たぶさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

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新海誠らしいピンク混じりの空と街の俯瞰。水面に映り込む景色と透明感。
これら期待通りの満足感のあるビジュアル。
遠方からのじわじわとミミズの重たい黒が伸びていく様子もスケール感表現がうまくて素敵。
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パン屋のビリー(2014年製作の映画)

2.5

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5分のコマ撮り作品。

パン屋のカップケーキのさくらんぼを盗んでいたあrアライグマが、パン屋の主人に捕まって、そして客寄せパンダになって店の繁盛に貢献するという分かりやすいストーリー。台詞無し。BGM
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

4.0

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何度も泣いてしまった。
所々で共感できない流れもあるのだが、その瞬間瞬間で見ると安然(张子枫)の辛さは理解できるので、泣いてしまう。
やや過剰気味のBGMも、まんまと涙を催してしまう要因だと思う。
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スノーマン(2015年製作の映画)

4.0

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こういう台詞無しの作品って、素晴らしい。観衆の経験や想像力を映像だけで喚起する演出、素晴らしい。
ガブリエル・ヴァンサンの絵本には及ばないものの、シンプルながら重みのある作品。

ガラスを割ってパパの
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The Rise of a Tomboy(英題)(2016年製作の映画)

3.0

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ラブコメ。

心理学や数学など、恋愛は論理的に説明できると豪語するヒロイン何修舞(赵丽颖)が、叶思逸(张翰)と葛阳()との間で真の愛を求めてさまよう。
結末は特に予想はしてなかったが、まぁそうなるよね
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海だけが知っている(2018年製作の映画)

3.0

父親の愛を欲しながら、手に届きそうで届かない。
台湾の東の沖にある蘭嶼という島、台湾本島の高雄まで、そんなに遠くないようでいて子供にとっては自由に行けない距離。

最低な父親かもしれないが、父親の気持
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CHICAS DAY/2人の秘密(2013年製作の映画)

3.5

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最後に、あぁそういう関係なのね。と、納得のオチ。

「あの家政婦ときたら、娘をほったらかしだ。」という父親の台詞、家政婦と娘の微笑ましい秘密のセレブごっこが際立ってきて、観ている側をニヤリとさせてくれ
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LOVE(2012年製作の映画)

3.5

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豪華キャスト過ぎるので、キャストそれぞれのエピソードは絡まない独立したエピソードなのかと思ったが、けっこういろいろなところで繋がっていて驚いた。
钮承泽(ニウチェンザ)監督ががガッツリ出演していると
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

バットマンをほぼ見ていないので、バックストーリーとしてのジョーカーは語れないが、…希望がない。境遇や社会による被害者でもあり、同情もする。しかし周囲の人を巻き込みすぎ。同情も雲散霧消。

笑いを取るメ
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白い自転車(2019年製作の映画)

4.0

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自転車を盗まれた。いや盗んでいない買ったんだ。…の言い合いから始まるので、中国映画「北京の自転車(十七岁的单车)」を思い出して似た話か?と思ったら違った。

自転車の所有者の兄ちゃんはめっちゃいい奴じ
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キャプテン(2007年製作の映画)

4.0

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漫画の原作は小学生の時に読んだんだっけな?アニメも好きで見てた。
実写化したの?と驚き。原作ファンとして一応見ておくか、という感じで観賞。

泣けた。
コテコテのスポコン。ちょっと現実にはあり得ないで
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街角のワールドカップ(2018年製作の映画)

3.0

短編映画ってなかなか深い感動って味わえないけど、よく取り上げられる社会問題をベースにしているから、それなりに深い厚みはある。

街角で行われるサッカーワールドカップ、というかイタリアカップを賭けた対決
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.0

そんな期待はしていなかったけど、なんかいいもの見たという満足感がある。

人生は苦労が多いよね、自分のダメさをわかっているつもりだけど、どうしても変えられない弱い自分もいる。バカなんだけど、周囲を明る
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

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ちょっと救いの無い展開過ぎるし、やり過ぎ。
メインビジュアルと邦題はセンスいい感じ。

前半は比較的心理的な恐怖でちょっと期待、後半クライマックスはグロい具体的な描写でツラい時間が続く。祈祷師ニムが儀
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空母いぶき(2019年製作の映画)

2.5

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原作漫画を最近読んだので、映画版を観賞。

東亜連邦って言ってた?何それ。
原作ではバッチリ中国だと謳っていたのに、映画ではやっぱりハッキリ言えないの?

原作では相手側の軍人たちの描写もちょこちょこ
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閃光少女(2017年製作の映画)

2.5

音楽学校内での西洋伝統音楽と中国伝統音楽の対決。
ちょっとチープな恋愛を混ぜつつ、音楽を愛する学生たちの青春コメディ。

伝統音楽の魅力は具体的になんなのかはあまり伝わってこないが、なんとなくいいよね
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君のいた永遠(とき)(1999年製作の映画)

2.0

本編と平行してシルビアチャンが心情を語っていく構成は、微妙な恋の駆け引きや深い心理状態などを語ってくれるのかと期待させてくれ、なかなかおもしろい構成だなぁ思いつつ、結局それほど面白味を加えてくれるもの>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.0

時代背景や家柄のリアリティはさておいて、非常にハートフルでいい話。感動した。

ヴァイオレットが丁寧な言葉遣いで同級生から憧れの目で見られたり、エイミーとヴァイオレットがダンスをするシーンなど、見てい
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

2.5

話としてはまぁまぁ面白いんだけど、実際にCIAの立場からしたら、たいへん迷惑で面倒な奴で、勘弁してくれよって感じ。

そして、ひょんなことでパートナーになった女は、特に大きな活躍することでもなく…。シ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

「わたしは最悪。」?
特に最悪でもない気がした。

行き詰まると別れる。新しいものに惹かれてしまう。長続きしない。。。でも正直に生きてるからいいんじゃないかな。
一緒に生きようとした男にとっては、そり
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.0

原作の知識ほとんどない状態で観賞。
けど、最近の漫画っぽいお話だなぁと。

序盤の真実を知っていく展開や、ノーマンの頭脳明晰っぷり、けっこうひきつけられた。
展開も速いので、目が離せなかったのは確か。
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花蓮の夏(2006年製作の映画)

3.0

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久しぶりの台湾青春映画。やっぱり雰囲気いいね。湿度を感じる抜けの無い青空。花蓮の田畑風景、自転車やバイクのニケツ。暑いなか飯を掻き込む。これだけで台湾映画見た満足感は得られる。

キャスト3人で、他の
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櫻の園(1990年製作の映画)

4.5

初めて見たのは20年以上前。
やっぱり名作だなぁと確信してしまった。
女同士淡い恋模様。
演劇部の公演開始2時間前、部室や校内の出来事で、この恋愛の深みを表現する素晴らしさ。耽美的な雰囲気がいい。中島
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プロジェクト・グーテンベルク 贋札王(2018年製作の映画)

2.0

周润发と郭富城の豪華共演。
時系列を見失ったり、ユンやシウチンがどうのこうのがわからなくなってしまい…
もう一度最初から見直すべきか、見直す価値のある作品なのか悩み中。

ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020年製作の映画)

3.5

公開2週目なせいか私以外の観客は3人。

重めの文芸映画かと思いきや、さらっと観られる解りやすい作品だった。
張芸謀は商業映画に走ったり、こういう庶民的な低予算映画を撮ったり、自分のなかでバランスを忘
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

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滝の近くで生活すればいいのでは?
きれいな飲み水もすぐに手に入りそうだし。気候的にも極寒でも灼熱でも無さそうなので。
一年以上戦っているわりに原始的な知恵が搾れてない生活続けているのが謎。

この家族
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北の桜守(2018年製作の映画)

2.5

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それなりに壮絶人生なのだけれど、あまり感情移入できなかった。

俳優陣が豪華すぎて、見ていていろいろ雑念が飛び交うからかな。
堺雅人って必要以上に人を見下したしゃべり方するのはなぜ?内容的に必然性が無
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レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 電光飛龍/電光飛龍 方世玉2(1993年製作の映画)

3.5

前作「~格闘飛龍(方世玉)」から主要人物である李连杰,萧芳芳,李嘉欣はそのまま引き継がれているので、前作を見た上で見るべし。

しかし、正統な続編ではあるが、なんか前作ほどのワクワク感が無い。
前作の
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レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍/格闘飛龍・方世玉(1992年製作の映画)

4.5

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ワイヤーアクション全盛期の名作。
黄飞鸿(ワンスアポンアタイムインチャイナ天地黎明)ほど李连杰(ジェットリー)の美しいアクションが見られるわけではないが、ストーリーが面白い。
コメディで笑わせながら、
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少林寺 4Kリマスター版(1982年製作の映画)

3.0

何度かDVDで見ているが、李连杰ファンとしては、リマスターで劇場公開となれば、義務として見なければね。
純粋な気持ちでスコアつけられないので3点で。

何度も何度も仇討ちの志が抜けず殺生を繰り返してし
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.0

衣装やセットが豪華な漫才やコントといった感じ。
福田組の作品にまったく興味が湧かないので、今作が初見。もともと三國志に興味があったが、福田組については期待低く観てみた。
結果、正直言って見て損した感じ
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装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー(1985年製作の映画)

3.0

懐かしい。小学生時代によく見ていたボトムズ。こんな外伝があったのか。
レッドショルダーとは何だったかを知れるエピソード。それなりに楽しめた。

フィアナ、イプシロン、各魅力あるキャラクターたち。また見
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

子供が見たいというので、前知識ゼロで観賞。いや、知識ゼロでも充分楽しめた。
クライマックスにキャラがドバッと複数登場するので誰?誰?と戸惑いもあったけど、大筋は充分理解できて観賞後の満足感はある。
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長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

2.5

うーん、ちょっと退屈だった。
韩三明と赵涛、共に山西省から疎遠になってた身内を探しに。
山西省の炭鉱の仕事が三峡の仕事の方がホットになってたってことなのかな。
二人の視点を通しての三峡ダムに沈む街での
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かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート(2006年製作の映画)

2.0

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冒頭の谢霆锋(ニコラスツェー)のアクションは綺麗で素晴らしかったのだが、その後それを越える場面はなく、ストーリーもなんかね、3人とも一度くたばってるのに、董洁(ドンジェ)や李小冉(リシャオラン)ら美女>>続きを読む

軍中楽園(2014年製作の映画)

4.0

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国共内戦当時のセットを作るのが予算的に厳しかったのか、舞台は娼館と海岸だけで完結。
穴が無数に開けられた建物の拡声器からプロパガンダを流し続けるところが金門島っぽさがあってそれは当時の象徴として良かっ
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