史上最もダークでエネルギッシュな作品。「バービー」と同時期に今作が公開されたのも必然なのかも。
1人の女性が無菌室からこの世界に創造され、世界の美しさにふれ、悪意にふれ、性の悦びをしり、途中実存主義>>続きを読む
どこにでもある家族なんだけど、少しづつその中にある大きな傷というか、空洞が明らかになっていく。
親戚が一同に集まると、良い意味でも悪い意味でも色んなことで頭がフル回転する感じが表現されてた。
親と子、>>続きを読む
緊張と緩和が交互に訪れて、そのギャップに所々クスクス笑ってしまう。
西部劇とバディ物のド真ん中を走り抜けるような作品。
馬に乗り移動していく画がどこをとってもかっこいい。
2人の掛け合いの時に賢くかっ>>続きを読む
歴史的事件も何もかも、こんなバカバカしさと滑稽さで動いていたのかもと考えるとクスクスと笑える。
久しぶりに純粋にワクワクしながら観れる映画に出会えた。
当時の主従関係に伴う男色文化は、現代の感覚からは>>続きを読む
世界で最も売れた自叙伝、「窓ぎわのトットちゃん」の待望の映像化。読んだことなくても学級文庫など、どこかしらできっと目にしたことがある作品。
アニメ全体の世界観が、とても可愛らしかった。アニメにしかでき>>続きを読む
今まで観てきたどんな映画より、ずっと密度が高くて夢の中に閉じ込められたような映画。
実際に起こる出来事も、それに伴う内面もどこまでがリアルでフィクションなのか分からない。
現実と虚構との遠近感が失われ>>続きを読む
良くも悪くも役者の演技が分かりやすくて泥臭いけど面白かった。
ゴジラ映画はシン・ゴジラしか観たことなく、ゴジラ映画の系譜を全く知らないけど、ゴジラの恐怖と絶望とが演出されていた。
ゴジラに何か目的や企>>続きを読む
パンチとともに空気の破裂音が一定のリズムを持って、ホコリ被ったジムに鳴り響くシーンが印象的だった。
特に物語性はないけど、衝動をフィルムに収めたような作品。
後半になるにつれてケイコの叫びがその表情か>>続きを読む
テンポ感の良い、力強いミュージカルで想像以上に良かった。
シナリオとかというより、体験型の映画だなと思った。島が舞台になってて閉鎖的だし、そこに住む市民たちもリアルさというよりファンタジー重視でディズ>>続きを読む
繰り返される日常の中にある、可笑しさを優しくすくいとったような作品。
公開二日目で評価が高いから期待して観にいったら序盤、中盤とずっと退屈。
特に物語的展開もなく、繰り返される平山(役所広司)の日常>>続きを読む
この映画の市子を徹底的に描く姿勢が素晴らしかった。多分この映画は市子に突き動かされて作られた映画なんだなと伝わってきた。
市子の時には観客に寄り添って時には突き放して、同化と異化のバランスが絶妙すぎる>>続きを読む
原作が小説のため緻密な物語構成とミステリー的展開によって進んでいく事で物語としても面白く、演出や演技など含めて映像作品としてのクオリティも高い。
(尾野真千子のユウ君だけ多分文章だったら違和感ないのを>>続きを読む
色んな映画を見ているとザ王道映画は斜に構えた見方になってしまいがちだけど、それを覆すぐらいのミュージカルとファンタジーだった。
やっぱり王道のストーリーを王道に楽しむのが映画の1番の楽しみだなと改めて>>続きを読む
ロジックとかテーマとかじゃなくて、「見る」映画なのがまさにフランス映画って感じ。どこを切り取っても全てが画になるし、全てがおしゃれ。
フィルム映画のCGってどうやってるんだろう。赤と緑の配色が凄い良い>>続きを読む
東京、とうきょう、トーキョー色んな交錯した東京を舞台に主人公の門脇麦と水原希子とを描いた作品。
優れた役者、監督によって作られた完成度の高い作品。
一つ一つの演技や演出が映像としてレトリカルで物語自体>>続きを読む
ストーリー自体は既視感のあるストーリーが2つ3つ合わさったようなストーリー。ゲゲゲの鬼太郎は昔アニメでよく見ていた程度で鑑賞。
子供向けかなと思って観てたら、まぁまぁなシリアス展開。製作側の少しひねく>>続きを読む
関東圏と言えども、こんなローカルネタを映画として企画できたなと感心した。しかも特定の地域特化の映画の映画で興行的にもしっかり成功を収めたなんて凄い。
原作と違う映像のオリジナリティがもう少し欲しかったけど、思ったより良かった。
原作通りに映像化して失敗している所が2つ。
1つは稲垣吾郎演じる検察官の人間性があまりに薄い。映像にすると人間が演じるの>>続きを読む
ストーリーも好きだけど1番は映画全体の色味が物凄く可愛い。
主人公は赤や赤紫の色で、それと対比的にお母さんや学校などは緑色が使われてて配色のセンスが絶妙で、映画の世界観とマッチして凄く良い。
真面目で>>続きを読む
これは結構スベってる、、、
なんて言うか、この映画のノリに乗れるかどうかで明暗が別れる感じ。
3人のヒーローの画だけで何とか繋いでるけどこれは結構厳しいかも。
MCU好きだから全然観れるけど普通に映>>続きを読む
お尋ね者2人のロードムービー。
この手のテーマは色んな形で作品になっているけど、優しさや親切だけが正解じゃないんだなと。
ダウン症のザックを演じた俳優もダウン症を患っているらしく、
話し方がゆっくりだ>>続きを読む
東京国際映画祭にて鑑賞。
前に観てたけど、ずっとシアターで観たかった作品。
戦争を描いた物語じゃなくて、徹底的にすずさんの視点から日常を描いた物語。
だから戦争映画と言うより、すずさんの日常に戦争が少>>続きを読む
面白そうだし俳優も良いけど、掴みどころのない雰囲気映画。
本音と建前をテーマにした作品はもう擦り倒されてるし、新しさを感じるようなことはあまり無かった。
家族愛的なテーマも自分には正直そこまで惹かれな>>続きを読む
ずーっと観たかった作品だけど、配信されてなくて観れなかった作品。
東京国際映画祭でシアターで鑑賞。
笑って泣けての完成されたストーリーを1931年にサイレントで撮ってるチャップリンは本当に天才。
会場>>続きを読む
流石にクオリティが、、、、、
最近のアニメに目が肥え過ぎたせいか、クオリティが子供たちに見せる啓発アニメみたいに感じてしまう。
アニメーションの演技も声優の演技もあまりにも、10年前くらいのアニメ特有>>続きを読む
時代設定の緻密さが圧巻。
アメリカの先住民族・インディアンってもっと暴力的な迫害をされていると思ってたけど、
石油を掘り当てて土地の収益権で富を築いたインディアンが居ること自体に驚いた。
とはいえ、白>>続きを読む
こんなに美しい終わり方をする映画を今まで観た事がない。最後を観るためだけに、もう十数回は鑑賞した。
河瀬直美監督の書き下ろし作品は、比較的に抽象的で独りよがりな作品が多いが「光」は、わかりやすいストー>>続きを読む
1つの映画というより、ジム・キャリーの芸(ほぼ顔芸)がメインって感じ。
表情筋が凄すぎる。
ジム・キャリー演じる主人公、ダメお父さんは子供より仕事を優先して誕生日も忘れちゃってその場限りの嘘をついてや>>続きを読む
多分展開とかトリックを楽しむと言うより、主人公とかのキャラクターを楽しむ系の映画だと思う。
登場人物たちが凄くセリフで語ってくれて、脚本書いた人は気持ちいいんだろうな。。。
最後の展開は申し訳ないけど>>続きを読む
70歳に差し掛かる夫婦が息子、娘を訪ねるために広島の尾道から東京に出てくる話。
子供たちはみんな結婚して子供(孫)が居たりしてそれぞれの家庭ができてる中で、ちょっとした居心地の悪さや気まずさが漂ってい>>続きを読む
「レディ・バード」、「バービー」に続いてグレタ・ガーウィグ監督の3作目を鑑賞。
本当に素晴らしい作品だと思う。
グレタ・ガーウィグの作品はどれも、映画に人間が描かれている。
四姉妹の物語。今よりもっと>>続きを読む
何も考えずに笑って観れる映画も、たまに観たくなる。
でも意外と映画に2人が描かれてて面白かった。
数年前と今で、イケてるの指標が変わってるのが面白い。
少し前は、ちょい不良みたいな奴がもてはやされてた>>続きを読む
王道的展開に加えて、現代に逆行するように「アナログ」な要素を付け足した恋愛映画。
とにかく子供が可愛らしい。
息のあった兄弟コンビにクスクス笑える。
もう日本にはほとんど無いし、玄関開けたらすぐお隣さんがいる長屋って今の自分達からしたら、ずっと特殊になってしまったけど、その時代の人>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
正直こういう映画は個人的には苦手な部類。
なんで物語に出てくるLGBTの人は皆悲劇的なの?
確かに悲劇に浸ったら感動的な画は取れるけど、それこそずっと差別だと思う。
最初から最後までずっと悲劇。
笑顔>>続きを読む