サッカー親父さんの映画レビュー・感想・評価

サッカー親父

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関心領域(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

テーマ的にはもちろん見るべき作品だけれども、作品として理解できるとか、共感できるとかという観点では、難解。ネタバレしないようなレビューはとても書けない。ということで、プログラムを読んでなーるほどとなっ>>続きを読む

ゴジラ(1984年製作の映画)

3.4

まあ、ゴジラ誕生から30年、東宝ゴジラシリーズもだいぶおフザケが出てきたかな。

人間の境界(2023年製作の映画)

5.0

正直言うと楽しめるかどうかという観点からのスコアはつけられない、とても重苦しく、現代に生きる私達に問いかける作品。ついこの間「マリウポリの20日間」を鑑賞したばかりでドキュメンタリー映像の力に圧倒され>>続きを読む

怪獣王ゴジラ(1956年製作の映画)

3.3

こんな作品があったんだ、ゴジラの作品群は大体把握してきたが、驚きでした。初代ゴジラ(1954年版)の英語版?みたいテイストだが、傑作初代を初めに見ておくと、あ~そうきたかと余裕を持って見られます。

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

5.0

映像って恐ろしい。自分の想像を遥かに超えたところに真実があることが、わかってしまうから。とにかく、あらゆる戦争というもの、この世から無くせないにしても、憎む人を増やさねばならない。戦争を自分ごととして>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.8

なんかアマプラがGW向けにいい作品を次々にリリースしてくれる。嬉しい限り。これも見たかった池井戸潤作品。定番の銀行を舞台にし、お金が絡んたストーリーでやられたら倍返しするまでを描いている。「半沢直樹」>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

見たかったんだよねこの作品。「墓場の鬼太郎」を漫画(少年マガジン)で読んだ世代ですが、この作品の最後でようやく鬼太郎誕生の秘密がわかりました。作品としても大人向けに仕上がっていて嬉しい限りです。

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.9

映画館のような大画面で見たかったな、と思わせられる作品。ストーリーがしっかりしてるし、ジェラルド・バトラーがキャプテンとして責任を全うするところ、飛行機で不時着、何だかんだあって脱出みたいな作品はけっ>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

鳴り物入りで登場した本作品、後悔しないようにIMAXで見ました。音響、映像が迫力満点で登場人物と一体感があり、よりリアルに感じました。予習するかどうかですが、例えばカラーとモノクロの違いが何かとか、著>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

大作である。徹底的に砂、砂、砂、砂漠の描写、砂嵐、サンドワームがリアル。壮大な戦いもガッツリ描かれる。主人公が己の使命、能力に目覚めることになったパート2。香料のなせる技らしいが、そこがイマイチ描きき>>続きを読む

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

3.7

アメリカ、ドイツ、フランス、ロシアで暮らす人々の1930年代から第2次世界大戦を挟んでの数十年に渡る大河ドラマを目撃する、音楽とともに。人生は、二三の同じ事が繰り返されるらしく、確かに経験する人が違う>>続きを読む

ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

3.5

ミリー・ボビー・ブラウンさん、すっかり成長しましたね。「ストレンジャー・シングス」のイレブンで好きになりました。物語の方は、まあそれなりでした。

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.8

この作品は脚本が素晴らしい。どこまで本心なのか読めない怖さがある。豹変ぶりには驚かされ、どんでん返しが何回かあリ、「太陽がいっぱい」のシーンを思い出してしまった。沖縄の景色、特に海山の青さが作品にマッ>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.3

アカデミー短編実写部門のオスカー受賞作品ということで鑑賞。飛び出す絵本さながらの展開を堪能しましたが、ストーリーそのものは期待したほどではありませんでした。

彼方に(2023年製作の映画)

3.8

僅か18分の中に凝縮された人生のビフォーアフター、とても感情を揺さぶられた作品でした。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

アカデミーノミネート作品を見ていて、評価が高いので鑑賞。アマプラでやってるのが嬉しい。フィクションと言いながら、黒人と白人との格差を風刺して描いているところ、とても気に入りました。なかなかの傑作、スト>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.7

単純なストーリーなれど結構面白かった。まあ主人公がとにかく強い、不屈の人、どうやって立ち向かうのかが興味津々。

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

前半部見た段階で如何に過酷な戦場に身を置いているかわかる。圧倒的な物量や戦力を有する米軍なれど、山間部の険しさ、タリバンの人数、即応性には敵わない。そんな中では現地に詳しい通訳の優劣が米兵の生死を分け>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

見ているだけで幸せを噛みしめられる作品ですね、こりゃ。風光明媚、海がめっちゃ綺麗な米国領サモアでサッカーやってる?、それだけでもサッカー親父としては大満足、勝つためのサッカーはやらず、好きだから、楽し>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

この作品のタイトルを良く考えてみると、落下死亡事故という現象をあらゆる観点から検証(解剖)したらどうなるか、という試み(学問)、検察と弁護の丁々発止が止まらない感じ。これほど長い法廷場面は珍しいのでは>>続きを読む

告発のとき(2007年製作の映画)

3.8

立派な反戦映画だと感じる。戦場の兵士達が如何に精神的なダメージを受けるのか、如実に描いている。トミー・リー・ジョーンズが寡黙だが軍隊を熟知している父親を、シャーリーズ・セロンが軍隊という組織の壁に立ち>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.9

久しぶり韓国映画、想定がユニークで面白い。どこぞの国の権力者も皆同じ、傍若無人の振る舞いで真相は闇の中。そんな闇の中で梟の如く動き回り、本領発揮の主人公。鍼灸師として藤枝梅安も凄かったが本作の主人公も>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

時代背景、キャラクターの多さ、ストーリー展開、アイヌと野生動物との共生など、内容はほんと多岐にわたりますが、何とか無事作品として纏まり離陸できた感じがしました。宝探しはまだ序の口かな?(原作を知らない>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

いや~この作品も想像の外、驚きの連続で今まで見たことがないジャンルに属します。ドクターモローの島みたいにグロテスクなところもありますが、主人公ベラの短期間の成長物語と捉えると、人間社会の醜い面や性体験>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

これは歴代キングスマンの中でも、最も楽しめた作品ですね。第一次世界大戦を背景に英国を勝利に導くなんてスケールの大きさ、脚本が良くできていました。

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

「オリエント列車殺人事件」よりも好きですね。新婚の2人の熱々ぶりはさておき、エジプト、ナイル川クルーズ、ピラミッド、が素敵です。普段多くを語らない控えめポアロでしたが、最後の謎解きは流石でした。

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.1

本日、凄い作品を見てしまいました。とても言葉では表わせません。脱北という漢字二文字にはとてつもない労力的が必要で、そうせざるを得ない必然が存在することが理解できました。まずもって、こういう必見の作品を>>続きを読む

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.5

評価が高いので鑑賞しました。映像は迫力満点ですが、キャラクターは寄せ集めにしか見えず、「七人の侍」には及ばず。ストーリーも急ぎすぎてあれこれ詰め込んだ感じ。総じてスター・ウォーズのイメージ、既視感から>>続きを読む

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.7

前作、前前作に負けず劣らず、謎解きの速さには圧倒されました。ダンテの神曲、地獄篇、名前は聞いたことがあるけど、ほとんど知らない私には途中まで!?の連続でしたが、残り1/3当りからストーリーが飲み込めま>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

とにかくグレタの笑顔が素敵だし、彼女の音楽を通じてみんなを元気にハッピーにするストーリーがいいね。音楽はそんな力を持っているんだと納得できる作品。

デリシュ!(2021年製作の映画)

3.8

料理の世界を美食家の視点から描いた「ポトフ」、そして本作品「デリシュ」、フランス料理の歴史を見るようです。貴族、美食家が独占していた料理が、歴史の転換期と共に民衆のものとなったことがよくわかりました。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

役所広司のはまり役、こういう役をやったらまず右に出るものはいないだろう。「すばらしき世界」「うなぎ」なんかもそう。判で押したような日常生活を担々と送る姿を見ると、我々もうその世界に違和感なく溶け込んで>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

なぜこんなことが起こるのか?大抵の作品では理由が提示されるが、この作品には一切そういったものはなく、現実的に起こっていることが淡々と描かれる。しかし、見ている我々も登場人物と同じく情報がなく疑心暗鬼に>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

3.9

米国の人種差別を描いた作品を数多く見てきましたが、どれとして同じ内容のものはなく、多種多様で根深いものばかり。それだけ社会に深く根を下ろした米国社会の根源に触れるものなんだと思う。この作品は母親が息子>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.7

何とも表現するのが難しい。19世紀中頃のフランス料理の食材含め調理過程、携わる人々が丁寧に描かれた作品。僅かに聞こえるのは動物のいななき、小鳥のさえずり、調理の音、そんな環境の厨房でひたすら料理が作ら>>続きを読む

#マンホール(2023年製作の映画)

3.8

ずっと見たかった作品。マンホールに落ちて、スマホが繋がらず四苦八苦する内容だと勝手に思って見てたら、全然予想と違い、「サーチ」みたいにSNSで繋がる話。だけど、後半からどうも主人公の過去が怪しくなり、>>続きを読む

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