たぶさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

途切れない電話/Call Waiting(2020年製作の映画)

3.0

幼い子供をもつママが、在宅で様々な緊急電話を受けるという仕事はそりゃもう大変でしょう。
そのたいへんさは伝わってくるのだけれど、演出として、様々な緊急電話に対応するエピソードの件数が多すぎて、ショート
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アメリカから来た少女/アメリカン・ガール(2021年製作の映画)

3.5

中学生の女の子の視点で描かれる部分が多いので、先日見た韓国映画「はちどり」が想起される。はちどりよりも家族内でのエピソードが多く、辛い境遇も多く、けっこう気持ちが重くなる作品。

自由過ぎるアメリカの
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スティック(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

少女は犬が飼いたいのではなく、悩みを聞いてくれたり寄り添ってくれる存在が欲しかったのだ。あの両親の様子と犬がいても棒を世話し続ける少女の心理。
11分間でかなり深みのある作品。

ロングブランチ/ロングブランチの街角で(2011年製作の映画)

4.0

一夜限り、ただやりたいだけってことで始まるけど。やれる場所までの道中が長い。
やっぱコミュニケーションって、すればするほどお互いを知ることになり、だいたいは仲良くなって情がわいてきちゃう(喧嘩して情が
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

14歳の中学生のころは、こんなに悩んでたかなぁ、塾の先生に悩みを打ち明ける事なんてあったかなぁと、自分の当時を振り返るが、この年頃の男子は、女子よりも精神的な成長が遅いのだと気づく。私は男で、ウニは女>>続きを読む

スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

2.5

8割方夜だったり暗い場面が多く、顔の判別が難しく、誰が誰やらよくわからん。なのであまり集中出来ずに見終えてしまった。
もう一度見るほどでもないかなぁ。

でもタイトルや劇中の詩が画面いっぱいに出るのは
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ザ・リング(2002年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

日本版はかつて見たのだがほとんど忘れてしまっていて、このハリウッド版とどう違うのかを細かくは語れないが、だいぶ違うでしょ、という気がする。
呪いのビデオで、見た奴は死んでしまうし、コピーすればセーフ、
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.5

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泣いてしまった。
ジウ(キム・ヒャンギ)の法廷での2回目の証言やエピローグの誕生会で涙ポロポロ…。
弁護士スン(チョン・ウソン)弁護を放棄しちゃうところがちょっとリアリティ無いけど、カタルシス感じちゃ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前半からかなり引き込まれた。
めっちゃ能力高い少女が逃亡したというプロローグから、作品の時間の半分近くまで来ても、その能力を覚醒させないという、かなりの引っ張りようだが、退屈せずに見られたし、後半の暴
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君のためのタイムリープ/私を月に連れてって(2017年製作の映画)

2.0

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なんか浅い話だなぁ、という感想。
「君のためのタイムリープ」というストレートな邦題に相応しい安っぽいシナリオ。

日本でゴミ処理して働いている李恩佩(宋艺桦)を不幸と決めつけて、過去の高校時代で小室哲
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空腹(2019年製作の映画)

2.5

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インドが舞台の映画、主人公のおじさんだけ、なんかインド人っぽくない顔つき。これはなんかメッセージが込められているの?

ホームレスが、ひょんなことで手にするちょっとしたお金。
チキンが食えるぞ!とレス
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夏の断食(2020年製作の映画)

3.5

ちょっと笑っちゃうようなコテコテのBGMが悩ましいシーンで流れるのが印象的。

イスラム教徒が身近にいないとなかなかこういう庶民レベルのラマダン生活の苦悩って知らなかったので、ちょっと新鮮に見ることが
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イロイロ ぬくもりの記憶(2013年製作の映画)

3.0

子供って単純にかまってくれる人に懐いちゃうよね、ってお話かな。
インドネシア人のメイド、テレサがやんちゃ盛りのジャールーを面倒見ていくうちに母子よりも信頼できる絆が生まれてる。
これと言って激しい愛情
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駐車場、男と女(2011年製作の映画)

3.0

わかりやすいオチ。けどもう+α。
この短い尺で、頑張った。

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

5.0

人二十五岁之前叫流浪 二十五岁之后就叫浪
(25歳を過ぎたら「自由」は「不安定」に変わる)

いやぁ良い作品を観たという満足感が半端ない。
いわゆる、人生いろいろあるよね系の作品なので、波乱万丈の半生
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嘘はつかないさ(2014年製作の映画)

3.0

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彩度を抑えた画面、白く霞がかった場面を多用。認知症で記憶が霞の中ってことで、雰囲気としてはいい感じ。

シンガポールが独立する前のマレーシアのマラッカでこに夫婦は育ったのかな?
マラッカの景色は少し色
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次の停車駅(2017年製作の映画)

4.0

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一方的にしゃべる仕事、バスの社内アナウンス。
心理カウンセラーから課題として与えられ、日常でもしゃべりかけてみる「今年は雪が降ると思う?」、しかし話は続かない。

ある日、バスの車内で婦人に話しかけら
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カクテルパーティー(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

カクテルパーティのウエイターが、シェフや客たちの身勝手な振るまいに、イライラして妄想の中で暴れてスッキリする内容。

最後のオチを見るまで、なんなの?どういうこと?と、見ていて戸惑いが止まらない。ショ
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崖上のスパイ(2021年製作の映画)

3.0

張芸謀ファンなので、当然期待はするのだが、昨今の彼の作品は期待に及ばないことが多いのも正直なところなので、この作品も期待しすぎない程度に冷静に観賞したつもり、しかしやはり期待には及ばず。

舞台設定が
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

求めあって結婚したわけではないし、もっと理想的な人生って切りがないほどあって…でも自分の社会へ対しての適応力とか、処世術とか、ガッツリ食らいついていくようなエネルギーとか、そういうものが人より少ないな>>続きを読む

Yello(2020年製作の映画)

2.5

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ちょっと淡い黄色ベースに虹色グラデーションによるイラストアニメーション。

ノーマスクで「 hello 」って言ったから「手を洗いなさい」って展開なの?

恋は光(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これは名作だと認定できる。
まったく無駄がなく、青春恋愛ものによくある病弱や余命幾ばくも系でもない。
初恋とか若い頃の恋愛はしがらみとか考えずにすごく純粋な「好き」がある。恋愛とは何なのかと、言葉での
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テニスお父さん(2012年製作の映画)

2.5

プライドがやっかいなほど高い親父。家族よりも自分が大事。
かつての日本にもあった、世の中が亭主関白を許していた頃の親父。
家族はいろいろ迷惑もしてるけど、こんな親父でもいろいろ学ぶことはある。

ききたいことば(2018年製作の映画)

1.5

なんか恋愛哲学的なことを言いたいのだろうけど、私にはなんか「ふつーな恋愛でしょ」としか理解できなかった。
そもそも、17分の映像だけでは、そんなに哲学語れんでしょ。

サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

DVDを持ってるので、シーンを選んで何度も断片的には見ていたのだが、通しでしっかり見るのは2度目かな。(filmarks始める前の鑑賞なので投稿は初)

張芸謀監督の一途恋愛ものとしては「初恋のきた道
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ロシアン・ルーレット(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

BS松竹東急で見た、7分の短編。
しかしこのfilmarksの情報上では、「14分」の作品となってる。なぜ?けっこうはしょられて放送されてんの?

内容としては、
ある女子が、ビデオチャットで宇宙にい
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

2.5

パイレーツオブカリビアンのシリーズは初見で、これは第2弾だと知らずに見てしまい、ジャックスパロウのベースとしてのキャラクター設定を知らなかったせいか、特に魅力が伝わって来なかった。
帆船が見たいという
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あなたがここにいてほしい(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん、二人の一途過ぎる展開が続くので、なんかプロットとしてちょっと退屈感はあるものの、最後でこういう展開なのね、という感じ。
観賞後に知ったのだが、実話という事なら文句は言えないけど、いろいろな部分
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Yes-People(2020年製作の映画)

2.0

yesを発する様々な日常を切り取ったCGアニメ作品。
シュールな作品で、感想としては、
ふーん、確かにyesって日常に溢れてるね。
という感じで大きな感動はない。

良い点としては、CGキャラクターの
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タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

3.0

タンタンのリアル系3DCG化。スノーウィはかわいいのだけど、タンタンがやや気持ち悪いCGになってしまった感じ。
原作ファンにとっては賛否あるだろうな。

さすが3DCGということで、カメラの動きがグリ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

舞台がほぼコンクールの会場のみ、というのが良い。
また、みんな淡々とした語り口調で、台詞も少なめ。そして昂る感情は音楽や演奏の場面で演出しているのがまた良い。
それぞれのキャラクターも立っていて、少な
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ポッポー!(2019年製作の映画)

2.0

このおじさんはなぜ鳩時計の中で暮らしているの?
このおばあさんの旦那さんなの?

舞台となる設定が気になるということは、この設定以上の面白さが無かった、ということか。
コメディなら、もっと笑っちゃうよ
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5m 80cm(2012年製作の映画)

3.5

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斬新!

「5m80cm」と聞いて、何々?
と、なり、
タイル張りの無機質な通路、何々?
と、なり、
上から吊るされたキリンで、何々?
と、なり、
えー高飛び込み?
と、なりそれ以降は、美しい膝を抱え
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この夏の先には(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

感受性高い年頃の男女には、大人が想像する以上に家族や恋人などの周囲の人影響を受けやすい。大人も子供も嘘をつく。その代償を払わされる。
子供の嘘は幼稚だけど、それはそれで人を思ってもいるし、真っ直ぐな気
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

テレビシリーズは総集編でしか見てないし、あまり語る資格は無いかもしれないが、劇場版が最も良かった。

しかし、最後は少佐に会わない方が良かったのではないかなぁと思ってしまう。船から叫びながらお別れの方
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四月は君の嘘(2016年製作の映画)

2.0

原作漫画もアニメも未観賞。

また山崎賢人か。ある時期の青春難病お涙頂戴作品をガッツリ担ってるね。
というわけで難病の女の子に恋する「一週間フレンズ」が思い出される。
今作はエリート音楽家同士という感
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