CANACOさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

CANACO

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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

笑った。行って帰ってくるだけの往復ストーリーをここまで派手にやってくれたら笑う。おバカキャラと小道具のセンスがよくて、それにも笑った。

中盤、あの決断をしたときも笑った。「もど……るの?」って察した
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タイタニック(1997年製作の映画)

3.3

当時20代前半。ブレイクしてからも2回劇場で観ました。ブレイク前に試写会で観たときは涙で前が見えず、お尻が痛い状態で担当者の方と名刺交換をしたことを覚えています。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

【ラストにも触れていますので、読みたくない人は閉じてください】

ブキミ×急展開。「パラサイト 半地下の家族」が好きな人には強くオススメ。

「エスター」のキャッチコピーじゃないけど「この一族、どこか
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.7

絶対行かないなあ、デリー。
ホント、よく行ったよ……。

前作が子どもが抱える不安や恐怖を描いた作品で、今作はトラウマとその克服を描いた作品ということか。
子役たちもよかったけど、大人チームもよかった
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.7

ホラーではない。なので見られました。
恐怖を与えるのが目的ではない。子どもの感性、そこから見える景色を描いた作品だと思う。

子どもは自由じゃない、親に管理されているし学校の人間関係にも耐えないといけ
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怒り(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

この錚々たるメンバーの中で負けない演技をした佐久本宝くん、すごい。

犯人当て要素はあるけど、人間ドラマとして見たほうがよい作品。急に犯人が判明し「ぬあーっ」となるが、推理ドラマではないので、そのあと
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

役者陣が真摯に、本人に同化するほど真剣に演じたからこそ、ラストのライブシーンで激しく心動かされる。

とてもよくできている。よくまとまりすぎていて、トントンと話が展開していくことに戸惑いを覚えたりもす
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.9

「バカだなー(笑)」っていう。

二日酔いになったことがある人ならわかる、当日のはしゃぎすぎちゃった感と、翌日のシンドイ感じを、最大限にデフォルメした話。伏線回収もしっかりしてるし、エンドロールまで飽
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

ジャック・ブラックの顔! 動き!

洋楽ロック好きな人はぜひ観てほしい。
誰も傷つけない、明るい気持ちになる作品。子どもたちがみな利発で本当に可愛い。

何気に同居人(マイク・ホワイト)の存在感も素晴
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.1

田中圭くんをあんな役で出せるのは三谷幸喜だけ!

「三谷作品らしい」というと、「12人の優しい日本人」と「笑の大学」(監督はどっちも違うけど)、三谷監督作品では「有頂天ホテル」が浮かぶので、この映画に
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セッション(2014年製作の映画)

3.9

ホラーと言ってしまってもよいと思う。
キャッチコピーは「こいつら……狂ってやがる」。

自分がバンドの一員になった気分になるほど、ずーーーーーっと緊張感を与えられ精神が疲弊してくるが、目が離せない。全
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ドキュメンタリー 最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

まず、このような関係が実在していることを知ることができたことに感謝。そして今も、彼らの発言からお互いへの敬意が感じられることが素晴らしい。フィリップ氏の言葉の端々から伝わる知性や深い洞察にも心を動かさ>>続きを読む

THE UPSIDE 最強のふたり/人生の動かし方(2017年製作の映画)

3.4

原作(というか本人)に近いのはこのアメリカ版なのかなと思いながらも、フランス版のオマール・シーに惚れ込んでしまったので、点数低め。こちらの方がリアルではある。

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.4

フランス版は3回鑑賞。フランス版があまりに好きで、アメリカ版、モデルとなった本人登場のドキュメンタリーも鑑賞。原作はもうじき届く予定。

オマール・シーがチャーミングで、本当にいつも一緒にいたくなる。
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メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

3.0

おぼこいベン・スティラーと、可愛さが弾けまくってるキャメロン・ディアスが観られる映画。

久しぶりにまた観ましたが、頭オカシイ人の数が記憶に残っている以上に多かったです(笑)。メリーの役が障害者に対す
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下妻物語(2004年製作の映画)

4.3

2回観て、2回とも「ちゃんと面白い」と思えた作品。なんなら2回目に観た時のほうが1回目より評価が上がった。

まずストーリーが圧倒的に面白い。加えて中島監督の独特の色調や技術がふんだんに盛り込まれてい
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.3

ここで京本政樹かあという、歓喜(笑)。

くだらないよ? 軽いし、全編にわたってどうでもいいよ? でも、このくらいくだらなくてよし。あえていうなら魔夜峰央さんの世界観を活かして色調はもつとダークめにし
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告白(2010年製作の映画)

3.8

一言でいうと、「どっかーん‼︎‼︎‼︎‼︎」な作品。

2010年の公開時に劇場で観た時は衝撃だった。中島哲也監督の「下妻」「松子」ファンなので、すぐに観に行ったが、こういう作品を手がけるとは思ってい
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「バットマン」シリーズを観たことがないが鑑賞。前半で格差社会の下層にいる人間のやりきれなさを延々と描いているので、後半のカタルシスの爆発がすごい。酷い人生だったから悪の道に……ではなく、祭り上げられた>>続きを読む

清須会議(2013年製作の映画)

3.5

私は好きだ。清須会議の内容は「12人の優しい日本人」を作った三谷さんなら大好きだろうし、実際面白い。大泉洋さんはよく演(や)ったと思う。漫画っぽく演じるように全員指導されていたのかどうかわからないが、>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

強烈なインパクトを残すが、人に勧めづらい映画なので点数低め。「ココロが元気な時に観てください」系。

どんな気持ちでこのストーリーを捉えればよいのか。製作サイドは問いてはいないのだろうが、問われている
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エイリアン3 完全版(1992年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1992年の公開時に劇場で見たはずだか、27年も前の話。完全に内容を忘れ、好きな監督のデビュー作であることも忘れていたので再鑑賞。

デビッド・フィンチャーって全体的にトーンは暗いのに、丁度いいロマン
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スティング(1973年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1969年製作。テーマ曲として使われた「ジ・エンターテイナー」といい、7章立てにして見出しと絵を挿し込む手法といい、上品で粋な雰囲気が漂う。

登場人物も、詐欺グループのほうがギャング側よりはるかに品
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

特に予習もせず、「サスペンス/ドラマ/ミステリー」というジャンルだけ確認して鑑賞。思ったより社会派、思ったよりホラー。あと、思ったより批判的で皮肉がきいている。『ゴーン・ガール』を思い出す仕上がり。

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・キャメロンにより、リプリーが格闘家世界王者のように強くなった。「ターミネーター2」や「タイタニック」に通ずるものがある。娯楽作品として楽しい。

その反面、ホラー苦手、不気味なものが苦手な
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

大昔に観た作品。
お腹からの……あの衝撃忘れられず(ホラー苦手)。だけど間違いなく名作、孤独と恐怖と闘うリプリー美しい。

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

ジェリー(ウィリアム・H・メイシー)には「どうしようもない男大賞」をあげたい。壮大な計画もなく、ドス黒い悪意もないのにどんどん陰惨な展開になっていく。幸せとは何かという答えを出しているマージ(賢者)と>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.6

最初観たときは、期待値が高すぎたのかウォルター以外は特にハマらず。男子校ノリを感じた。

しかし鑑賞2度目で、グッとおもしろいと思えるようになった。プロットがよくて物語として普通に楽しめる、けど登場人
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スーパーの女(1996年製作の映画)

3.8

観ていて楽しい映画。映画というよりもドラマっぽいつくり。宮本信子さんや津川雅彦さんもいいけど、伊東四朗さんの悪い感じがジメジメしすぎていないので、カラッと笑いながら観られる。スーパーの裏側の人間ドラマ>>続きを読む

里見八犬伝(1983年製作の映画)

4.0

小学生のときに観て、真田広之さん演じる犬江新兵衛に色気を感じて、好きになった。大人になってから観ても色気が凄くて困る。

曲亭馬琴からの鎌田敏夫の原作・脚本に加えて脚本も面白く、少女マンガ的な恋物語も
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.5

恋する大人をテーマにした、台詞も含めて、絵本のような映画。

失恋してセンチメンタル全開状態の男性と、たくましい女性との対比がよいです。あまりに映像がおしゃれなので、挿入歌「夢のカリフォルニア」「夢中
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.9

上映時間2時間超、その約半分を過ぎるまではしんどかった。正直にいうと退屈、何をいいたくてこの話を展開しているのかわからなかった。だけど見終わったときには、いい映画だと思った。現実を引き受けているダーク>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.9

魑魅魍魎。芸人とは思えない「でんでん」による衝撃の怪演。本物が憑依したかのように見えます。冒頭のやたら目につく神楽坂恵さんの胸の谷間に気を取られていると、あっという間にグログロエログロエロの世界へ。吹>>続きを読む

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

3.8

鑑賞後の気分はよくない。なにもわかってない若者がノリでああゆうをことやるのが耐えられない。それを除けば、物語は重いのにサクサク感ある作品。ド不幸松子の物語をファンタジーっぽく観られるのは演出や映像だけ>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.3

鑑賞後の気分はよくない。ただ残虐な映画を観るのは好きではないのですが、3を超えるのはピエール瀧さん演じる役から人間味が覗くところとか、池脇千鶴さんなども含めたみなさんのお芝居が凄いからでしょうか。実際>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.7

原作未読。観終わったあとの気分はあまりよくない。前半のラブラブから後半のグチャグチャの対比がすごい。単なる破綻した夫婦のドロ沼劇ではなく、巧みに夫を嵌めていく手腕にきもち爽快さを覚える。テンポのよさで>>続きを読む