Shigeruさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Shigeru

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プレステージ(2006年製作の映画)

3.9

報復合戦なザ・エンターテイメント映画

面白かったんだけど、
なんだろうな、
なにか釈然としない。

話や演出は面白いし、観客が推理したり、展開に驚いたりすることはあっても
これといって残るものがなに
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

僕が20歳前後の頃、アメリカ的90sなファッションや音楽、ライフスタイルがカッコよく思えた。
だからかなんか90年代に恋い焦がれる現代のぼくらのメタファーとして、
スケーターのteenagerに憧れる
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.5

これだよこれ、
これを観たかった感すごい。

スパイクジョーンズやハーモニーコリンみたいなストリートのセンス。
ピュアな上質な映画もいいけど、
今のニューヨーカーっていうかブルックリン感全開な質感があ
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

4.1

現代アメリカの地に足の付いた表現としての傑作。
OPNの音楽が映画全編のムードを支配していて、ストレートな劇映画より、音楽によってバランスが偏っているせいで違う体験をしているよう。
スリリングなストー
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来る(2018年製作の映画)

3.9

日本映画では珍しいハリウッド映画みたいなオープニングムービーを仕込んでる辺りから製作側のエンタメの度合いを見せつけてくる。
中島作品は基本的にカット割り多めでガンガン攻めてくるからほとんどよそ見ができ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

役者がすごい。
監督のエネルギーもすごい。

王道バイオレンスで余計なこと考えなくて済むから楽。
罵り合いや暴力とか怒りの感情の部分を日常で多くの人が抑えて生きてるからそれを代わりに爆発させてるかんと
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

悪癖のリアリティ持った演技に粗暴な男子はみんな好感が持てる作品。
美醜の外見と、内と外の部分のコントラストがあからさまな内容だけれど、良いものはいい。
濡れ場、キャストの演技力、話の展開、まとまり等々
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(2017年製作の映画)

2.0

ひどい。

主演の女の子が綺麗で毒がなさすぎるし、棒読みベタからの猫パンチは最悪。
ベタ過ぎる脚本、わざとらしいカット割、テンポがやたらに早いしだいたい急展開の各構成、謎のホルン系とピアノ主体の音楽。
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.6

最後のシーンに尽きる。
三島由紀夫みたいな教授とよくわからない設定の役柄の演技をさせられるボウイ。
北野武とトムコンチのコンビは慣れてくると親しみが持てるし、気持ちが入ってていい。
ただ全体的に唐突に
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アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

4.2

若いストリートな友人にに勧めたい、エネルギーも知恵も詰まっているタフな作品。

群像劇的設定や良かれと思ってやった行動の大きなミスとか、
イニャリトゥ監督のその後の作品のルーツがいろいろ垣間見える。
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オアシス(2002年製作の映画)

4.4

ふざけあったり、踊ったりの、彼女の空想の仕掛けがリアルとのギャップ凄まじすぎてハッピーなシーンだけれど重さが付き纏う。
なんていうか自分自身の心の動きを思い知らされる映画。目をそらさず観ろとスクリーン
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はちどり(2018年製作の映画)

4.3

大人と子供の間の年齢で依存の立場にある主人公の心の動き、行動が美しくて気持ちが良かった。
人物の描き方がすごく良かった。家族、特にお父さんが個人的にすき。

団地の部屋が畳だったりでほとんどのシチュエ
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.2

映像が現代的でよかった。
室内のシーンの照明とかコントラストの強い当て方が多く、ビジュアルがバシバシきて説得力があった。
覗き見な視線のようなアングルが映像文法的にリークしているのがバレる展開を生むよ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

ビジュアルはA24の製作らしい美しいし熱があって若くていい。
ある意味では深さはないけれどそれが、らしさみたいなところ

フランクオーシャンとか10年代を代表するポップス(単なるトップ40とは異なる、
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

現代的な問題である異常気象が中心になってるのはまあいいけど、
中身自体はうん。。。。

まわりに対しての愛はもちろん大事だけど、地球や宇宙に対しての愛も大事よ。

ポジティブな夢ばかり観させる日本の大
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

4.2

はじめ数分で好きになり、台北に行ってからなおさら面白くなって終わってほしくないと思いながら鑑賞した。

ルックが始終美しい。地方の村も看板描きのアトリエも、どれもとてもよい。印刷所のごちゃごちゃ具合の
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