たぶさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.0

澎湖島旅行へ行ったとき、風櫃という地名を見つけた。そうだ候小賢監督の作品に「風櫃の少年」というのがあったなと思い出した。実際バスで行ってみた。立派な廟が有る以外、特筆すべき街ではないが、とにかく風と波>>続きを読む

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.0

おぉ、こんな辛い人生。。。新しく来た先生が告げる生徒児童たちの運命。
世界設定でもう涙の準備。
けど、やや軽い感じの三角関係な感じもして、短くても濃厚な人生への想いが有るだろうから、そのあたりをもっと
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

2.0

機内であまり見るものがなく、暇潰しでこれを選択。見る意気込みが足りなかったせいか、全く感動しなかった。
病室の出会いはよくありそうな状況なのでなかなか良いが、大金持ちが散財してはしゃぎまくっても、その
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夏至(2000年製作の映画)

3.0

序盤の三女のシャツの鮮やかなブルー。超キレイ。ベトナムの民家の部屋をちょっとオシャレな色使いも良い。
しかしストーリーというかテーマがね…。
結局みんな男のことばっか考えてるってことを描きたいってこと
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

だいぶ昔に一度見たのだが、すっかりわすれていて、ふとfilmarksでみつけて、dvdを借りてきた。
やはり内容的には刺激少なめなので、若いときに見てもあまり印象に残らなかったのが納得。
しかし今日見
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東京無国籍少女(2015年製作の映画)

3.5

何コレ?
という感じがしばらく続くので、なんか作品の世界に入り込めない。
戦地で戦う女子戦士たち、いわゆるオタク男子が好きそうな世界。これまた個人的にこういう趣味はないので、世界に入り込めない。
清野
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ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

2.5

うーん、泣けるって聞いていたので期待したのですが、涙うるうるすら無かった。
まずタイムスリップによってどれがどれより以前でこの場面はいつでって混乱して理解しようと努力してたら終わってたって感じで…。
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チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)

3.0

ジージャーの体幹素晴らしい。
回し蹴りや連続キックのあとの身体の安定感。そして細身なのでアクションの美しさも増し増し。逸材!!
しかし脚本と演出には恵まれなかった…。
アクションはたまにテンポワルくな
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

3.5

序盤は少しウトウトしてしまった。
ちょっと説明的な台詞が多いのが眠くなる原因かもしれない。
後半のアクションシーンが多い場面では、惹きつけられて眠さも飛んだ。痛々しい傘武器に始まり、相手の王子を殺っち
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カフェ・ソウル(2009年製作の映画)

3.0

正直言って、結局、わざわざレンタルして見るほどではなかった。
いい話ではあるが、ほぼほぼ展開は読めるし、今までバンドやってた奴が一ヶ月そこらでグルメなヤクザを納得させるような菓子やおこげ作れるほどに成
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台北カフェ・ストーリー(2010年製作の映画)

4.0

姉妹でやっているカフェで、物々交換がはじまり、物語がついた石鹸がキーになる。
姉妹がともに美人すぎるし、おしゃれカフェなので、女子ウケを狙いすぎてる感は否めないが、結構こころあたたまる。
途中途中に街
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

2.0

もっとハートフルな、ビールをこよなく愛する人の物語か思いきや、急になんか青い血のロボたちの登場に驚愕の興ざめ。こりゃ私の好みの映画じゃなかった…。
唯一良かったのは、アクションの素晴らしさ、軽めの動き
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唐人街探偵 NEW YORK MISSION(2018年製作の映画)

4.0

シリーズ前作よりも謎解きが明快且つしっかりしていて良かった。
そして序盤は、絵画風のCGだったり、NYの街をブロックのように扱うCGなどが挿入されて、なかなか良かった。監督はいろいろアイデアを取り入れ
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唐人街探偵 THE BEGINNING/僕はチャイナタウンの名探偵(2015年製作の映画)

3.5

キャラの濃いオジサンたちがバンコクのタイで大暴れ。主要キャストは全て中国人や華僑といった感じで、タイ語ではなくほぼ中国語。もうちょっとタイでロケした地域感を盛り込んで欲しかったが、まぁまぁ楽しませても>>続きを読む

僕らの先にある道(2018年製作の映画)

4.0

お互いに間違いなく好きでいるのに、なぜか一緒になれない。物理的な距離も近いし、愛も育んできたはずなのに、何故かふたりでいることの幸せは続かない。何度も一緒になるチャンスがあるのに、一緒になることで、何>>続きを読む

哲人王 李登輝対話篇(2018年製作の映画)

3.5

李登輝というか台湾の略史を知ることができる点では非常に良かった。日本の植民地支配の方法が如何に特殊だったか。日本の良い面を伝えてくれるのはいいことだが、李登輝と台湾を語るなら、セデック族の霧社事件とい>>続きを読む

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.0

夏秋編よりかは、人間ドラマがあってよかった。でもこの程度の人間ドラマは誰でも創作できるから、やっぱこの作品は食材と料理なんだろうけど…自給自足するにしても、そんなひとりで成り立つのか?苦労が全く描かれ>>続きを読む

秘密 THE SECRET(2007年製作の映画)

2.5

うーん、たった91分じゃ、この原作の良さは凝縮できないんだな、と実感。
評価できるのは、入れ替わってしまう瞬間の病院のシーンが丁寧に描かれていたこと。それから入れ替わったあとの、悪い友達が言う「願いが
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.0

公開当時観たはずだが、すっかり内容忘れてたので、今日見て初見な気持ちで見られた。
今では当たり前になった「AI」という単語も見られ、先見の明を感じる。
かっこいい特撮の代名詞のような作品だったが、今見
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.0

自給自足的生活、会社に疲れた身にとってはちょっと憧れる。しかし現実にできるのだろうか。原作がそうなのかもしれないが、田舎生活の苦労の面が見えないのでリアリティが無い。
そういうことは抜きにすれば、爽や
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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

2.5

冒頭の3Dと2Dの融合した、デティールにこだわったCGが素敵だったので引き込まれるが、その後のストーリー展開はあまり引き込まれず…。シロとクロの絆を描きたいんだろうけど、共感できる部分が少なくて説得力>>続きを読む

アサシン(1993年製作の映画)

3.5

何十年ぶりかの再鑑賞。
やっぱりこの作品の魅力はブリジットフォンダの美貌。内容自体はニキータと比べて同等だけど、ブリジットフォンダの魅力があるので、アサシンのほうがいいからちょっと良い評価になっちゃう
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

4.0

爽やかな映画。
都会に疲れたキムテリが田舎で、食に癒やされながら、母を思い出し、人生の深みを知る物語。スローな生活を映しているので、疲れている時に見ると心地よい。けっこう癒やされたので、五十嵐大介の原
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

ちょっと親しみを感じる警察官の周囲で起こる猟奇的な連続殺人事件。
國村隼の大きい目が、この不気味な役柄にはあっていて良い。
子役のヒョジンがめっちゃ迫真の演技で頑張っていてすごい!美形ではないけど、愛
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ヘリオス 赤い諜報戦(2015年製作の映画)

2.0

最初は、大作感のある雰囲気で豪華キャストで期待が大きかったが、結局は、おいおい何これ!?最後グダグダで締まりが悪い。
評価できるのは、豪華キャストと東アジアを股にかけたロケーション、銃撃戦や爆破の迫力
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

宮台真司の著書でのちょっとした解説=====
死を前にした主人公の12年ぶりの帰郷で明らかになたのは、家族の破綻。作品を通して、たとえ家族がダメであろうと、子供がまともな人生を送るには、ダメな家族を見
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

あぁ、良い映画を見させてもらって大満足。
こんな熱い人間に憧れるが、自分はそんな人間に程遠いことを思い知らされる。余命幾ばくも系の映画でまたか!とも思うけど、この作品の主題は、余命幾ばくも無くて死にた
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ターンレフト ターンライト(2002年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作が絵本なので、リアリティの無さは仕方がない。
原作にないふたりの間に入るキャラクターが話の展開のキーになっていて、良く練られたシナリオですばらしいと思った。
しかし、やはりラストが問題。
原作は公
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

最初は黒社会ものでガンアクションとかかな、と思ったが、ジャンルとしては推理サスペンスなのかな?
あー意外な犯人、けどそういう伏線は張られていて、なかなか良くできた話。しかし惹きつけるものがイマイチ少な
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.5

けっこうな大河ドラマで、非常に満足。
一生懸命に輝きたい青春時代、でもうまく行かなくて、周囲には良い奴も居ればイヤな奴もいて、自分の思うようにはいかなくて、一生懸命でも、輝くどころか、理想からは程遠い
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グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

3.5

公開当時初めて見て、今回2回目。

で、チョウユンファは、カッコいいこと言ったり説教臭いことなど言いながら、結局はチャンツーイという若い女子を弟子にしていちゃいちゃしたかっただけ?と思われても仕方がな
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ストレートな幼き恋の物語。
真っ直ぐに人を好きになる純愛は素敵。物語としては、もっと大きな壁や挫折が描かれていればもっと良かったのに。

序盤のメロディ(トレイシーハイド)が金魚を愛でているときの彼女
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ふーん、良い青春の1ページだね。良かったね。…という感想。あまり主人公メルに感情移入するほどではない感じ。もうちょっと激的なエピソードがあれば良かったのかも。
終盤、メルと風間くんの血のつながりが無い
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セデック・バレ 第二部 虹の橋(2011年製作の映画)

4.0

第一部を含めて、なかなかの見応えがあった。
第一部は、男男男だったが、第二部は、女も子供も含めそれぞれのドラマが描かれていて、深みがあった。
最後は、皆が救われない結果であるが、先祖からの掟や誇りのた
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セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

3.0

赛德克巴莱(セデックバレ)
実話なのかぁ。台湾に旅行でよく行くけど、こういう歴史は不勉強だった。日本人としては思いやりのない統治に申し訳ない気持ちにもなるが…お互いに余裕なき野蛮であったと思う。しかし
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

どの程度実話なの?
観ていて辛くなるけど、実際に身近にこのような境遇の子供がいたら、自分はどの程度手を差し延べるだろうか。差し延べるのが、必ずしも正義ではないにしても、何か社会的な間違いをしたとき、す
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