たぶさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

5.0

公開当時、観賞してかなり衝撃を受けた作品。CGの自然さの衝撃はもちろん、緊張感を与える演出が素晴らしい。
嫌な奴ほど酷いめに遭い、いい奴はなんとか難を逃れるという定石を守りつつ、どーなっちゃうのという
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青春神話(1992年製作の映画)

2.5

テレクラ、ローラースケート場、ゲームセンター、予備校。AIDS、日本人もノスタルジーを共有できる。
ちょい昔の汚い台北。
特に目的もなくて、些細なことで鬱憤が溜まって、捌け口を探し、でも何をやっても空
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封神伝奇 バトル・オブ・ゴッド(2016年製作の映画)

2.0

徹底的にCGで世界を構築しているので、映像的な絶景を随所で見られるが、各要素のデザインに魅力が無いせいか、なんかワクワクしない。
CGモーションはそれなりに自然な動きができているので気にはならないが、
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最後の恋,初めての恋(2003年製作の映画)

3.0

なんか大恋愛後の傷心で、上海赴任になったらしいけど、この新しい土地での早瀬(渡部篤郎)と敏(徐静蕾)の大恋愛が霞んでしまうので、過去の設定は要らないいんじゃないかと思ってしまう。

そんな過去の大恋愛
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.0

序盤の導入から内向的少女の病みアピールなので、ジブリなのに意外にこんな重いテーマなのかと驚いたが、こういうの嫌いじゃないので、期待が膨らみつつ見進めた。

被害妄想から、周囲の人の善意さえ気づかずに無
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

近未来の、お友達や恋人の代替としてのAI。今で言うところのスマートスピーカーの発展版のような感じかな。

前半は人間的な温かいこころのふれあいが感じられて良かった。こんな賢くて、人間的な交流ができるな
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悲しみより、もっと悲しい物語(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

(韓国版未観賞)
余命幾ばくも系の作品。

相手のことを思いやるからこそ、本当のこと言えずに、自分だけ我慢すれば相手が幸せなんだと思い込んでる三人の物語。
気づかないふりをする事が相手への思い遣りとい
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菊豆(チュイトウ)(1990年製作の映画)

4.5

やはり名作。
張芸謀の作品では2番目の名作。(第一位は「紅夢」)。
今回で、観るのは4度目ぐらい。
「紅夢」と同様に色彩を意識した演出が素晴らしいし、ロケ地も閉鎖的な染物屋の敷地だけでほぼ完結している
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幽幻道士(キョンシーズ)(1985年製作の映画)

3.0

霊幻道士ではなく、幽幻道士。
どちらもヒットしたキョンシーのホラーコメディ。テンテンの人気で日本ではこの幽幻道士のほうが人気あるのかな?
でも私はどちらかというと霊幻道士のほうがおもしろかった。

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霊幻道士(1985年製作の映画)

4.0

やっぱ面白い。
何十年かぶりに見たけど、またちゃんと公開すれば子供たちへの訴求力はあると思う。

お札を貼ると大人しくなる。
もち米に弱い。
息を止めるとキョンシーをやり過ごせる。
など、解りやすい設
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暗黒女子(2017年製作の映画)

3.0

3年前に原作小説を読んで、そこそこ楽しめたので、映画版をいつか見ようと思いつつようやく実現。
結果、小説先に読んでおいて良かった。
映画版の女優たちのキャスティングや演技がちょいちょい気になって、楽し
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.0

台湾のスマホゲームが原作。ゲームは序盤の無課金でできるところまでプレイした。

1960年代台湾が舞台。
現地台湾では台湾総統選挙に合わせて公開されたらしく、政治的な背景も大きくテーマになっている作品
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少年の君(2019年製作の映画)

3.5

⚫2023.6.3 観賞2回目
アマプラで日本語字幕版を見た。
日本語だったので、理解度も高まり改めて、このドラマの良さを感じられた。
スコアは、4.5に引き上げてもいいかなと思うぐらい。
前回は過剰
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2046(2004年製作の映画)

4.0

ウォン・カーウァイの作品の良さがわかるようになってきたのは、ようやく最近な気がする。

天使の涙や花様年華に似たシチュエーション、雑踏にある部屋が舞台で、チャイナ服の女たちとオシャレスーツのトニーレオ
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始皇帝暗殺(1998年製作の映画)

3.5

この作品の見どころのピークは冒頭10分ぐらい。
荊軻(張豊毅)が一家皆殺しのために押し入った民家で、盲目の娘と対峙するシーン、視力が無いがために、荊軻が左利きとわからず、結局は娘の無念で終るが、ある意
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続・深夜食堂(2016年製作の映画)

4.0

自分がわがままに生きていることは、うすうすは感じている。それによって人様に迷惑をかけたり、または人様に敬遠されたりしているのも感じている。そうして自業自得で孤独に向かっていることもわかっている。そんな>>続きを読む

深夜食堂(2015年製作の映画)

4.0

先日、中国上海リメイク版を見て、続いて本家を観賞。
本家のほうが断然良い。各エピソードに深みがある。分かりやすさで言えば中国上海版も本家も同等だけど、本家のエピソードのほうが苦労や努力の重みに加えて、
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Midnight Diner(英題)(2019年製作の映画)

3.5

期待通りなかなか良かった。
原作も読んでないし、映画化された日本版も未見。
たまたまYoutubeで主題歌hebeの「不晩」という曲を聞き、その曲が非常に良かったので、この中国大陸版の深夜食堂を見たく
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聽見下雨的聲音(原題)(2013年製作の映画)

3.0

全体的にしっとりした雰囲気、題名にあるように雨音に代表される雰囲気があって良い感じ。
オープニングの水墨画調のアニメーションもカッコいい。

男を虜にしてしまう彼女、彼女の心を代弁する妹やずっと少し離
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疾風ロンド(2016年製作の映画)

2.0

デートでの暇潰し程度には良かったかもしれないが、わざわざ録画して見るほどではなかった。
東野圭吾原作だから、そこそこ期待してたのに・・・。

親子関係を頑張っていれているようだけど、結果あまり感動に至
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ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ダメでした。
リアリティがない。と思ったら、え、実話なの?
実話だとしたら、ただのおのろけストーリーってことで、映画化するなっての。90分損した。
モテない自分としては、こんな運良くかわいい台湾人の嫁
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狼が羊に恋をするとき(2012年製作の映画)

3.5

ちょっと若者を狙った、ライトでオシャレなさわやか恋愛作品。
それぞれ過去を引きずっているふたりの、友達以上恋人未満なお話。

1から100まで数えることを、自分の諦めや改心のリミットとしている。
これ
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言えない秘密(2007年製作の映画)

3.0

序盤は、モテモテのジェイチョウとグイルンメイが、トントン拍子にいちゃついてるので、なんか甘ったるい話だなぁと見ていたが、彼女の秘密が明らかになるにつれて、少し納得感も沸いてくる。しかしあの楽譜が意味す>>続きを読む

上海ルージュ(1995年製作の映画)

3.5

10年以上前に一度見たけど再観賞。
コンリー主演で上海が舞台なので、陳凱歌監督の「花の影(風月)」とダブって記憶しているが、こちらはレスリーチャンが出てないほうの作品。

田舎者の使用人の子供が見た、
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キープ・クール(1997年製作の映画)

4.0

1997年製作で、公開当時に見たのだから、もう20年以上前なのか。
内容もほとんど覚えてなかった。なんかギラギラ暑苦しい雰囲気だったのは覚えてるのだけれど。今回初見の気持ちで見れた。

とにかく手持ち
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.5

三谷ファンではないが、さすが三谷幸喜だなぁと、脚本の力は素晴らしいと思う。
キャストが多めだし、演劇脚本的に台詞も多い。しかし無駄がない。それぞれのキャストのキャラが立ってるし、舞台もほぼスタジオブー
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九月に降る風(2008年製作の映画)

3.5

台湾の青春ものということでかなり期待が高かったが、まぁそこそこ満足。やや不満が残る感じ。

不満点は、まず登場人物が多い。それに加え顔や背格好が似てる人がいて、見ながらちょっとコレ誰だっけ、どっちだっ
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ペルセポリス(2007年製作の映画)

3.5

原作を読んで興味が湧いたので見てみた。
原作のシンプルな絵柄はそのまま、アニメーションも品質高くて、アニメ化しても違和感なく見られて良かった。
年末年始、イランの英雄が暗殺され、イランとアメリカの緊張
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.0

中盤までほぼ読める展開、地下室が出てきた辺りから、お、もしかして狂気系のミステリーな展開かと思いきや、意外とそこまで振りきれない感じで結末。
もっとエヴァグリーンのゴーストライターとしての文才が大きな
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紙の月(2014年製作の映画)

3.5

分かりやすい内容だし、有りがちな内容だけれど、やっぱり引き込まれて観てしまう。

ちょいちょい挟まれる高校時代の寄付の体験が効いている。
与えるという精神は尊いもの。しかし度を越すと、破滅する。

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薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.5

中国の東北地方の寒々とした風景、暗い中に漂う人々の白い息。氷雪のザクザクする音、バイクやスケート靴の固さ。これらが構成する重たい画面に、気分も重くなるが、内容的にもこの重たさは間違いなく作品にはまって>>続きを読む

美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

機内であまり見るものが無かったので、ひまつぶしで鑑賞。
黒川芽以という女優を初めて知ったが、美人役に相応しいのか疑問。一般的には綺麗な部類なのだろうけど、誰もが羨むレベルの美人をキャスティングすべきで
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.5

同僚に薦められ鑑賞。
いたるところで空想なのか現実なのかわからなくなる。その意味でさすがティムバートンという感じ。
こんないつでも前向きな生き方って素敵で憧れるが、なかなかやはり現実にはうまくいかない
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.5

かわいくて柔らかいタッチのアニメなので、子供向けかと思ってしまうかもしれないが、人生を見詰めなおし勝ちな中年向け作品。
こういう人生を振り返る作品はよくあるので、あぁこのパターンね、と、ひとりごちて見
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.0

想像以上に、壮大な話だった。
映像として重めの内容なので、しばらくは頭から離れなさそう。

北欧の神話を取り入れた深みを感じる作品、ホラーな要素もあるが、人間社会で生きることについても考えさせられる。
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

2.5

ながら見してしまったせいか、あまり感情移入できなかった。
役所広司の心理や福山雅治の心理をしっかり味わいながら見るべきだったかもしれない。
十字架、咲枝の足を引きずっている理由など結局わからんが推理す
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