Shigeruさんの映画レビュー・感想・評価

Shigeru

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水のないプール(1982年製作の映画)

4.0

内田裕也の無垢な野生のような無の表情。井浦新さんにやっぱめちゃくちゃ影響を与えてるんじゃないかと思った。
内容が理解出来るか共感出来るかエロいかはさておき、どうしても印象に残る。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

GIFTを観たので1.7回鑑賞したというようなところだけど、ラストのことがやはり問いのように残ってわかりそうでわからない。

車の後ろからのカメラの映像とか変でいい。
暗闇の森の中を懐中電灯でみなで捜
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ライ・レーン(2023年製作の映画)

3.9

warpからリリースされたkwes.のサントラがとても良かったから気になって視聴。
普遍的な楽しいラブコメ。サウスロンドンを知ってたらまた感想が違うのだろう。本編よりもサントラ単体の印象のほうが優って
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空がこんなに青いわけがない(1993年製作の映画)

-

ちぐはぐで奇妙で変。夏川結衣の自由さがすごく魅力的。不条理演劇を私はまだ全然わかっていない

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

4.3

期待してた通りのユーモアよろしくなサスペンスでありつつ、キーワードを散りばめたメタ映画でもあり個人的に結構好き。
ファイトクラブのような願望が創作のエネルギーなのかなとか思ったり。
というか細い要素が
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台風クラブ(1985年製作の映画)

-

殿堂入り。
映像描写が異次元。史上最強の邦画。

風花 kaza-hana(2000年製作の映画)

4.0

宿の壇上のシーンがとにかく好き。あの瞬間を観たいが為にまた観ることになると思う。

お引越し(1993年製作の映画)

5.0

あらかたこういう終わり方をするのかなっていう予感を、想像の範疇を超えた、後半の心の旅の描写が凄まじくてやられた。祭りの火の粉がこれまで観たきた映像の中でも最も美しい。
相米作品はやっぱりすごかった。

バタアシ金魚(1990年製作の映画)

4.1

最高。ジブリよりも毎夏観たいくらい。
ミネタロウ好きの自分でもかなり満足な実写化で嬉しい。
主演の2人がすごくいいし、東幹久がめっちゃカッコいい。エンドロールでアイツが浅野忠信だったことに気づいてまた
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2/デュオ(1997年製作の映画)

5.0

9年ぶりくらいに鑑賞。何年経っても強烈な印象が忘れられなくて再び観てみた。
役者への負担が重すぎて両手放しで絶賛は出来ない作品だけど、このフィルムに写ってる緊張感や試みとしての実験性から、個人的にもの
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ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

4.6

邦題がクソなのはさておき、
もし我々がコンビニで働いている移民の人たちを同じ国で生活する隣人と思えるのなら
どこかの最低な官僚みたいに自分と違う隣人の生活を想像出来ない人間ではないのなら
口先だけの横
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エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

4.2

私が最もリスペクトしている同世代の音楽家のNicolas Jaarが音楽を担当しているので気になっててようやく視聴。
序盤からめっちゃニコラスの音楽音楽してて個人的にもうそれだけで満足。ダンスカンパニ
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E.T.(1982年製作の映画)

4.3

チャリのシーンに尽きる!
ミッドナイトサイクリングも悪ガキ軍団編もどちらもグッド!
空想や想像したことを映像にすること、イマジネーションの宝。

話の本筋から外れたカエル脱出事件をあえて入れてるのがい
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

4.0

はじめに流れるジョン・ウィリアムズの音楽かなり良い。ベースの入り方が天才的。
この始まりの音楽で映画全体のムードをかなり補足してる。

子どものときのシーンは全部いい。

ロストガールズ(2020年製作の映画)

4.0

実話を元にしている話なのでこれ以上でもこれ以下でもない。脚色はあっても事件に対してとても誠実につくられている。知ること、考えることの必要。

HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

4.4

めっちゃめちゃテンションあがるバスケ版8mileみたいな王道サクセス映画。
癖はないけど普通にいい。
アダム・サンドラーの喋りはほんと最高。

RRR(2022年製作の映画)

3.9

贅沢で馬鹿馬鹿しくてかっこよくて何度も笑った。
ただ良い子ちゃんの僕はどうしてもプロパガンダの匂いが強すぎてこれヒットしたらダメな映画じゃないと考えてしまう。
日本から観た印象にすぎないし、インドの事
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

4.2

休日に家の中にいたときに窓から窓へ風が吹き抜けていくような。別段、爽やかでもないけれどもなにかしようかという気分になるようなそういう気分になった。

バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

4.7

イニャリトゥ監督の個人から生じたことを観念的で詩的な映像に置き換えた作品。彼の現在の存在を介してメキシコや出会った人々を自問自答するように描く。
他者や環境が鏡になるとてつもなく壮大な自分語り。

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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.1

贔屓されないアリソンのキャラクターにグッときた。それでも愛情もって示してるところがすごい好き。

撮影監督がルベツキだったのが以外。

愛しのハーフ・ムーン(1987年製作の映画)

4.1

相当面白い。国産80sの通が好きな映画。お酒を飲みながら友達と数人で観てツッコむのに最適。お金もかかってるし話も面白い。キャラクターも良い。

今の価値観だと、関白思想強めなせいで苛立つひととかかなり
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ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

4.1

なんだこれは。
けっこうなカルト的な作品で内容は全然良くわからないけど、めちゃくちゃ面白い。

長回しとか顔のよりがスイッチしていくカットとかわくわくする。

クレジットで美術助手で塩田明彦って書いて
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.2

ホンサンス知らなかった。
作家の心のありどころや愛について深いところで考えている思考の往復のプロセスをセリフや演技を通して話そうとしてるのかと思った。
話される言葉について理解が及ばないけれど個人的に
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人数の町(2020年製作の映画)

2.5

B級映画ってこういうものを指すんだよなって実感する。フェミニストと韓国映画好きにはとてもみせられないけど、映像は綺麗だから駄々流しには適してる。
中村倫也とSFの相性はいいよね。山中聡さんは良かった。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.2

青春神映画じゃん。良いとこばっかで胸熱。
役者陣の熱演も脚本も最高だけど、とくにカメラワークと編集がほんと素晴らしい。
人工的なのか自然のやつなのかわからないけど神風が吹いてて優秀過ぎる。
観てほんと
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生きちゃった(2020年製作の映画)

1.0

プロデューサーのせいだか、監督のせいだか知らんが良くもこんなもの世に出せたな。脚本も演技もすべて死んでるし、映像の描写も編集もすべて終わってる。中野大賀と若葉竜也みたいな最高の役者を使って良くもこんな>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.0

この手の下北界隈が舞台の若者映画の現在の到達点だよなって思う。漫画とかバンドとかそういうずっと流れてきてる文化の土地性とか若者の生き方とかかなり伝わってくるし、それでいて群像劇的な物語も面白いし、キャ>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

さすがは松居大吾。物語の構成とか、役者のキャラクターを生き生きと描くのがうま過ぎる。
これまでの作品同様に演劇、映画的な非現実なシナリオだけどもリアリティがものすごく感じる。フィクションのセンスの天才
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

別にわるかないし、それなりに面白いし、ヒットするのもわかる。けれど、とりわけ言うこともない。若葉竜也は始終よかった。物語の始まりの夜のまいまいも誰かわかんなくて惹かれた。けどそれ以降はとくになにも。岡>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

1.1

ほんっとになにからなにまで破綻してるし酷いところばっかり目につくけれど、こんな酷い演劇みたい作品を予算をそこそこかけて良いキャストを使って自由につくってる事実だけは尊敬する。夏帆にどう考えても無理させ>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

ガスの作品の中ではクセが全然なく観やすい印象。

作品エンドロールの最後に公開年に亡くなったギンズバーグとバロウズへの追悼の文字が入っていた。

リアタイ直撃世代だったらマット・デイモンもベン・アフレ
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