神田川長治さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

神田川長治

神田川長治

映画(551)
ドラマ(1)
アニメ(0)

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.4

「グロリア」「レオン」をベースに、
「ワイスピ」「ベイビー・ドライバー」テイストな雰囲気プンプンでゲンナリかと思いきや、国家情報員が出てきてようやく、ストーリーが弾んで、ラストまでガッツリ鷲掴み。
>>続きを読む

おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

1.1

韓国版「完璧な他人」を見た後に本作を見ると、ため息しか残らない。
東山さんにあの役をわざわざ演じさせる意味あるのかな。

iPhoneユーザーがいないのは相変わらずだね。
ジェームズボンドにVAIO持
>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.5

1984年に梅田劇場で見て以来、
約40年ぶりに鑑賞。
オタク趣味全開のオープニング、ウルトラマンやゴジラ、スター・ウォーズのキャラ登場に、レオパルド戦車や第三帝国の旗みたいなNGアイコンまで、監督、
>>続きを読む

ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

1.8

嫌な予感はしたけれど、
やっぱりダメかも。
映画のコメントで「プリシラ」と比べたら盆踊りってあったけれど、
盆踊りに失礼なんじゃないの。

主人公3人のステレオタイプな凡庸なオネエ演技にゲンナリ。
>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

ワンマン社長、オーナーのやりたい放題を放置するとこうなるよ。
って明るみになって、少しは闇に光は差したミラマックス、ワインシュタインカンパニーで起こったセクハラをニューヨークタイムズの勇気ある女性記者
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

「乱気流」や「フライト・ゲーム」の韓国版かとタカを括って見に行った私は失礼なヤツでした。

イ・ビョンホン、ソン・ガンホにチョン・ドヨン、、、一流の演技派俳優が勢揃いなのにB級的な内容になるはずがない
>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

一応、ドルビーシネマの3D字幕版で鑑賞。
ハイフレームレイトの滑らかなヌメーっとした画角には
耐えられたけれど、これが最新技術の映画だよ!
ってキャメロン御大のメッセージなんだろね。

前半1時間は前
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.0

イライラずっとしっぱしな約2時間ちょっと。
隣の女性は後半、ずっと泣きモード。
こっちの方が泣きたいくらい。
どうして泣けるんだろう。
素直にスクリーンに没頭できるその女性が羨ましいくらい。

冒頭、
>>続きを読む

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.4

ダメな男たち。

Whitneyの大成功と不幸の残念さ加減を、
彼女の名曲、LIVEの歌で繋いだ一本。

Whitneyの父親、Bobbyを糞ダメ人間に描いているのは、彼女の母親と元カノのロビンとクラ
>>続きを読む

前科者(2022年製作の映画)

2.0

説明しすぎ、泣きを入れるのはどうなのかな?
実際の犯罪者がこんなに素直だったら、
日本の国はもっと良いのかも。
罪に問われないけど、犯罪すれすれの行為を
平然として大金を稼ぐ本当の悪人、犯罪者のストー
>>続きを読む

泣いたり笑ったり(2019年製作の映画)

3.8

イタリアの人情ファミリーコメディ。
陽が眩しい海辺の町を舞台に、セレブな年配の男性と漁師のやもめが病院で知り合い恋に落ちて結婚式をあげようと家族にカミングアウト。
両家の家族の反応はさまざま。
反対す
>>続きを読む

あのこと(2021年製作の映画)

4.0

教師を目指した大学生のアンナ。
女子寮で仲良し3人と勉強しながらも大学生活を謳歌していた。
が、イケメンの大学生との性交で妊娠。
教師への道を目指すアンナには望まぬ妊娠は考えられない。
だが当時のフラ
>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.9

20年以上前なら、
本作は成り立たなかったテーマにチャレンジ。
ひどいモラハラに遭って、別れ話を持ち出した彼女にDVを仕掛けた
旦那。腹いせに彼女に判るように飛び降り自殺したサイテー男です。

とんで
>>続きを読む

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

2.3

日本映画、ハワイが舞台のシャシン、
どういうわけか残念賞の4連状態。

「ホノカワ・ボーイ」
「わたしのハワイの歩き方」
「50回目のファースト・キス」

本作は一番、意欲的、やる気満タンなんだけど、
>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.1

宇多丸さんのウィーケンドシャッフルで大絶賛してたから観に行ったけど、
褒めすぎな感しかない。

日本映画で全国公開の作品でいろいろな差別を描いたのは素晴らしいけれど。

セリフで説明しすぎて余韻がない
>>続きを読む

夜明けの詩(2021年製作の映画)

3.0

ラブストーリーだと思ったら。

韓国のアートゥ作品でした。
82分ゆっくりシガンが流れます。

7年ロンドンに住んでいた小説家の主人公が離婚してソウルに戻って、母親や出版社の後輩女子、妻が癌の写真家の
>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

予備知識なしにA24の大作だから観に行ったけれど。
アーサー王やアイルランド、ケルトに精通、熟知していないわたしには、ようわからんまま目眩く映像とサウンドトラックにハマることなく130分経過。
すみま
>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.7

前作からパワーアップしてリターン。
お馴染みのマドンソクチームが大暴れ。
あースッキリ!
続篇は東京新宿、どんだけ日本のやくざをしばいてくれるのか楽しみしかない。

しかし、
エンドクレジットは大減点
>>続きを読む

危険な遊び(1993年製作の映画)

1.0

これはアカンな。
なにもオモロくない。
ヒネリもあらへん。
どーしよーもあらへん。

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.0

アルモドバル監督の安定のメロドラマ。
ここんとこ、すっかり馬鹿馬鹿しい雰囲気を封印。
色彩や人間関係はらしいから枯淡の境地じゃないけど、
スペイン内戦の記憶とシングルマザーのストーリーを
違和感なく見
>>続きを読む

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.0

95年のアイルランドの地方都市に暮らす高校生のお話。
ゲイとしての認識はあるのに同性愛者と認めたくないエディと
レズビアンのアンバーとの恋愛ごっこを描いた少しビターなラブコメディ。

爺さん、父さんが
>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.0

夏に劇場で鑑賞。
イーサン・ホークがニコケイ的なキャラクターに扮してビックリ。
ストーリーに捻りはあるし見応えはあるけど、
ラストはあの猟奇的な作品がリマインド。
続編は要らないよ!

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

悪くはないんだけど、セットやCGに予算かけすぎで大味なハリウッド娯楽作品になってしまった感じ。
言いたいテーマはめっちゃ納得できるんだけど・・・

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.8

ゆるーいストーリーだけど、
たまにはこんな王道を行く作品も観ないと、
心が病んでしまいそう。
「ファントム・スレッド」のあの強烈な主人公の姉役から、
戦争未亡人の人のいい家政婦役をさらっと演じるレスリ
>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.1

インパクトがあるストーリーでおもろいのは納得。
レイフ・ファインズのなんとも言えない役柄には困ったけど・・・

この作品のフライヤーのコメント、サーチライトの中では
なんだか微妙な筆者が多いのが残念。
>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

4.2

旧ドリカム、「冒険者たち」「明日に向かって撃て」スタイルって久しぶり。

第一次大戦時にヨーロッパ戦線で酷い目に遭ったアメリカ人の兵士2人と看護師1人はアムステルダムで束の間の青春を味わった。

戦後
>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

2.6

「マリッジ・ストーリー」をさらにアップデートして、元のパートナーをアダム・ドライバーと夫婦役で競演させるわけわからんキャスティング。

1980年台前半、ヒトラー論でアメリカ一のカリスマ的な教授ジャッ
>>続きを読む

嘘喰い(2022年製作の映画)

1.5

「デスノート」「KAIJI」のオモロいエッセンスをジューサーにかけたけど、演者と演出が伴わないと、どっちらけになるわかりやすい悪例。

中田監督は「それがいる森」でも同じような演出していたような。
>>続きを読む

君だけが知らない(2021年製作の映画)

3.3

90年代のフジテレビ黄金期のサスペンスドラマチックな内容。

交通事故で入院したスジンは事故のショックで記憶喪失に。優しい夫ジフンは彼女を気遣い、2人の夢だったカナダへの移住を進めるなスジンは朧げな記
>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.0

A24のシャシンだからどうしてもハードルover。
近未来、高収入の家庭には購入可能になったAndroid。
白人男性、黒人女性のカップルがチャイニーズの養女を迎えたファミリーに養女の兄弟的なAsia
>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.0

社会批判のメッセージはいい感じ。
合衆国の医療体制に対する批判はお見事。
ただ、なんだかなぁ。
演技派2人の自慢演技はtoo much。
悪くないけど、それ以上でもない。
我が国でもここまで、サイコパ
>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

2.3

いかにも「フラッシュダンス」「危険な情事」のエイドリアン・ライン監督らしい作品。

脚本が「ゴースト ニューヨークの恋人」のブルース・ジョエル・ルービン。「ジェイコブス・ラダー」ってタイトルで中身はあ
>>続きを読む

ブレイキング・ニュース・イン・ユバ・カウンティ(2021年製作の映画)

3.3

ジョン・ウォーターズ監督の「シリアル・ママ」をバージョンアップして、エグみ、灰汁を抜いた印象。

自分の誕生日に旦那とのディナーを予約して自分で買ったオーダーした安いバースデーケーキを引き取る、自分は
>>続きを読む

声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

3.2

韓国の組織的オレオレ詐欺集団をエンタメ的に描いたサスペンス。

「イカゲーム」「カイジ」的な世界観なんで社会批判も入れつつも、ハラハラドキドキ感演出だらけ。

演者もピョンヨハン以外も、韓国映画中毒な
>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.3

OMG!
ニコケイのsci-fiみたいなジャンクなジャンル映画でした。

ジャニーズの相葉さん主演の作品なのに、まさかの安いテキトーなセリフにストーリー。

ラストはホント、ニコケイムービーのリスペク
>>続きを読む

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.5

阪急沿線に住んでいたんで、
駅の発車音や諸々の効果音だけで加点。

ブレイク前の鈴木亮平さんや有村架純さんが端役で出演。

宮本信子さんが、しょうもないマナー違反のマダムに一喝するシーンはお昼のワイド
>>続きを読む