omnivoraさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.3

はるか昔から続く人種差別。

血統や家柄だけで、優秀な人材が生まれる訳ではないし、育つ訳でもない。

戦乱の世では、世界中で本来は味方であるハズの肉親による裏切りが起こり、血で血を争ってきた。それは信
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百年の蔵(2018年製作の映画)

3.2

米騒動は知っているけど、同じ富山県民なのに…内容はよく知らなかった。

富山県魚津市の漁師町のおっ母たちが巻き起こした、狼煙一揆といえる。

魚津市で起こった「米騒動」はクーデターではなく、そのほとん
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FIVE SEASONS ガーデン・オブ・ピート・アウドルフ(2017年製作の映画)

4.0

庭については色々な意見や価値観があると思う。でもこの映画はそんな意見をすっ飛ばして観てほしいなと思う。

美しい。かなり。映像美。

勿論、スクリーン独自の色合いというか質感がベストだが、テレビだとし
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パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

3.5

才能と現実との葛藤
人の可能性と繋がりの物語

シンプルに面白かったと言える。
ピアノの演奏シーンも抜群。
これは音のいい環境でぜひとも。

典座 -TENZO-(2019年製作の映画)

3.8

フィクションと
ノンフィクションが
融合した映画だ

面白い作りだったと思う。

そもそもお寺や仏教の中身というか…仕組みというか思想というかに興味がないと、話にはついていけないかもしれないけど、高僧
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ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!/ハード・デイズ・ナイト(1963年製作の映画)

3.8

正月の締めに観た映画。

勿論…ビートルズは知っているし、好きな曲ぐらいはある。圧倒的な知名度と人気、語り継がれるその音楽達。

劇中では、ラブソングを中心に何曲もビートルズの名曲が流れるので、演奏シ
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.8

お正月なので、シネコン的な映画を観たいなと思い、TSUTAYAでなんとなく借りてみた一本。

勿論、原作の情報一切なし。

それでも十分楽しめた。どんなジャンルの映画かも全く知らずに観たので、途中から
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キングダム(2019年製作の映画)

3.2

マンガはかじった程度…

Netflixにあるアニメは動きがダメですぐ脱落…でも日本製の実写ならと思い、鑑賞してみた。三国志や項羽と劉邦なども大好きなので、気になっていたのもある。

中国の歴史(物語
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

金かかってるなーw
とにかくCGの映像美に圧倒。
大型怪獣を神化していた。

とはいえ、ずっと同じような展開なのと、アルマゲドン的な犠牲の上に成り立つ結末はもう飽きた感も否めず…。

やりとりの中から
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.0

絵の美しい映画だった。

物語の世界観やアニメーションの動きなども良く、シンプルだけど見応えのある作品で、気がつくと夢中になり、あっという間に観終わった。

これはオススメ。

日本アニメとはまた違う
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ラーメンヘッズ(2017年製作の映画)

3.3

なぜか新年一作目となった。

ラーメンが好きなら観ても損はないと思えた。それぞれの店主とラーメンの見た目や味(食べた訳ではないので予想)がマッチしているように感じた。

メインとなるのは「とみ田」だが
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凶悪(2013年製作の映画)

3.5

淡々とエグかった。

実話を原案にしたフィクションとのことだったが、あり得るように思う。世界ではもっとエゲツないような行いが起きているはずだし、日本ではあり得ない…などということはないだろう。

リリ
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いただきます ここは、発酵の楽園(2019年製作の映画)

4.0

これは観るべき映画だ。
子を持つ親には特に観てほしい。

TV番組などでも発酵についてのムーブメントはきっと放送されているだろうけど、この映画で語られていることはよりリアリティがあり、勇気が湧いてくる
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莫逆家族 バクギャクファミーリア(2012年製作の映画)

3.2

田中宏のファンで、原作もその他の漫画もかなり読み込んでたので、気になって鑑賞してみた。

原作ファンからの辛口コメントはある意味で納得できた。比べちゃいけないぐらい別物な描かれ方だ。要は原作(オリジナ
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ビューティフル・ルーザーズ(2008年製作の映画)

4.2

美しき敗者達…

むしろ勝者だ。

自分のスタイルを守りつつ、稼ぎにもなっている。多くを求めすぎると、どうしても質やメッセージ性が弱まると思うし、本来の表現とは有名になるとか、権力や金を掴む為にやるこ
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.5

アニメはもう観ていたので、なんとなーく気になって観てみたけど、意外と面白かった。この手の邦画は割と好き。

要は「力」の使い方を選択するという人間の永遠のテーマを面白い角度で描いた作品だなと思う。それ
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ドリーミング村上春樹(2017年製作の映画)

3.8

正直に言うと…

村上春樹の作品はなにひとつ読んだことも触れたこともなかったが、映画のお仕事をしているお陰でこの映画と出会い、そして観ることができた。

初めて村上春樹に触れた。

先入観も世界観も知
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音楽(2019年製作の映画)

4.5

めっちゃ面白かった。
手描きアニメの良さも抜群。
動きと色合いなども最高。
間の取り方なんかもいい。

そしてなにより演奏シーンがいい!
時には鳥肌もののカッコよさ!

バイブス高め。ジワる笑い。
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エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

4.0

あまり知識もなく、予告編とチラシが良かったので観てみたが…面白い!

映画が進むと、いくつも作品を見たこともあり、名前と作品が一致していなかっただけと判明。でも新鮮。そう…あの時代でもうこの表現なのか
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

今更ながらだけど…
ずっと観たかった作品。

冒頭に出てくる「攻殻機動隊」という1995年頃の日本アニメでとっくに描かれているテーマのアメリカで起こったリアル版。よーく考えれば、そりゃそーなるよねと思
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

完全に観るタイミングを逃していた作品だったけど、先日観た「メランコリック」がとても面白く、この「カメラを止めるな」とはよく比較されていたということでもあったので、気になって観てみたら…

めちゃめちゃ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

リアルタイムでは小学生
観たのは確か…中学生

一度きりしか観ていないのに、中学生の頃、夜中に家を抜け出して遊んでた冒険の思い出と共に蘇る。

温もりのある映画だと思う。
青春讃歌。一度は観てほしい名
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.4

そこらの日常の中にありそうで、あり得ないような…そんな物語は、どこにでもあるようで、そうではなくなりかけている銭湯が舞台のサスペンス・コメディ。

主演・プロデューサーを務めている皆川暢二が発起人とな
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.2

この作品「新聞記者」を、政権やメディア批判としての政治映画と決めつけるのは、あまりにも捉え方が表面的で勿体無い。

とても繊細かつ大胆に作り込まれた濃厚で骨太なエンタメ映画だ。

現役の記者である望月
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狼煙が呼ぶ(2019年製作の映画)

4.0

これはシビれましたね。
日本人の魂を忘れるなと。
そして屈するなと。

無言の世界に込められた熱すぎるほどの熱量と怒りと想いがこれでもか!と言わんばかりに込められていた。

16分で通常料金って高くな
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シード ~生命の糧~(2016年製作の映画)

4.0

この手の話はモンサントのような大企業に焦点が合いがち(それも大事)だけど、そもそも僕たちのような消費者か望んだ便利さとニーズから生まれた産物のようにも思えることなので、日々の暮らしの中でなにができるの>>続きを読む

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

4.0

面白かった。映像も美しい。
人と人が織りなす素晴らしさがあるように感じた。そして引き込まれた。

ナレーション、セリフなし。
それがまた良さを引き立てる。

デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

見応えのある作品だった
観終えると疲れるぐらいにw
でも面白かったと思う。

実話を元にしたお話故によりそう感じたけど、人間が持つ鬼畜のような目を背けたくなるような部分と、臆病で素直な部分がかなりリア
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.8

より面白くなったw

ギリギリのラインを攻めてくるあのパロディとギャグと真面目さのはちゃめちゃ感がクセになるw

頭を空っぽで観ると気持ちいい

銀魂(2017年製作の映画)

3.5

漫画もアニメもチラ見程度…

それでも面白かったw
パクリまくりもヤバイw

ギャグとアクション

マイ・フーリッシュ・ハート(2018年製作の映画)

3.8

サスペンスフィクション

フィクションとは言え、実在した人物と実在した事件を元にしたフィクション。

チェット・ベイカーと主人公との繋がり?がだんだんと面白くなる。ジワジワとハメてくる感じ…好きです。
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王様になれ(2019年製作の映画)

3.7

さりげなく盛り込まれた数々のメッセージと、妙にリアルなストーリーが◎

the pillowsを知らない人でも楽しめる内容だったし、色んなミュージシャンの登場シーンの使い方が飽きさせない構成になってい
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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

3.5

世界観と映像が良かった。
映画館で観るのがオススメ。
迫力や緊張感もある。

どの国でも戦争は悲しいもの。

シューマンズ バー ブック(2017年製作の映画)

3.5

鮮やかな映画だったな。
お酒とロマンですね。

僕は飲まないけど楽しめた。

誰がために憲法はある(2019年製作の映画)

3.3

伝えるべき大事な想いは伝わる

タイトルが「憲法」押しだから、もっとどっぷり憲法のことについてかと思いきや、戦争を起こさないことへの強いメッセージと朗読劇のお話し。

憲法のことをあまり知らない人でも
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