Junさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Jun

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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.1

前情報が完全にない状態で鑑賞し、話が進むにつれロマンス寄りのミステリーかなぁと思っていたけれど、最後まで観ていくと完全なロマンス映画。ロマンス自体は好きなんやけど、構築される人間関係と、そこから生まれ>>続きを読む

ドラえもん のび太の宇宙開拓史(1981年製作の映画)

2.7

中々ストレートに社会風刺的な発言をのび太とかドラえもんがしてて、その上ちょっと世の中に諦めかけている感じの投げやりなニュアンスが不思議でおもしろかった

内容はそこまで中身が詰まってるわけではないけど
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーとしては締めがスッキリしないもので、そこまで積み上げてきた展開の意味が些か弱くなってしまう印象。

とはいえアート色強めのホラー映画としてはめちゃくちゃ好きではあったなぁ。4人の男が例によっ
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オーディション(2000年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

最近ハマっているジャンルの良作にまた出会ってしまった感じ。

グロいし怖いし適度に分かりにくいし、好きになる要素がてんこ盛りな一作。

妻を亡くした主人公の終始良い父親でいることや、直向きな性格があた
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.8

6月に入る直前の時点だけれども、おそらく2022年最高の映画であったと言い切ってもいいクオリティの素晴らしい作品。

起承転結がしっかりしている上に、メリハリのあるアクションシーン、最高に下品なコメデ
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エクソシスト(1973年製作の映画)

-

ちょこちょこうつらうつらしながら観たからなんとも言えんけど、設定の根幹のキリスト教色が強すぎてあまり面白さを見出せなかったかな。制作年代を考慮すると革新的な物が多かったんやろうけど、今から観るとなると>>続きを読む

ラバー(2010年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしいアート映画

これは創作だとメタ表現を交えることで現実と創作の境界が曖昧になりつつも、タイヤはその境界を無視し殺人を繰り返す。

そして終盤監督にシーンのダメ出しをする一人の観客、ラストでは
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.3

いわゆる倦怠夫婦モノにカテゴリ分けはされるけど、そこに留まらない広がりを持つ映画。

旦那家族の薄っぺらい幸せの押し付けによる様々な形での抑圧、そして周りの誰にも理解されない孤独感から来る恐怖。この隔
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ジュニア(2011年製作の映画)

3.9

RawとTitaneを観てJulia Ducoirnauの作品観に惚れ込み一作目の今作も鑑賞。

ボディホラー表現が本当に突出して素晴らしい上に、それを通して女性の肉体的成長を表現しているシリーズ。次
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.4

面白かったけども終始観てて下腹がモヤァっとする映画。なんかこういたたまれなさ、痛々しさずっと続く映画やったねぇ。

肉体と精神の変容のショッキングさを基軸に静かな恐怖感を常に与えてくる作品やった。とは
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

あまりホラー映画観ない自分が言うのもなんやけど、もしかすると今まで観てきたホラーの中で一番怖いかも。

カニバリズムを緩やかに入れていくことで静かに、しかし着実に本能の枷が外れていき、それによって制限
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ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

4.0

倫理観とか大人の介入とかをひっくるめた常識をとことん排除した、登場人物にはもちろん、脚本家に対するご都合主義的展開。んなアホな!!ってシナリオがやのにめちゃくちゃ面白く成り立っているこの不思議なバラン>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

映画の感想云々以前に、スパイダーマンの最後に出てきたストレンジはどこいったん???

まぁあるわけ無いやろうけど、実はスパイダーマン、ないし今作はマルチバースの出来事でした〜的なやつなんやろか。まぁマ
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.6

ダイアナ妃の話やから、亡くなる頃とかの話なんかなぁ、と思って少し期待値低めで鑑賞。

クリスマス前後の数日間にフォーカスして、伝統と人間関係によって自由を徹底的に制限された環境で感じるストレスをこれ程
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

淡々と描かれる救いのなさ、なんとも言えない悲しさ、虚しさを最後まで続けていく作品。

借金返済ができない場合は刑務所に入るって、なかなかハードなシステムやねぇ

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

メッセージ性がはっきりしている素晴らしい映画。終始簡潔な作りでかつ物語に抑揚があり凄い楽しめた一作。これは誰かにオススメして一緒に観たい。

まぁそりゃ唾入りのコーヒー飲む男にロクなやつはおらんよ😌

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.7

終盤のツイストのところで終わっても良かったかもなぁ、と思う終盤が蛇足に感じた一作。
いささか長く感じた気もするけれど、非常に良い作品ではありました。男尊女卑社会に切り込む映画作品。こういう作品から自分
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

4.6

登場人物、特に主人公のシュールとも言える言動に何度も笑わせてもらった。いい映画です。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.9

中盤まではこんな非現実的でご都合主義な物語を見せられても、、という感じやったけど、いつの間にか終盤のロンドンを駆け回るシーンでは気持ちが高揚していました。
Notting Hillはまだ行ってないので
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.3

男性優位社会はクソ!というかバランスの悪い社会はイカンですね。
非常に胸糞の悪くなった映画やけど、逆に言うと表現力の高さ、3人それぞれの違った視点から描くことによってより強調される気持ち悪さに脱帽でし
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.5

キングスマンと言えばガジェットなのに第一次世界大戦時じゃあテクノロジーもクソもねぇわなぁ、と少し期待値低めで観に行ったけど、流石流石Matthew Vaughn監督。アクションシーンが光る光る。過去二>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高の一言に尽きる。

歴代スパイディの登場シーンとAndrew Garfieldのキャッチのシーンで、劇場全体が大絶叫。公開3日目やったのも、特待シアターやったのも全ての条件が揃っていた最高の経験で
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.4

物語としてはそこまで進んでいるのかわからんし、話としては割とゆっくりと風呂敷を広げている印象。しかしそんなことなど微塵も気にならない程のデザインのカッコよさ!!!
飽きずに最後まで鑑賞できました。