カズザク17さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

カズザク17

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ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)

4.0

テンポが良くってドタバタで、ふざけているようだけど結構真面目なところが、ロマン・デュリスっぽい。ロマン・デュリスって、かっこよく見える時もあれば、全くそうでなく見える時も…同じ男から見ても、何だか不思>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.0

孤独に対する不安。不安が不安を増長し、悪循環…情緒不安定に陥っている。不安から脱出したいという気持ちはあるものの、冷静さを失っていて、一歩を踏み出す事が出来ない。チャンスが訪れるものの、自ら扉を閉ざし>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

これまでの、戦国時代を題材にした映画、ドラマ、小説のキレイな部分的は全くなし。ドロドロとした人間の醜い部分しかない、新しい解釈の戦国天下取り物語。人間の本性・欲求が丸出しで、これが戦国時代の真実の姿か>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.5

男女の駆引きが面白い、パリを舞台にした3話の物語からなる映画。どちらかと言えば、しっかり者、ちゃっかり者の女性。どちらかと言えば、女性の気まぐれ・わがままに振り回される男性。頑張りを上手くあしらわれる>>続きを読む

ウェディング・プランナー(2001年製作の映画)

3.5

最近、昔見た映画をよく見る。やっぱ懐かしい。ストーリー、結末がわかっているから、安心して見る事が出来る。疲れないのがいい。
偶然の出会いで、お互いが引かれ合う。でも2人の間には、ウエディング・プランナ
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カクテル(1988年製作の映画)

3.0

昔見た映画を久しぶりに。トム・クルーズがかっこいい!バーテンダーがかっこいい!しか、記憶になかった映画だったのたが…バーというお店が一つの世界で、お金を使う人も居れば、お金を使わせようとする人も居たり>>続きを読む

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.0

昔見た映画を久しぶりに。やっぱ懐かしい。若かった頃に、戻ったような気持ちになる。昔好きだった映画を見ると、映画っていいなぁーって思ってしまう。
ビジネスとして割りきって、「契約」した実業家と娼婦。一緒
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

新しい会社。若い社員が多い会社。そんな会社に、ビシッとスーツにネクタイ姿の、70才の新入社員が入社する。年齢・考え方・行動・服装等、全てにギャップ有り過ぎで、若い社員には、見る事・聞く事・話す事の全て>>続きを読む

テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.8

音楽や台詞が少ない、どちらかと言えば静かな映画。靴の音、ミシンの音、ハサミの音、波の音等が、耳に心地よく響いてくる。物が溢れている、暗くて狭くて雑然とした仕事場。職人の仕事場感が満載の、独特の雰囲気を>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.7

人間、他人の事を理解しようとしても、全てを理解する事が難しい。それが、親子や夫婦等の一番近しい間柄であったとしても…である。人間、自分の事であったとしても、理解しきれない事が心の奥底に必ず潜んでいるよ>>続きを読む

沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.5

自分達の国は、自分達の力で守る。賛否両論が分かれる考え方だけど、アメリカ頼みが続く日本という国に、一番欠落している考え方のように思う。アメリカが絶対的な世界No.1でなくなった今、誰が日本を守るのか?>>続きを読む

パリの家族たち(2018年製作の映画)

2.5

男性が父親になるのと、女性が母親になるのとでは、同じタイミングで親になるとはいえ、全く意味合い・重みが違うように感じた。国民は女性を大統領に選びました、次回は母親を大統領に選ぶでしょう…男性では、絶対>>続きを読む

バレンタインデー(2010年製作の映画)

3.8

一年に一度の特別な日なのに、幸せになる人がなかなか現れない…。プロポーズしてOKなのに出ていかれたり、大切な人が既婚者であったり、最近出来た彼女がブッ飛んだ副業をやっていたり、過去の過ちを突然カミング>>続きを読む

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.6

昔よく見ていたラブコメの雰囲気を継承する映画。だから、流れがわかりやすく、物語の先が読みやすい。何だかんだトラブルが発生しても、安心して見る事が出来る。
男勝りに厨房を取り仕切る、女性敏腕シェフが主人
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15年後のラブソング(2018年製作の映画)

4.0

ただ何となく、毎日が過ぎていく。理想や満足とはほど遠い、どちらかと言えば不満だらけの毎日。でも、捨て去る勇気、一歩を踏み出す勇気もない。自分も含め、殆どの人が、そんな毎日を過ごしているように思う。
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.0

古今東西、時代・場所が変わっても、歴史は勝者が書き残すモノ。どれだけ正義の人であったとしても、敗者には、その事を書き残す事が出来ない。一方で、どれだけ残虐非道な悪人であったとしても、(言い方は悪いが)>>続きを読む

8月のクリスマス(2005年製作の映画)

4.0

不治の病におかされ、いずれ訪れる死を淡々と待つだけ。そんな時に、大切に思う人が現れ、死にたくない、生きたい、一緒に居たいと思うようになる。でも、時間は過ぎていく。死が少しずつ近付いてくる。自分が同じ状>>続きを読む

セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.5

よく言えばテンポがいい、悪く言えば慌ただしくて騒がしい映画。結婚式の準備でドタバタ。準備の途中、トラブル発生でドタバタ。人が行ったり来たり、出たり入ったり。あっちこっちで口喧嘩。直前になってもチームと>>続きを読む

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

3.5

エリートと呼ばれる人、人生で成功を納めている人は、ほんの一握りの人達だけである。殆どの人が、いわゆる普通の人達で、この映画でいう「中の下」の人達である。才能がある訳でもなく、お金がある訳でもない。何も>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

4.3

昔好きだった映画を、久しぶりに再鑑賞。若かった頃の気持ちを思い出したのか、何だか若返ったように思う。あくまでも、「思う」だけではあるが…。
何かを変えたい時、何かに踏ん切りを付けたい時、やっぱり環境を
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黄泉がえり(2002年製作の映画)

4.0

大切な人が亡くなったら、黄泉がえって欲しいと思う。自分の前に、姿を現して欲しいと思う。人であれば、誰もが抱く感情なのだと思う。その黄泉がえりが一時的なもので、また自分の前ら姿を消す事がわかっていたら…>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.0

数週間前に、久しぶりにトム・ハンクスを映画で見た。何だか懐かしくなって、昔見たこの映画を…。
人は誰でも、1つや2つは待っている人・物・事がある。ただ待っているだけ=現状維持で待ち続けるのか、何か出来
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私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター(2022年製作の映画)

3.3

近くて深い関係の親子や兄弟(姉弟)。仲がいい時はいいのだが、一度仲が悪くなってしまうと、素直に「ごめんなさい」が言いづらい。この映画の場合、仲が悪くなった理由・きっかけもよくわからない。尚更、仲直りの>>続きを読む

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.5

業界という大きな枠組みで言えば、同じ世界の中に居るのだが…本当にやりたい事と、今やっている事が違っている。自分のやりたい事・思った事を主張はするものの、上から反対されれば直ぐに従い、自分の思いを引っ込>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.0

予告編を見て、あらすじを読んで、軽快でアップテンポなコメディを期待していたのだが…映画の始まりだけかと思っていたら、よく理解できない白黒の解説?が、所々に出現…物語の裏側を見せるという親切心なんだろう>>続きを読む

君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.5

行先も知らない、目的も知らない、これから何が起こるのかも知らない、更には何が起こったのかも知らない…坊や(次男)が健気で、無邪気過ぎて、可愛すぎる反面、これから何が起こるのかを理解している大人達…その>>続きを読む

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.8

昔よく見ていた、洋画のラブコメの雰囲気・テイスト満載の、昔が懐かしくなるオジサン向けラブコメといった所か?若い頃の恋愛とは違うけど、年を取ったら取ったで違う形の恋愛が有るように感じた。
27才と25才
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.5

例えるなら、コロナウィルスと大震災が一度にやって来て、国中に嵐のように吹き荒れ、そして過ぎ去った後の超優柔不断な国のドタバタの後処理を描いた映画。嫌な事・責任は押し付けあう、手柄は我先にと奪い合う、手>>続きを読む

ローマに消えた男(2013年製作の映画)

3.8

難しい言葉・それっぽい言葉を重ねて、いい事を言っているように聞こえてくるせど、誰かが用意した原稿を読んでいるだけ。当然上っ面だけで、己の信念も無く、中身がほぼ空っぽ…そんな政治家が多いように思う。この>>続きを読む

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

4.0

冷静に考えてみると、何も悪い事をしていない。秘書が間違って電話しただけ。父親に気を使って言い出せなかっただけ。気のきかない元嫁が口を滑らせてしまっただけ。なのに、彼女からは怒られるし、父親からはまさか>>続きを読む

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.5

帝国や皇帝の権威が失墜していく時代。抗えない時代の流れ。帝国を守る為に、時代の流れに逆らって、皇帝という役割を全うしようとする皇帝。皇帝の目的の為に、帝国の道具…「象徴」という役割を押し付けられる皇后>>続きを読む

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

4.0

この映画でのイメージは、どちらかと言えば海外に押され気味、女性の社会進出が遅れている…と思われるイタリア。何だか、今の日本とよく似ている。そんな映画に、日本が「架空の舞台」に選ばれているのが、何だか可>>続きを読む

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.5

自分の事を全て受け入れてくれて、認めてくれて、許してくれるアントロイド=ロボット。しかも、自分の事を愛してくれるように、プログラムまでされている。煩わしい人間関係も無ければ、衝突する事も無いから、当然>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

テーマがテーマだけに、非常に暗い映画。音楽は勿論の事、室内のシーンも小さな電気が点いているだけの、薄暗いシーンが多い。映像そのものも、粗いというかカサカサというか…見るからに寂しくなる作りだった。
>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

自分達と違う=差別・偏見・蔑みの対象となる。多かれ少なかれ、人間であれば誰もが持っている醜い人間の性。そんな中で、湿地の娘を心から心配し、慈しむ夫婦が居た事に救われる。
家族に捨てられ、やむを得ず湿地
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ポルトの恋人たち〜時の記憶(2017年製作の映画)

3.5

大航海時代のポルトガルと、今の日本が舞台。何百年もの年月、何千キロもの距離を隔てながらも、人間の嫌な部分は変わっていない。今の日本に奴隷や召使いは居ないけど、社会の歪み(ゆがみ)や歪み(ひずみ)が、形>>続きを読む