KHさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

4.0

もうちょい考えて!ってツッコミどころ満載だけど、おっさんたちがニューヨークでわちゃわちゃしてて面白い!
B級感半端ないけど何故か憎めないこの感じが好きだった。
マシュマロマンはこうやってできたんだ笑

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

IMAXで絶対に観たい映画。
地面にまで続く大きなスクリーンも、サンドワームの振動も映像の中に入り込んだ錯覚に陥った。
既視感のある展開だとしても圧倒的スケールで描いてるため最強のエンタメだった。

かたつもり(1997年製作の映画)

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アテネフランセ文化センターで鑑賞。
「かたつもり」「天、見たけ」「塵」3部作の同時上映。最初2作は実際のフィルムを映写機にかけ上映。
河瀬直美監督が実の養母を被写体に撮ったセルフドキュメンタリー形式。
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玄牝 -げんぴん-(2010年製作の映画)

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アテネフランセ文化センターで、組画主催上映会2部にて鑑賞。
映像的価値はものすごく高いため、円盤化されない理由はわかるが余りに勿体無い。また吉村院長の矛盾を抱える様、家族や助産師もしくは妊婦さんとの機
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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原作未読だから前章だけでは何とも言えないというか、これからって感じ。多分後章が公開されるまで待てないから原作読むと思う。
開始数秒で未確認飛行体が発見されて、飛行機が墜落して直接的に人間の死を示唆する
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

超大作SFの映像化。
スターウォーズやナウシカみたいな世界観だなと思ったら、原作「Dune」の方が全然前に発表されているのか。
SF作品って読むにしても、観るにしても他のジャンルとは違う独特な慣れが必
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

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岩井俊二の映像って時間が流れていないというか、その記憶の瞬間的な美しさを切り取った空間に閉じ込められた様な感覚になる。
なずなは美しすぎるし、主人公の男の子は未来少年コナンにしか見えなかった。
夜のプ
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PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

3.0

eスポーツ主題の映画。
新しい挑戦だと思うけど、映像にするとなるとゲームによるかもしれないが中々映えない。スクリーンいっぱいにプレイ画面が映し出されると途中で何観てるのか分からなくなる。
物語的にもよ
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そばかす(2022年製作の映画)

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主人公の演技が良過ぎた作品。
主人公の言いたい事は痛いほど分かるけど、やっぱりそれでも妹の言うように、強がってるのかなとも思って、主人公の言葉を100%その通りには受け取れなかった。そんなに無垢に生き
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変な家(2024年製作の映画)

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物語自体はツッコミどころが多くお粗末さはあるものの、コンセプト自体は面白かった。
その分、出オチ感はあるけど物語自体の怖さは殆どない(驚かされるだけ)から今夜は安心して寝れそうな感じでありがたい。

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.5

完全に「ジョーカー」をオマージュしているのは各シーンを観れば明らかではあるが、映画自体はエンタメ寄りの作品。
一応ドッグマン自体の信念は語られる。
ホアキンフェニックス版のジョーカーも、ジョーカーシリ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

JAZZをアニメーションの世界で、音楽だけでなく視覚的効果でも表現してて凄かった。
主人公・大と雪祈それぞれ目標が異なっており、二人のセリフや考えが時折反対なのも良かった。斜陽化してゆくJAZZの全体
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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杉咲花の無駄遣いというか、もはや終始杉咲花お涙芸だった。
久しぶりにツッコミどころ満載の映画みた。
こんなに登場人物全員を好きになれない映画を初めてみた。ここ最近で、こんなに単純悪な人物が出てくる映画
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.0

セリフも伏線もキャッチーな設定も模範的なシナリオのはずだけど、クライマックスの演出を除いて、画というか舞台の作り込みが凡庸ですごく眠たくなった。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.0

パラレルワールドの日本。
こんな空虚で乾ききった様な世界観の日本は嫌だけど、日本語と中国語と英語が混じったセリフは挑戦的なやり方だし新たな言語の発明だと思う。
冒頭の音楽、「むかしむかし」から始まるエ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

中洲大洋劇場の閉館前記念のリバイバル上映で鑑賞。
確か高校生の時「コーダ」を初めて映画館で見たのも中洲大洋劇場だった。
やっぱりコーダは傑作だと思う。(サブタイトルを除いて)
ろう者の家族で唯一耳の聞
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

4.0

2024年春映画ドラえもん!
毎年3月の第一金曜日は、何があっても映画ドラえもんを観に行くって決めてる。
予告編から薄々感じてたけど、今回地味そうだなって予感は的中。
でもファーレ(音楽)とノイズの設
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カランコエの花(2016年製作の映画)

2.5

自分が善意と思って行動しても、そこに自分が気付かない程の小さな悪意というか、エゴが介在する事ってある。
その悪意(エゴ)が連鎖的にこの映画では発生する。
最初の1人は女子生徒のどこにでもある単なる恋バ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.5

同じ制服着て、同じクラスで、だけどそれぞれ境遇が全く違うのって当たり前だけど不思議に思った。
「卒業」というテーマに向かって繰り広げられる少女たちの群像劇。ストーリー性を前に出すより、卒業式前の独特の
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

なんでティモシーシャラメって世を憂いたお坊ちゃん役がこんなにハマるんだろう。ウォンカの無垢に垣間見える狂気さもいいけど、やっぱりこっち系の役がハマっている。
NY行きのバスではあんなに投合していた会話
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.0

監督・タイカワイティティの箸休め?
ドキュメンタリーを基にしているせいか、独自の世界観や作家性が薄まって爽やかさだけが残ったような作品。
物足りなさは確かにあるけど、もっと気楽に生きようっていう監督の
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

1つの島国に大体1つの民族しかなくて、信義のある特定の宗教を信じていない日本人にはカソリック(南北のアイルランド統一を求める少数派)とプロテスタント(英国への帰属を求める多数派)の対立がいまいちピンと>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

3時間という尺を使って壮大なボケを見せられている様な感覚。
誰もツッこんでくれないから、もはや1人で笑うしかないし、久しぶり映画館でこんなに笑った。
ボーが母の元へと戻る物語。治安の悪いゾンビ街のよう
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.0

物語構成は王道。
中盤までは良かったけど、最後の怒号の改心とハッピーエンドとのオンパレードは感動しろ!って押し付けられてる気がして興ざめ。
あと主人公自身は基本的に能動的で全ての展開において、周りの流
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.5

配役、演技、フィルムの雰囲気、どれも良かった。
原作が小説で作品自体の内容は文章映えしそうで綺麗な感じで、それをフィルムの世界観に落とし込んでて凄いマッチしていた。主人公同士の会話(掛け合い)が凝って
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

初監督っぽい物語の構成に凝った作品。青春が圧倒的に眩しかった。
映画の未来にはマニア向けの難解な作品もマス向けのラブコメ作品も両方必要だし、単にラブコメを否定するだけじゃなくて和解する所が良かった。
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.5

メッセージとかテーマとか、どうでも良くて肉子ちゃんとキクリンの生活と、それを取り巻く漁港の描き方が本当に素晴らしい。
西加奈子の原作の厚みと、アニメーションの演出力とが相乗することでパワフルな映画にな
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

4.5

八鍬新之介監督×辻村深月(脚本)が制作した映画ドラえもん。公開当時、映画館に3回観に行った思い出。
ミステリー作家としての作家性(多層的なミステリー構造)を入れつつ、藤子・F・不二雄的世界観のSFを踏
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Saltburn(2023年製作の映画)

2.5

フェリックスは浮世離れで、純度があまりに高すぎたんだと思う。だからこそ、自分に欠けているオリヴァーの圧倒的リアリティに惹かれたんだと思うし、逆も然り。
中盤まではオリヴァーに共感出来たし、その人を惹き
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

サンセバスチャンの街並みがオシャレ過ぎるし、映画全体の色味が鮮やかで美しかった。
所々、劇場に笑いが起きてて良かった。素直になれない主人公を取り巻く人々とのやり取りに、終始にやにやしてしまった。
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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.0

一つ一つのシーンは俳優の演技、演出も含めて良いシーンが多いし、若干セリフが浮いてる所もあるけどキャラクターの個性もあって良かった。
ただ物語の性質的に原作漫画とかアニメみたいに長尺で少しづつ魅せていく
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

-

RUN!FOREST!RUN!
この言葉が呪いのように出てきて、フォレストガンプを助ける。
色んな要素がありすぎて、一回見ただけじゃ語れない。
歴史的事件の裏側にフォレストがいるのが最高に面白すぎる。
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ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

演出が最高にクール過ぎる!
ストーリー自体は寓話的で見覚えのある様なものだが、それらを全て刷新するようなエネルギッシュなアクションが最大の魅力。
また寓話的でありながら、現代の価値観や要素を掛け合わせ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.0

笑いに取り憑かれた男の話。
主人公の「正しい世界」で生きたかったという嘆きがあまりに痛々しい。
この世界を生きるには、あまりにピュア過ぎたんだと思う。
勿論これは圧倒的少数の話だけど、1つの要素として
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

4.5

「僕らの世界が交わるまで」
タイトルは「交わる所」でも「交わる時」でもない。
従って意地悪な事に、この先「僕ら」が分かり合えるかもしれないし、分かり合えないかもしれない。
このタイトル、映画はそのどち
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