おおなりさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

おおなり

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(1960年製作の映画)

4.1

めちゃめちゃ大胆な脱獄。穴掘る時うるさすぎて看守にバレないかドキドキ。「こいつは3回も脱獄したんだぜ」ってそれ以上に捕まってたらだめじゃん。

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.4

地道すぎる計画がいつ頓挫するかハラハラしてたけどちゃんと脱獄できて良かったね!って不道徳的なことを考えてしまって大好きな映画。強いて言うなら服くらいは着替えさせてあげて欲しい。

パリの灯は遠く(1976年製作の映画)

4.0

ゆっくりとカメラを動かしながら映す映像が面白くて、モノクロ映画並の光と影の上手い使い方と、芸術作品やパリの街を活かしてあって、戦時中とは思えないほど美しい。蒸気機関車が夜の駅に入ってくるシーンがあって>>続きを読む

夏、至るころ(2020年製作の映画)

3.0

映像も演技もなんかチープ。最後祭りで太鼓叩いてる時のカメラの位置といい太鼓隊や観客の配置といい安易だと思った。リリーフランキーは渋くてかっこよかった。

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.5

幾人かのストリーを同時並行で矛盾もなく描く。伏線回収もバッチリ。マイルス・デイヴィスのゆったりジャズと静けさの中に響く革靴のコツコツ音が耳に心地よい。エレベーターのシーンすごい。ルイ・マル。

モン・パリ(1973年製作の映画)

4.0

『ロバと王女』といい、『モン・パリ』といい、ジャック・ドゥミのぶっ飛んだ映画は面白い。それにミシェル・ルグランが呼応して素敵な作品に仕上がる。

サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

3.6

眼鏡と髭が渋くてかっこよいと思ったけどあれ全部変装の為だったのね。犯人グループに生意気な態度をとる人質たちが面白い。日本人の4人がペコペコしすぎてて滑稽に描かれてたね。

ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.6

色と音楽と踊りが良くてこれぞミュージカルって映画。お金かけてんね。やるねNetflix。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.1

すんごく面白いけど脱獄の話ならジム・ジャームッシュの『ダウン・バイ・ロー』の方が好みではある。

カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.2

100年前のサイレント映画なるものを初めて視聴。これといって面白い訳でもないので他人にオススメは出来ないけど、シュルレアリスムじみたセットや、極限まで減らされた字幕の中で物語を伝えるためによく働く映像>>続きを読む

(1963年製作の映画)

4.2

U-NEXTのヒッチコック作品視聴する「勝手にヒッチコック映画祭」終了。
鳥が集まる時の静けさの中での緊張と、一気に襲ってくることで起きる爆発。お見事です。

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.9

静止する人々の間を動き回るカメラ、詩的なナレーション、不気味なまでに強調し合おうとしないパイプオルガンの和音たち、ココ・シャネルの衣装、難解なストーリー、美しすぎてアラン・レネ感服致します。

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

4.1

光と影、色、カメラ、像の屈折や反射など、狡猾なほどに上手く使用した映像。いいね。

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.4

ヒッチコックの最初の登場がかわいい。
冤罪で追われるのは言うまでもなく、駅で切符を買う場面は『白い恐怖』、ラシュモア山のモニュメントから悪役が落ちていくのは、自由の女神の上から落ちる『逃走迷路』、最後
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.2

ゴダールの『軽蔑』くらい赤いものがたくさん出てきてよかった。三部作のそんな繋げ方ある?

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

4.3

ジュリー・デルピーが主人公かと思いきやおじさんの方かい!ってなったけど、故郷ポーランドに帰って、殴られ蹴られ足を引きずりながらも、神様に帰ってきましたって言うところとか愛くるしい
青での主人公が裁判所
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女は女である(1961年製作の映画)

4.5

ジャン・リュック・ゴダール。『女は女である』。去年の初夏くらいに見た時は監督なんて全然気にせず、雑誌で漁りながら面白そうなのを見てたけど、ゴダールファンとして、書籍で勉強してからもういちど見る贅沢を覚>>続きを読む

パラダイス 希望(2012年製作の映画)

2.7

円になってぐるぐる走るというランニングマシンにすら劣る運動。
3つの映画で親子3代を描くのおもしろい

パラダイス 神(2012年製作の映画)

3.1

何も動かない空間で人だけが動く様を、固定されたカメラから映す「静」の映像と、神についての議論や夫婦の取っ組み合いなど「動」の映像の対比

パラダイス 愛(2012年製作の映画)

2.8

太ったおばさんもビーチでしつこく押し売りしてくる人たちもみんな不愉快なのに、三部作のこり2つも見たいって思った自分にもどかしさをおぼえる。

裏窓(1954年製作の映画)

3.8

2つの窓を介してストーリーが展開していくのが面白かったんよ

フェリチタ!(2020年製作の映画)

3.7

鮮やかな原色の使い方といいタイトルの出しかといいヌーヴェルヴァーグリスペクトを感じた。

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.8

ヒッチコックの『ロープ』のように、ほとんどひとつの部屋でストーリーが展開して完結する。
ヒッチコック映画で初めて警察を頼もしく思えた。

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.9

足元だけが映る冒頭の映像でワクワク。
みんながテニスボールを目で追って顔を左右に振ってる中で、ただ1人ブルーノがこちらをまじまじと見つめていてとても狂気で笑った。

舞台恐怖症(1950年製作の映画)

3.8

めちゃめちゃ騙された
四角い螺旋階段でのいくつかの人が見えるか見えないかのカット好きだよ

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.2

セリフを全部歌わすミュージカル。90分間ミシェル・ルグランを堪能。『ミッドナイト・イン・パリ』でパリには雨が似合うって言ってたのがよくわかった。

日本独立(2020年製作の映画)

2.9

戦後の憲法改正について日本政府vsGHQの攻防を描く。人物と風景のバランスに違和感を感じたり演出に無理がある。最後、日本政府敗北の悔しさを紙に記す途中、涙で万年筆の文字が滲むけど、涙は顔を伝って真下に>>続きを読む

彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

3.4

赤青白のトリコロールの印象が際立ってゴダールらしい。小声で喋るゴダール本人(おそらく)の哲学的で色んな文学作品から引用される(おそらく)ナレーションにはなかなか理解が追いつかない。「感情の映画」と「思>>続きを読む

いとこ同志(1959年製作の映画)

3.8

朝起きて「パリ見物にいくぞ」なんて言ってみたいよね。ヌーヴェルヴァーグだ。

山羊座のもとに(1949年製作の映画)

3.5

駄作って言われるほど悪くは無いけど、なにもヒッチコックどある必要はあるのかな、

ロープ(1948年製作の映画)

3.6

いくつかの超ロングなカットで構成。
社会の制裁たるサイレンが鳴り響くラスト。