CANACOさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

CANACO

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ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.3

アン・ハサウェイの髪で顔が隠れているスティーヴ・カレルがツボで鑑賞。主役なのにこれがOKなんて、いい人に違いない。

2008年公開。監督はコメディを撮り続けているピーター・シーガル氏。 1960年代
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.6

映画好きな人ほど、さまざまな切り口から本作を語れそうな良作。ジャンルはラブコメディ。『フォックスキャッチャー』でスティーヴ・カレルを知ったので、コメディ演技が本流と知らなくて驚き(今更)。

15歳の
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.5

『フィリップ、きみを愛してる!』(2009)と同じ監督・脚本コンビじゃないかー!と知って嬉々。詐欺師物が好みでスコア高め。

スタイリッシュな映像で魅せる詐欺と恋の物語。ネオンカラーな色味で、一周回っ
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.6

切れ者同士が頭脳で闘う推理物が好きなので、開始直後から仲代達矢演じる戸倉警部がキレキレで熱が上がった。加えて三船敏郎。ワンマンと道徳心を併せ持った奥行きのある人となりに惹きつけられた。
でも山崎努。冷
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.9

米ソ間の「核抑止」と「相互確証破壊」を、キューブリック監督がブラックコメディに仕立てた作品。原作『Two Hours to Doom/Red Alert』がイギリスで刊行された1958年も、1964年>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

3.7

1954年公開の黒澤明監督作品。脚本は橋本忍、小国英雄と共作。上映時間3時間27分。
初老ながら卓抜した剣技と戦略に長けた浪人・島田勘兵衛が、野武士による収穫物の強奪に悩む農民から依頼を受け、集めた6
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.3

2022年公開の、田中亮監督&古沢良太脚本作品。映画版3作目。

どんでん返し好きなのでドラマ版から全て視聴。プロットはさすがに「このくらいは読まれるだろう」と計算して練られた印象。シリーズを見ていた
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生きる(1952年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1952年公開の黒澤明監督作品。脚本は橋本忍、小国英雄と共作。上映時間2時間23分。

胃がんによる死亡者が増加し、がん死亡1位が胃がんだった頃。30年間無欠勤で、ルーティンワークを続けてきた市役所課
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1985年公開のヴィム・ヴェンダース監督作品。原作は、2017年にALSにより他界した劇作家・俳優のサム・シェパードのエッセイ『モーテル・クロニクルズ』。カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞。
ナスタ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2018年公開のデイヴ・マッカリー監督作品。脚本は主演も務めるカイル・ムーニーとケヴィン・コステロが担当。デイブ・マッカリーは、『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンの夫。

アメリカの人気コメディ番組『
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白い巨塔(1966年製作の映画)

3.4

1966年公開の山本薩夫監督作品。山本監督はのちに『華麗なる一族』(1974)、『不毛地帯』(1976)も撮っている。原作は山崎豊子。主演・田宮二郎。

卓抜したオペ技術と知識をもつ天才だが、不遜で野
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.5

「一に素人、二に歌うたい、三、四がなくて五に映画スター、六、七、八、九となくて十に新劇」
大島渚監督はキャスティングに関して、度々こう口にしていたらしい。その公言通り、デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビ
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

4.0

1991年公開の岡本喜八監督・脚色作品。天藤真氏の同名小説が原作。原作は日本推理作家協会賞を受賞。週刊文春ミステリーベスト10(20世紀国内部門)第1位を獲得。原作が刊行されたのは1978年。

窃盗
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ラリー・フリント(1996年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1996-1997年公開。『カッコーの巣の上で』(1975)を撮ったミロス・フォアマン監督作品。
ポルノ業界の話は受け付けないという人でない限りは、見て損はないと思う。

ポルノ雑誌『ハスラー』の版元
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

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2022年公開のライアン・ジョンソン監督・脚本作品。ダニエル・クレイグ主演。

アガサ・クリスティの世界観を踏襲したクラシックな館が舞台だった前作から、ガラス張りの最新型豪邸にガラリと変わった本作。ミ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.2

2022年公開の、マーク・マイロッド監督作品。マイロッド氏はドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-19)、『メディア王 華麗なる一族』(2018-)などを手掛けた人。脚本はセス・リースとウィル>>続きを読む

真夜中の弥次さん喜多さん(2005年製作の映画)

3.1

2005年公開の宮藤官九郎初監督・脚本作品。映画『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』(2003)の2年後の公開。『GO』(2001)が邦画オールタイムベスト3に入るほど好きで、宮藤さんのことを尊敬して>>続きを読む

御法度(1999年製作の映画)

3.3

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1999年公開の大島渚監督作品。『マックス、モン・アムール』(1987)以来13年ぶりにメガホンを取ったことで話題に。『戦メリ』から数えると17年ぶりの本作は、監督の遺作となった。3度目の鑑賞。

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アナタハン(1953年製作の映画)

3.2

1953年公開。マレーネ・ディートリッヒ主演『嘆きの天使』『モロッコ』(ともに1930)などで知られる巨匠ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督が来日して製作。彼の遺作となった作品。音楽は伊福部昭。

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東京島(2010年製作の映画)

1.9

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2010年公開の篠崎誠監督作品。谷崎潤一郎賞を受賞した桐野夏生さんの同名小説が原作。

第二次世界大戦末期の1945年から1950年にかけて現実に起きた「アナタハンの女王事件」をベースにした物語。実際
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.9

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1986-87年公開のロブ・ライナー監督作品。同氏は『恋人たちの予感』(1989)や『ミザリー』(1990)などを撮った監督。スティーブン・キング原作の原題は『The body』。長年あえて避けてきた>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

4.0

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1986年公開。その後『クイズ・ショウ』(1994)や『スリーパーズ』(1996)を撮るバリー・レヴィンソン監督作品。アカデミー作品賞受賞。昔避けていた、感動作といわれる作品をちゃんと見るシリーズ。>>続きを読む

星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

3.5

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Amazonオリジナルムービーとして製作された2021年公開作品。監督はクレイグ・ブリュワー氏。

30回目の結婚記念日を祝福されるアキーム王子とリサ。3人の娘に恵まれ幸せに暮らしているが、王位継承権
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星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.7

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1988年公開のジョン・ランディス監督作品。ジョン・ランディス氏は『ブルース・ブラザーズ』(1980)、『大逆転』(1983)、『サボテン・ブラザーズ(原題:スリーアミーゴス)』(1986)を撮った監>>続きを読む

告発の行方(1988年製作の映画)

3.2

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1988-1989年公開のジョナサン・カプラン監督作品。ジョディ・フォスター、ケリー・マクギリス主演。原作なし。
ケリー・マクギリスは『トップガン』(1986)の2年後に本作に出演。この3年後に『羊た
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

1973年公開のジェリー・シャッツバーグ監督作品。パルム・ドール受賞。ジーン・ハックマンとアル・パチーノのW主演。

アル・パチーノ好きの人から勧められて観た作品のひとつで2度目の鑑賞。ジーン・ハック
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

2017年公開の東直己氏原作、監督は全2作を撮った橋本一氏から代わって吉田照幸氏。ハマりそうでハマれなかったシリーズ。それぞれ劇場で見たものの記憶が薄れてしまい、再鑑賞。ヒロインは北川景子。

監督が
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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.1

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2013年公開の東直己氏原作、橋本一監督作品。ハマりそうでハマれなかったシリーズ。それぞれ劇場で見たものの記憶が薄れてしまい、再鑑賞。ヒロインは尾野真千子。

探偵の友達である、ニューハーフのマサコち
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

2011年公開の東直己氏原作、橋本一監督作品。ハマりそうでハマれなかったシリーズ。それぞれ劇場で見たものの記憶が薄れてしまい、再鑑賞。

実業家・霧島敏夫の暴行殺人事件およびビル放火事件を追う探偵と助
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.0

2015年公開の大根仁監督作品。大場つぐみ/小畑健の『DEATH NOTE』コンビによる漫画が原作。

週刊少年ジャンプで実際に連載された、週刊少年ジャンプ編集部と漫画家たちの現代版『まんが道』の物語
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.4

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2017-2018年公開のタイ映画。チュティモン・ジョンジャルーンスックジンさんは、これがデビュー作だったらしい。

天才女子中学生・リンが、父親の勧めである高校に奨学生として入学することから物語は始
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.2

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1983-1984年公開のブライアン・デ・パルマ監督、オリバー・ストーン脚本作品。1932年公開のハワード・ホークス監督作品『暗黒街の顔役』のリメイクだが、オリジナルの92分に対して、こちらは170分>>続きを読む

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

3.2

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1932年公開のアメリカ映画。監督はハワード・ホークス。原題はScarface。禁酒法が施行されたのは1920年から1933年まで。顔に傷跡があったことから「スカーフェイス」と呼ばれたアル・カポネが実>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.9

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1987年公開のブライアン・デ・パルマ作品。実在した酒類取締局の捜査官エリオット・ネスによる自伝『The Untouchables』が原作。

1925年から1932年の間、今も実在するシカゴのギャン
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.1

2012年公開のサム・メンデス監督作品。007シリーズでは『スペクター』に続く2作め。主演はダニエル・クレイグ。

007好きの方に勧められて生まれて初めて007を鑑賞。『アメリカン・ビューティ』を撮
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

2017年公開。ナ・ホンジン監督・脚本作品を初鑑賞。2時間45分の大作。

谷城(コクソン)という村で起こる原因不明の不連続猟奇殺人事件により人々が哭声する(泣き叫ぶ)物語。
國村隼さんが『全裸監督』
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