あさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あ

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ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~(2023年製作の映画)

3.0

思ったよりドキュメンタリーだった。

今も普通にビートルズの曲を聞く自分にとっては武道館のライブが自分の生まれる30年も前の話というのが信じられない。

ビートルズの曲は今聴いても別に古いと感じない。
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.0

今までに観たことのないタイプの映画館だったかもしれない。
物語りの展開はとても少ないし、伏線のようなものも感じられなかった。
ただ2人のケンカを第三者視点で観ているだけ。

愛と憎しみによる争い(戦争
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.5

インド版ニューシネマパラダイスにスタンドバイミー感を足した映画だった。

何かに夢中になってる時間が人間一番輝いていて一生忘れない出来事になるんだろうな。
自分も子供の頃にこんな夢中になれるものに巡り
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

これが戦場の前線。
これが戦争というのをまざまざと見せられた。
戦争に良いことなんて1つも無いことを再認識させられた。

どこから弾が飛んでくるか分からない死と隣り合わせの状況、隣にいた友達が数分後に
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

Me tooのきっかけとなった新聞記事ができるまでの話。

Me tooという言葉をよく聞くようになった当時、自分はいわゆる「バズっている」くらいの感覚でしかなかった。
しかし、どれだけ苦しんでいる人
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.5

思いのほか心動かされた。
競馬にこんな見方があるなんて知らなかった。
観る前までは完全に競馬=ギャンブルってイメージだった。

コロナ禍だから特にそうだったのかもしれないが、自分以外の大勢の人と感情を
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

なんとなしに観たら想像以上に面白かった。

ウルトラマンを観ていた世代ではないので楽しめないのかなと思っていたらそんなことは無かった。
知っていたら演出とか怪獣に対してもっと感動するんだろうけど。
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

ストーリーは至ってシンプルでありきたりなのに、感情や性格ををキャラクター化、ゲーム化するだけで一気に斬新さや心の機微に深みが生まれる。
新しい体験をした気分。

夢の撮影や記憶の整理とかを頭の中で可愛
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

2回目。
初めて観た時よりも発見があった。

1回目は映画作りの技術とか人集めの大変さとか表面的な部分で1本の映画を作るまでにこんな苦悩があるんだなーという感じだった。

2回目は映画論的な視点から自
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

2回目。
映画館で観るべき作品だと再認識した。

死と隣合わせのレースシーンはやっぱり手に汗握る。
映画館で観た時はエンジン音が自分の体まで振動して自分も一緒に乗車しているような体験だったけど、家で観
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.5

ピノキオってこんな味わいのある話だっけ?

ゼペットのエゴで誕生したかのようなピノキオは操り人形のように金稼ぎの道具にされたり、戦争の兵器として使われそうになったり。
自分の意志の目覚めをピノキオの人
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

親になることの責任について考えさせられた。
子供ができた瞬間からもう自分だけの人生ではないことを自覚できないと親になる資格は無いと思った。
子供は親を選べないからこそ親は自分の人生をなげうってまで子供
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.5

面白かった。
笑いあり感動ありで全く飽きさせない。
あっという間に終わってしまった。

13歳という大人と子供の中間くらいの時期を綺麗に描いていた。
自分もそうだったなー。
学校ではバカな事やったりす
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

観た後もずっと余韻が残るくらい作品に呑まれた。
耳が聴こえない生活がどんなものか頭では分かったような気がしていたが、そんなものがいかに小さいものだったのかと痛感した。

というよりも寧ろそんなハンデを
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

4.0

鳥肌立ちっぱなしだった。
音域の振れ幅もそうだが、声の大きさとか圧とかとにかく凄すぎる。
思いっきり心を掴まれた。
フレディマーキュリーの声を初めて聴いた時の感覚に近い気がした。
確かにこれは認めざる
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

圧倒的な映像美でただただ感動。

海の美しさや生物の生命力はもはや本物以上に感じられた。
また、海の中に取り残されてしまった時の恐ろしさや孤独感も同時に描かれており自然の偉大さを感じた。

前作は人間
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.3

なんじゃこれ!な映画。
今年は視覚的に強烈な映画が多かったな。
チタン、あのことと続きこの映画も強烈だった。

最初は女性は被害者意識が強過ぎるみたいな、アンチフェミニスト的なことなのかなぁと思ってい
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.2

とてもシンプルで分かりやすい映画だった。

逆に言うと先が読みやすい展開ではあった。
もうすぐ帰れるというセリフがあればそうはならないんだろうな、本筋とは関係のないセリフがあればその後どっかで出てくる
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.5

分かりやすく面白い。
テンポが良いし曲も良い。
テーマも分かりやすい。
ここまでシャープにまとまった作品は久しぶりに観た。

それぞれのキャラが立っていて面白い。
アナとクリストフてオラフの絡みが特に
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ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦(2022年製作の映画)

3.5

映像で見るだけでも溶岩や噴火のスケールの大きさに圧倒される。
生で見たらもっと迫力があるだろうな。

普通の人間ならそんな怖い場所には行かないだろう。
良い意味で頭のネジが飛んだ人がいなければこのよう
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ルパン三世 ワルサーP38(1997年製作の映画)

3.0

この渋さこそルパン映画の味なんだろうな。

いつも子供みたいにおちゃらけているが、実は芯の部分で冷静に物事を捉えている、という掴めない男がルパンの面白さだと思う。
そんな部分が存分に味わえる作品だった
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.2

別の切り口からのスラムダンク。
これもこれで良い。
また漫画も読み返したくなった。

宮城が一番好きだったから主役で嬉しかった。

体育館に刃物を持ち込んだ魚住君はコンプラ的にアウトだったのかな。

あのこと(2021年製作の映画)

3.7

今までで観た映画の中で一番衝撃的だったかもしれない。
終わった後足がすくんでしまった。

命の尊さを直球で投げかけてくるような作品だと感じた。
他人の命よりも自分の将来の方が大切なのか?

女性だけが
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

生きて帰ってくるだけで喜んでくれる人がいる。
逃げること=負けることでは無い。
絶対絶滅の時は逃げたって良いんだと思った。

映画を観ている自分にも伝わる恐怖の表現が良かった。
助かる希望が見えたらす
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

フレンチディスパッチから2作目だが、ウェスアンダーソンの世界観はかなり好きだと思った。

今作はまるで絵本の中に入り込んだような感覚で、ラストに急に現実に戻され、始めから最後が繋がる爽快さを感じた。
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

想像していたより良かった。
タイトルだけでは想像できない展開。
勿体ないなぁ。

最後まで上手く振り回されて楽しめた。
回想シーンの小出し具合が上手かったな。

人里離れた沼地で自然と暮らすカイアと仕
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

無駄の無い脚本・演出で、とても観やすかった。

自分はミュージカル映画は途中で何やっているか分からなくなって眠くなってしまうことが多かった。
しかし、この映画はバーナムの幼少期から現在までの時間経過や
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

割と好きだったかも。
タイラーがいなかったらホラー映画になってたな。
張り詰めた緊張感と散りばめられた笑いのバランスが良かった。

食べログとかでも点数悪いと敬遠しちゃうもんなー。
それで人生変わる人
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リアム・ギャラガー ネブワース22(2022年製作の映画)

5.0

最高。
散々焦らされてからのWall of Glassは涙が出てきた。
コロナ禍で抑圧されてた感情が一気に解放された感じ。
一つの音楽で大勢で歌って踊って笑い合うっていうのを最近では忘れてたなーと。
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.5

「真実」と「責任」について考えさせられる映画だった。

観客視点から観ればリチャードは犯人ではないと分かっている。
だから押し寄せてくるメディアや強引に犯人に結びつけようとする捜査員に不快感を感じる。
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.0

ブラックパンサーとチャドウィック・ボーズマンの偉大さと喪失感を感じた。

王が不在なことで逆に王の存在の必要性を感じるし、新しい王の決断の難しさが王の背負っていた苦悩を浮き彫りにさせていた。

やはり
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.1

天気の子よりは観易かった印象。
自分の年齢だと微妙にハマらなかったかも。
反抗期か反抗期の子供を持つ親とかだったら刺さるところが多かったかも。

自分の殻に閉じこもって他人を信用しなかったり、自分を大
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

観る人によって感じ方が違う映画だと思った。
悪く言えば分かりにくいし、よく言えば刺さる人には刺さる映画だと思う。
自分はどっちかというと前者だった。

自分は終始圭介視点だった。
冷めているというか保
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.0

スターウォーズみたいな世界観。
だけどスターウォーズよりも先進的。

スーツが急に現れたり遠隔操作で乗り物が操縦出来たりするのはしびれた。

内容は至って普通な印象。
黒人や女性が中心になる映画の構造
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.7

純粋な男がする恋はもはや呪い。

同じ男だから分かるところもある。
一緒に過ごしたあの夢のような時間が今はもう取り戻せないなんて信じたくないよね。
いつかはあの時間を取り戻せると信じたいよね。

しか
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

とても綺麗な映画だった。

アニメーションが素晴らしい。
開始3分くらいで引き込まれた。

ピクサーに出てくる人物は現実世界とかけ離れてて不気味だなと思っていて小学生の頃から観るのを避けてきた。
しか
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