オリオンをなぞる上条さんの映画レビュー・感想・評価

オリオンをなぞる上条

オリオンをなぞる上条

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

-最新作に向けて再視聴-

今作は家族と時間遡行がテーマです。

相変わらずウルヴァリン弄りや映画の小ネタが満載で笑えます。
ふさげてる割にシリアスも入れてくるから狡いです。

最後のタイムラインの改
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.8

-新作に向けて再視聴-

デップーは冗談も多く軽い男の印象です。
しかし、デップーが生まれる迄の道は暗くそんな中での彼の底抜けの明るさは尊敬出来ます。

第4の壁を越えてくるのも観てて凄く新鮮です。
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.7

物語の序章という感じがしました。

話の流れは新章になっても同じく、人間は悪という描かれ方をしてます。
目新しさと言えば、主人公のノアがまだ未熟な事ですね。シーザーとはだいぶ違います。

ノアという名
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PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

3.0

こ、これは中々芳ばしい作品…!!
猿の惑星の旧作と新作を見た後だとだいぶギャップに苦しみます。
どちらも知的生命体の宿命を描いてて哲学があったんですが。。

それとツッコミどころが凄く多いです。

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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.7

シーザーの葛藤が今回のテーマです。

中々非情に徹する事が出来ず悩む彼の姿は人間より人間らしいなと。
悪夢にコバが出てくる辺りそれが顕著です。

対照的に「大佐」は完全に非情に徹してます。
あの世界で
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.7

知的生命体の間で権力争いが起きてしまうという事は旧作から一貫してメッセージ性を感じます。

今作でもそれがありますが、旧作との違いはアクションの見応えでしょうか。
猿としての身体能力をフルに活かした闘
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.9

旧作に比べてシーザーがかなりダークサイドで驚きました。
Noと声を出す場面は鳥肌が立ちました。

猿が知能を得ていく過程も旧作より今っぽいと言いますか、なんだか現実にありそうな話でゾッとします。

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最後の猿の惑星(1973年製作の映画)

3.7

征服から感じてましたが、完全にシーザーの物語です。
人間には殆ど焦点は合いません。

種の頂点が変わろうと、権力争いは起き、戦争が起きてしまうというのは知的生命体の宿命なのでしょうか…
この物語を観る
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

3.5

今回は「奴隷制度」と「革命」がテーマです。
この作品は人類の失敗を歴史を学べます。

奴隷制度は間違ってますが、じゃあ革命は正しいのか?
そんな問いを投げかけてきてるように感じました。

シーザーは正
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新・猿の惑星(1971年製作の映画)

3.4

時間遡行した猿たちの物語です。
これで新しいタイムラインが出来たという事になると思います。

意外にも人間と猿の描き方がフェアなんですよね。
どちらにも共感出来ると言いますか。

悪役の様に描かれてる
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.5

全体を通して宗教的な話でした。
特に人間側の宗教観はかなりおぞましく、これなら人間は滅びても仕方がないと思わされるものでした。

終わり方はなんだか世界への警鐘の様に感じました。
結局知的生命体は愚か
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.7

最新映画に備えて視聴開始。

内容としては「猿と人間、立場が逆転したらどうなるのか?」というもの。
猿たちがかなり野蛮に見えますが、同時に人間たちもこれぐらい野蛮だというメッセージ性を感じます。

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

これがエンタメです。純粋に楽しいを叩きつけられます。コングの真面目さが愛おしく、対照的にゴジラの手の付けられないヤンキー感が観てて面白かったです。

そう考えるとモスラはヒロイン枠なのでしょうか?ヤン
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.3

偽装誘拐を企む旦那も、犯人2人も余りに間抜け過ぎてイライラします。
逆に言えば、イライラさせる程の演技力なのかもしれません。

結局何がしたかったのか…警官の言葉を借りるなら「理解できない」です。
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

ポップで観やすいスパイ映画だなと思いました。
途中で掛かる音楽も素敵でポップさに拍車を掛けてます。

なんだかマナーが人を作りそうなこのポップさとセンス、どこかで観た事あるような…最後まで観て納得しま
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.8

闘う人は輝いて見えます。
だからこそマキシムスは民衆のヒーローになったんでしょう。

ラッセル・クロウが演じてるとは思えない程の雰囲気を纏ってて素晴らしかったです。
そこには確かに不屈の精神がありまし
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.8

B級に片足を突っ込みかけてるところが最高ですね。
細かい設定とかはどっかに放り投げて派手なバイオレンスを魅せてくれます。

ステイサムがやたらとウェットスーツを着ながら戦ってるのも好きでした。
どんな
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

言語って凄いなと。
無限の可能性を秘めています。
序盤は相手の言語を理解する迄の話ですが、観てて知識欲が擽られる感じがしました。

後半はまさかのオチ。
このオチを知ってしまうと、ハッピーエンドとは言
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.5

極道とアクションが良い具合に混ざってて面白かったです。

高倉健はひたすら渋いですし、松田優作は眼光がギラついてて恐ろしかったです。
2人とも言葉ではなく、纏う雰囲気で演技をしてますね。

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.4

身体は動きませんが、正義の心で事件を解決する主人公はカッコいいです。
普通なら腐って何もしたくなくなりそうですが。

アメリアの成長を促す先生的なポジションでもあり、観てて凄い人だなと思いました。
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.7

少し苦い恋愛と友情。
でも、最後は…

バンドメンバーに女性達が付いてくるという文化がわからず、最初は戸惑いました。
昔はそういうのがあったんですね…

この作品の登場人物、殆ど碌でも無いです。
それ
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.7

美しきは友情かな。
男同士がやたらと仲が良いと「ゲイか?」と弄られる事がありますが、別に恋愛が全てではないのです。

本人達が一番楽しければ色んな形の付き合い方が合って良いんだなと思いました。

ポー
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.7

1人の黒人男性の一生から多様性を描いてます。
周りや自分の「こうなって欲しくない」という願いとは裏腹に、黒人男性のテンプレの様な生き方をしてしまう男性。

この作品のLGBT要素はそういったテンプレか
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.8

この世界に人権はないのか…
高度に発達した文明は人から心を取り除くのでしょうか?
登場したAIの方が人間らしいというか…

こういうのを観ると人間の定義が曖昧だなと思ったりしてしまいます。

ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

3.7

「映画より現実の方が酷い」って言葉はなんだか響きました。
酷い現実があって、それから逃げるように映画館に足を運ぶ事って確かにあるよなあと。

そう考えると、映画を観るという行為は一種の異世界旅行なので
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.4

難解だと感じました。一回で理解するのは難しいです。
話がとにかく静かに進みます。
なので今は何の話をしてるのか?を理解するのに苦労します。

役者陣が豪華で演技力で魅せてくれてるなと思いました。
数回
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.7

記憶を取り戻す話かと思ってましたが、思った以上に話が大きくて驚きです。
ミュータントや、エイリアンなど、語られてない設定も多そうです。

展開もドンデン返しがあり、最後まで飽きずに観られました。

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プラトーン(1986年製作の映画)

4.0

残酷な作品です。
戦地で戦う者たちは消耗品でしかなく、人間的な扱いを受けてません。

そんな状況下で、味方同士で争ったりと気がおかしくなっても不思議ではありません。

敵についてもほぼ描写がなく、「誰
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.5

石を巡り色んな陣営が入り乱れてます。
SF設定で登場人物の見た目が『いかにも』な感じなので、混乱する事なく観れます。

ミラ・ジョヴォヴィッチのキャラが無邪気で可愛いです。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

心暖まる素敵な作品です。
チョコレートがクスリみたいな表現をされてる事にクスッとしつつ、まるで魔法のような表現もありチョコレートが食べたくなります。

ミュージカル調な演出で楽しく時間が過ぎていきます
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

対話の話でした。
亡くなった人と対話をする事は大事ですが、それをいつまでもやってても双方にとって碌な事にはならないという事でしょうか。

亡くなった人ではなく、生きてる人とどう対話していくか…という事
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.9

男に酷い目を遭わされて来た女性2人が『逃げる』話です。

最初の方は可愛い2人ですが、後半になるにつれてどんどん強い女性に変化していく姿は驚きます。

砂埃が舞う演出がカッコよく、カーチェイスを見応え
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幸せの教室(2011年製作の映画)

3.8

良い話です。

人生は学ぶ事なのかもしれません。
年齢を重ねてもいつまでも学んでいきたいとこの作品を観て思います。

また、学ぶと変化はあるんだと勇気を貰える作品でした。
最後の2人のやり取りはニヤニ
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.4

昔の仲間が集まって結局は仲直り…みたいな展開かと思ってたんですが、違いました。

昔に戻りたい自分と未来に進みたい自分の葛藤の様に感じました。
それを宇宙人を使って表現してるのかもしれません。

彼は
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.6

インセプション的な話かと思ってましたが、蓋を開けてみると幻術使い同士のバトル映画でした。

NARUTOの月読の様に何処から幻術で何処から現実か分からない感じを映画で観ると面白いですね。

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.8

イギリスの人たちってこういう生活してるのかな?と想像出来る話になってます。
話のテンポ感もよく、リズミカルに進むのも小気味が良いです。

後半のQueenのDon’t stop me nowに合わせて
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