーがチョイ役で出とったとこ以外は別段いいとこなし。
女生徒は可愛かった。乳のひとつでもほり出しとったらまー少しスコア上がったが。(笑)

てか、今年最後の映画がこれ?(苦笑)

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

主人公ブリジットには、ガサツすぎるし諸々自業自得なとこあるんで共感は出来んし、女性の生き辛さも前面に出てたんで、最初は"うーん"な感じだったが、子供フランシスと接するうちに、ブリジットも観てるこちらの>>続きを読む

デビルズ・メタル(2015年製作の映画)

2.5

嫁のリクエストで観てみたが、あんまりオモロない。
音楽は映画より好きだが、ヘヴィメタは唯一苦手なジャンルだしよぉ。

テレフォン(1977年製作の映画)

3.5

まあまあ面白かった。
ブロンソンがKGBのエージェントだと。
うーん、マンダム。
ラロ・シフリンの音楽にはテンション上がったな。子供の頃観たアクション映画の多くはラロ・シフリンの音楽だった。
うーん、
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永遠の人(1961年製作の映画)

4.0

木下恵介監督、悲劇も得意なんだな。
ドロドロの愛憎劇。
わしが木下恵介を観たい理由であるところのBLみは皆無だったし辛すぎるストーリーであるにも関わらず一瞬も目を離せない完成度。
さすが、当時黒澤明と
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黒いチューリップ(1963年製作の映画)

3.0

ふつう。
ドロンの綺麗なこと。
「山猫」と同じ年に撮ったんだと。
70㎜フィルムの映像は粒子がきめ細やかで綺麗ですな。

お嬢さん乾杯!(1949年製作の映画)

4.5

めちゃ良かった。
木下恵介監督作品を何本か観てきて、恥ずかしながらやっとわかった。この人も同時代の黒澤、小津、溝口と並ぶ映画の天才だわ。
脚本も演出も木下恵介だが、筋立ても画も抜群にいいんだな。頗る映
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インテリア(1978年製作の映画)

3.0

多分再鑑賞。
軽さもコミカルさもないウディ・アレン異色作。
暗い。
悪くはないが。
似合わない服を無理して着てる感じ。

この天の虹(1958年製作の映画)

4.0

今更ながら木下恵介監督作品めちゃいい。
まず脚本がいいのでドラマとして質が高く、今作のような群像劇となると抜群に巧い。
でも、わしが最も気に入ってるのは、表テーマに隠れた裏テーマともいうべき滲み出て溢
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

とてつもなく良かった。

観終わった時、もうヒラヤマさんに逢えないと思うと凄く寂しかった。

平日のシネコンなのに最前列以外は満員。しかも中高年と老人のみ。何だこれは。
観てわかった。
ヴィム・ヴェン
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緯度0大作戦(1969年製作の映画)

3.0

チープすぎる人造動物が微笑ましい奇天烈特撮映画。
まあまあ面白かったよ。
「サインはV」の中山麻里出とった。「傷だらけの天使」や「限りなく透明に近いブルー」でも巨乳ほり出しとったような。

あさひなぐ(2017年製作の映画)

4.5

嫁(わしも)が西野七瀬のファンなんで、どうせアイドル映画だろうと半ば小バカにしながら見始めたら、なんかめちゃめちゃハマった。結構ウルウルきたし。
当然、みなさん可愛いし綺麗で、特に白石麻衣の美貌は息を
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カトマンズの男(1965年製作の映画)

4.0

「リオの男」に続いてド・ブロカ×ベルモンドの冒険活劇2本目鑑賞。
屈託がなくて能天気なドタバタコメディ。あっぱらぱあ。
ベルモンドの何気に命懸けのアクションも軽妙で楽しく、観てて身も心も軽くなる。たり
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

2.0

このドキュメンタリーが誰の意志によって作られたか知らんが、ビョルン・アンドルセンを『「ベニスに死す」によって運命を狂わされた悲劇の美少年』にしたがってるし、肉親さえそう思いたがってる。
わしはそう思わ
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アリスの恋(1974年製作の映画)

5.0

めちゃめちゃ良かった。
心が温かくなった。
スコセッシもこんなハートフルな映画撮ってたんだな。
てか、観るの2度目。
「タクシードライバー」よりもっと子供なジョディ・フォスター出てきて気がついた。
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雁の寺(1962年製作の映画)

5.0

川島雄三ベスト3に入りそう。
めちゃ良かった。
脚本、撮影、キャスティングなどなど、映画を司る全ての要素のレベルが高いが、中でも編集がお見事この上ない。リズミカルでテンポよくグイグイとのせられる。「カ
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ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

4.0

超久しぶりの再鑑賞。
この頃のパニック映画って前置き長いのがデフォだったんでダレはしたが、CGではなく実際に8万人の群衆を使った後半のシーンは迫力凄まじく手に汗握るスリリングさ。天晴。カッポレ。アンド
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

それで成り立っとる映画だもんで身も蓋もないが、やはりちーとベラベラベラベラ喋りすぎ。
それを除けば(除きようがないが)、なかなか良かったよ。
終わり方は凄く良かった。

相変わらずジュリー・デルピーは
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.5

「汚れた血」で初めてジュリー・デルピー見た時は、ジュリエット・ビノシュそっちのけで目が釘付けだったの思い出した。
めちゃ可愛い。

で、この映画。
観始めは、会話劇主体でカメラも演技も自然な抑えめの演
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夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

4.0

レオーネの西部劇に出てくる男たちや風景は埃っぽくて薄汚れた画なんだけど、"ションションションション"というモリコーネの印象的な音楽とともに、だんだん美へと変わってくるというかね。映画の美。
いつものガ
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地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

5.0

【過去鑑賞】
配信にも入ってこないし大昔に一回観たきりなんで殆ど憶えてないが、ヴィスコンティの中でもデカダン度は最も高かった印象。

日本橋(1956年製作の映画)

3.0

流石市川崑。画は相変わらずスタイリッシュ。タイトルバックの書体や空きのデザインにも拘りを感じる。
でも、ストーリーはネチネチシクシク鬱陶しい。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

2.5

ギャスパー・ノエも還暦。
扱うテーマやそれに連れて映画スタイルが変容するのはわかるしクリエイターとして当然だとも思う。
テーマは"老いと死"。
映像スタイルはこれまでのファンタジックでドリーミーですら
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

4.0

初公開時以来の再鑑賞。
やはり前作を上回る続編は滅多にないわけで。この作品も例外ではなかったがクソ面白いのに変わりはない。
タランティーノ最高。新作が待ち遠しいわ。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.5

初公開時以来の再鑑賞。
ヤッチマイナー。
痛快無比。巫山戯とる。最高。
好きがクソ伝わる。映画愛。
何の思想もメッセージもなく突き進む清々しさよ。
最新作「ワンス・アポン〜」では、これに情や懐の深さが
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満員電車(1957年製作の映画)

3.5

コミカル風刺劇。
女っけまるでなく、発狂、キチガイ連発で笑えた。
カルト映画だがや。(笑)