カズザク17さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

カズザク17

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峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.0

歴史は、勝者が書き残すモノ。勝てば自動的に官軍に、負ければ強制的に賊軍となる。だから、官軍=全員が正義ではない。中には、時代の流れ・勢いに流されるまま、主義・主張に関係なく官軍に…という人も多い。一方>>続きを読む

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.5

輪廻転生。生まれ変わる事によって、人の命は受け継がれていく。基本、前世の記憶が受け継がれる事はない。但し、予期せぬ不幸・不運で突然の死を迎え、前世に多くの心残りがある場合は、命と一緒に記憶が受け継がれ>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

コミックでも一番の盛り上がりを見せる、ご存知「やまおー戦」が映画の舞台。そこに、湘北の問題児であり、スピードスターの宮城リョータの過去、そしてバスケの原点が盛り込まれながら山王戦が進む。
兄が好きだっ
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

人は誰でも、人生をやり直したい…って思った事が、多かれ少なかれあるんだと思う。それが、自分がやってきた事に対する後悔であれば、それはそれで諦めもつくように思う。ただ、自分ではどうする事も出来ない運命や>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

3.5

母への愛と母からの愛、それが全て。何をするにも、母が喜んでくれるか?が考える・行動する基準。だから、母と考え方が異なると、不安になる。自分の本当の気持ち・心に蓋をして、気付いていない事にする。母と同じ>>続きを読む

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

1.5

人は各々、異なった運命の下、異なった人生を歩んでいる。ラブホテルの経営者、その家族、従業員、そしてお客さん、各々が各々の悩みを抱えながら、一喜一憂しながら、毎日を生きている…っていう事が言いたかったの>>続きを読む

花戦さ(2017年製作の映画)

3.0

梅も桜も菖蒲も蓮も、それぞれに良さがあり美しい。赤も金も黒も、それぞろに良さがあり趣がある。花も色も、どれが良くてどれがダメとかはない。そこにあるのは個人の好み、好き嫌いだけ。その好き嫌いを押し付ける>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.5

タイムマシーンで、時空を超えてタイムトラベルへ。それも、たった1日だけの簡単な小旅行…では終わらないのが森見ワールド。真面目にやっているようで、ふざけている。ふざけているようで、真面目にやっている。歴>>続きを読む

ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!(2020年製作の映画)

3.5

ゴーストがゴーストライター。ふざけているようで、洒落ている。自分では何も書けない作家がいて、盗作をするゴーストライターがいて、この先に本当の作者がいる…何でもあり観が笑える。
幽霊になってもしっかり者
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

「ザ・ファブル」のようなクスッとした笑い有りだと思っていたら…殴り合い、ドンパチ、殺し合いばかりの、マジ真剣の超ハードな映画がだった。普段あまり観ない、本当は少し苦手なタイプの映画…の割には、意外と入>>続きを読む

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

2.5

選挙の裏側って、こんな感じなんだろうか?自分達の利権・利益を守る事しか考えていない立候補者陣営とその取り巻き達。事なかれ主義…波風たてず、無事選挙が終わらせようとする秘書達。何だか人間の嫌な裏側や、自>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

4.2

自分に与えられた仕事に対して、誰よりも前向きに、熱い気持ちで取り組む。言っている事も、決して間違っていない。でも、自分の尺度でしか物事を見れない、判断が出来ない。自分がやってきた事、考えている事に対し>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

原作が伊坂幸太郎の小説って事で、ハリウッド映画になったらどうなるんだろう?って興味を覚えて観てみた。複数の殺し屋が登場し、それぞれの過去や経験が少しずつ絡み合い、それがどんどん複雑に且つ深く絡み合い、>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

子供の頃から好きだった事を、大人になっても変わらず追い続ける…が、羨ましい。出る杭は打たれるではないけど、際立った個性が排除される日本。薄れてきたとは言え、皆で足並みを揃えて協力して…の風潮が残ってい>>続きを読む

TAXi ダイヤモンド・ミッション(2018年製作の映画)

3.5

イタリアのスーパーカーvsマルセイユ警察のパトカーでは、大人と子供ぐらい勝負にならないから、最終秘密兵器のTAXiが復活、登場!港町マルセイユの街中を、広い大通りから狭い路地まで所狭しとぶっ飛ばす。絶>>続きを読む

十二単衣を着た悪魔(2020年製作の映画)

4.0

これまで、あまり知らなかった、あまり知ろうとしなかった源氏物語の世界。少しだけ、その世界を覗く事が出来たかな、雰囲気を味わう事が出来たかなって感じ。専門家に言わせると、なんちゃっての世界かも知れないけ>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.0

昔、マンガで読んで、TVアニメでよく見てた「シティーハンター」が、フランスで映画に!日本が舞台のマンガだけど、日本では絶対にありえない設定のマンガ。だからか、フランスやモナコが舞台でも違和感なく…いや>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

「阪急電車」以来の宮本信子、芦田愛菜コンビ?芦田愛菜ちゃん、大きくなったなぁって、何だか親戚のオジサン目線になってしまう。それだけ、自分も年を取ってしまったって事…。
出来れば人には見られたくない、少
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TAXi2(2000年製作の映画)

3.5

たまたまBSで放映するのを見つけて、半分時間潰しに…。見始めたら、ふざけたストーリー、強引で無茶苦茶な展開が可笑しくって、最後まで観てしまった。休日の夜の、いい気分転換になった。
日本人の着物が、着物
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

原作を読んで、ストーリー、結末を知っていても、素直に楽しめる娯楽映画。2作目になり、最初は違和感があった信役の山崎賢人君にも慣れてきた(笑)。初の実戦…戦で、勇猛果敢、猪突猛進、自慢の腕っぷしで大手柄>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

連続殺人犯の唯一の冤罪の可能性?そこに隠された秘密を暴き、真実を明らかにしていく本格ミステリーを想像していたら…少し?かなり?違う内容だった。
不当に抑圧されている人は、逃げる場所を探している。自分の
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大河への道(2022年製作の映画)

4.2

伊能忠敬が、天文学や測量等を学び始めたのが50才の頃。丁度、今の自分と同じくらいの年齢。江戸時代より人生が長くなっている「今」であれば、何かを始めるには遅すぎる年齢ではないと考えさせられる。でも、何を>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

3.8

太陽の光をいっぱい浴びた「ひまわり」と、四方を雪に囲まれた極寒の「ロシアの冬将軍」が、季節が違うだけで、同じ場所である事に不思議な感じがする。眩しく咲き誇る「ひまわり」の下に、戦争で…と言うよりは、寒>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

妻の事は、夫である自分が一番よく知っている…と思っていた。それが、自分だけが知っていると思っていた事を、他人が知っている。しかも、自分が知らない事まで知っている。ショックである。怒りをぶつける相手…妻>>続きを読む

星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005年製作の映画)

3.5

言葉という、地球上で最も複雑で優れた(と思われる)コミュニケーション手段を持っている人間。でも、自分の気持ちや思いを、相手に上手く伝える事が出来ない事が多々ある。一方で、相手に明確に意思表示・意志疎通>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.0

人は誰でも、表の顔と裏の顔を持っている。優しいと思っていた人が、本当は思いやりのない自己中の人たったり、その逆だったり…。豪快だと思っていた人が、本当は女々しい人だったり、その逆だったり…。この映画の>>続きを読む

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.5

素直に楽しめる映画。結婚式って、主役の新郎・新婦は勿論の事、それぞの父親・母親にとっても、主賓や乾杯の挨拶をする人達にとっても、余興をする友達達にとっても一大イベント。悪気はないのだが、ついつい力が入>>続きを読む

星に願いを。 Nights of the Shooting Star(2002年製作の映画)

3.0

心がホッコリ、そして切なくなるファンタジー系ラブストーリー。全体的には、いいストーリーだと思う。だからこそ、細かい設定や描き方に、もう少し神経を使って欲しかったと思う。ツッコミ所満載なのは、少し残念だ>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.8

あの時、もう少し冷静な判断・対応をしていれば…あの時、もう少しユックリ走っていれば…あの時、もう少し後ろを走っていれば…幾つもの不運が重なって、悲惨な事故が発生する。あの時、万引きをしていなければ…そ>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

一度罪を犯すと、社会復帰が難しい今の日本。社会の仕組みであったり、世間の理解不足や偏見であったり…。犯した罪を後悔し、反省し、心を入れ替え、本気で社会復帰したい人達を、応援出来る社会になって欲しいと思>>続きを読む

きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.5

法的に罪を償ったとしても、被害者の家族が居る限り、罪の償いが終わる事はない。法的には罪を償う必要がない「間接的」な罪の場合は、永遠に罪の償いが出来ない…から、終わる事がない。どちらの場合も、終わる事が>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

4.0

自分も人の親…色々と考えさせられる映画だった。親としての究極の選択。加害者・犯罪者であっても、生きている事を望む。加害者・犯罪者=人様に迷惑をかけるのであれば、被害者である事=死を望む。この後の自分達>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

2.0

家族愛?男のロマン?男のプライド?何を言いたいのか、よくわからない映画だった…。
家族の幸せ・安心・安堵・安定…それらが一斉に手に入ろうとした時に、別の不幸・悲劇が家族を襲う。でも、捨てる神があれば、
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.8

史実・物語から、流れは大きく逸脱しない。でも、少し違う角度から、新たな目線で物語を解釈する。こういう三国志も、面白くて有りかなって思える映画。
中国、日本に関係なく、歴史上の英雄って、かっこよく描かれ
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

1.5

ある日突然家族になる。母親になる。最初は、何も見えない、わからない。見えてくる所は、いい所ばかり。一緒に居る時間が長くなるにつれて、嫌な所を含めて裏側・真実が見えてくる。見えてきた時には、違和感を感じ>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

産む事は出来るが、様々な事情から育てる事が出来ない親が居る。自分では育てる意志があったとしても、周りがそれを許さない場合もある。育てる事は出来るが、産む事が出来ない親…厳密に言えば、その時点では親では>>続きを読む