カズザク17さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

カズザク17

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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

同窓会での微妙な再会をきっかけに、そこに携帯のトラブルが重なって、ちょっと不思議な一方通行の文通が始まる。お互いのちょっとした「欲」から、2人の同一人物から手紙が届く、更に文通の不思議度がアップする。>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

読む本、観る映画、興味がある物事、ほぼ全ての趣味・好みが共通している2人。社会的責任が無い学生時代は、「好き」「一緒に居て楽しい」だけで良かったのだが…。それぞれが仕事を持ち、社会的責任が生まれ、今ま>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.2

原作が良かったので、映画を…最近、このパターンでガッカリする事が多かったが…。この映画は、原作の良かったイメージを、そのまま2時間の映画に詰め込んで、「映像」という目に見える形にしてくれた映画だった。>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

一方通行の恋愛…片想いが、たくさん登場する物語。①好きな人に好きな人が居て、その人が振り向いてくれなくても、自分の想いが届かなくても、会えなくなる事が一番嫌な事。どんな形であっても…相手にとって都合の>>続きを読む

空に住む(2020年製作の映画)

1.0

何を言いたいのか、何を意味しているのか理解できない映画だった。魅力的な登場人物も見つからない、つまらない映画だった。記憶に残っているのは、頻繁に出てくるワインだけ。何故、ワインなんだろうか?何か意味が>>続きを読む

英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)

4.0

人助けの為に、つき始めた嘘。最初は小さな嘘から始まり、回数を重ねる度に、嘘に嘘を塗り重ねる度に、その嘘がどんどん大きくなる。空想・妄想の壮大な物語が完成してしまう。
一方、物語の主人公は、行った事もな
>>続きを読む

大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.8

毎日食べるとなると、やっぱり家庭料理が一番。それは、一般庶民だけの話ではなく、国のトップの大統領も同じという事。毎日が晩餐会のご馳走だと、美味しいけどお腹が疲れてきそう…。やっぱり、子供の頃から食べて>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.3

ある日突然、大金持ちから無一文に。同時に家族も失い、住む所も失う。これまでは見下して、見向きもしなかった妹の所に、この状態で転がり込む。大金持ちだった時のプライドだけは残ったままで、上から目線も治らな>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.7

恋人が行方不明で、連絡が取れない。探して欲しいと探偵に依頼が来る。ごく普通の依頼と思いきや…その裏側に、闇の組織の闇の売買と、裏切りとお金が絡んできて、いつも通り災難に巻き込まれていく。行方不明と裏側>>続きを読む

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.5

仲間が殺される。犯人は見つからない。時間と共に、事件その物が世間から忘れ去られていく。そんな時に、仲間を殺した真犯人探しを始める主人公の探偵…見えない闇の圧力がかかっていて、邪魔する謎の人間が現れて、>>続きを読む

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.5

映画・原作共に、前から気にはなっていたのだが、なかなか観る・読む機会がなく、今日ようやく初めて映画を…。
どちらかと言えば、表ではなく裏社会の便利屋・何でも屋の主人公の探偵。正体不明の依頼者、しかも依
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

Amazonと言う名の黒船来航で、商習慣・商流が大きく変わる。ネット社会の到来で、本を手に取る事が少なくり、読書のスタイルが大きく変わる。日本の外からも中からも、世の中が大きく変わっているのに、昔なが>>続きを読む

明日の食卓(2021年製作の映画)

1.5

家族、親子の関係が、ちょっとした行き違い、掛け違い、勘違いから壊れて行く。壊れ始めると、坂道を転げ落ちるように、そのスピードが加速度的にどんどん早くなる。最初は小さかった問題も、雪ダルマ式に膨れ上がっ>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

心と体の性別が違う人が居る…前から知っていた事で、頭の中では理解していた事なんだけど、この映画を観て戸惑う自分が居た。様々な偏見がある中で、懸命に生きている主人公の姿に、心苦しく切なくなるのと同時に、>>続きを読む

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

4.2

同僚、上司、同級生、幼馴染み、そして渦中の本人が、それぞれの視点で事件の真相…と言うよりは勝手な憶測を語る。同じ出来事を語っていても、人によって見方・感じ方・捉え方が違うから、証言に微妙な食い違いが生>>続きを読む

エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.5

アメリカ・ワシントンから、舞台はイギリス・ロンドンへ。アメリカ大統領1人から、標的は西側諸国の首脳陣へ。スコットランドヤード、バッキンガム宮殿にまでテロリストの手が回っているとは…前作以上にありえない>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.5

昔、世間を騒がせた未解決事件の、その後と真相に迫る物語。作り物とわかっていても、そうだったのかぁ…って思わせる見応えのある内容だった。
目に見える誘拐・脅迫・身代金は、世間の目を眩ませ惑わせるためのダ
>>続きを読む

俺俺(2013年製作の映画)

3.0

オレオレ詐欺をやる側は、俺が別の俺(他人)になるって事?オレオレ詐欺をやられる側は、別の俺が俺(自分)になるって事?オレオレ詐欺…今は呼び方が変わってるけど…が横行する今の世の中、自分の知らないところ>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.5

原作とは別物。観る前からわかっていた事なんだけど、予想の遥か上を行く別物感に戸惑いを感じる。これだけ違うのなら、登場人物やその設定を微妙に原作と重ねるのではなく、完全な別物として作って欲しかったと思う>>続きを読む

ハルカの陶(2019年製作の映画)

4.0

作る「人」も生き物、材料となる「土」も生き物、そこに人の力では100%コントロール出来ない「火」の力が加わるから、一つとして同じ「物」が出来ない備前焼。千年もの昔から、成功と失敗…失敗の方が多いと勝手>>続きを読む

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.0

親離れ出来ない、自立出来ない子供。子離れ出来ない、子供をつき離す事が出来ない親。子供の障害・欠点が心配なのは理解出来るのだが、親離れ・子離れの問題は、親側に問題がある事が多いのでは?って考えさせられる>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.0

面白い映画ではなかったけど、色々と考えさせられる映画だった。子供って、自分が育つ家庭環境は選ぶ事が出来ない。自分が育った家庭環境や家族の考え方が、自分にとっては「普通」「基準」になる。この映画では宗教>>続きを読む

(2020年製作の映画)

4.2

赤い「糸」で結ばれている…っていう表現があるように、人と人との繋がりって「糸」のようだと思う。1対1の繋がり…1本の「糸」の時もある。色んな人との繋がり…絡み合った「糸」の時もある。繋がっていた「糸」>>続きを読む

眉山 -びざん-(2007年製作の映画)

4.0

今以上に、シングルマザーが子供を育てる事が大変だった時代に、強い気持ちと行動力で子供を育て上げた母親。気持ちが強い(強過ぎる)分、人に頼る事が出来ず、全てを自分で決めて行動してしまう。年を取ってからも>>続きを読む

名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

4.0

過去と現在を、行ったり来たりしながら物語が進む。「花火」「押ボタン」「犬」「事故」「忘れない」等…幾つかのキーワードが出てきて、最後に全てが繋がりパズルが完成する。
前半の、闇の世界に足を踏み入れる過
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おっぱいバレー(2008年製作の映画)

4.0

超おバカな、熱血青春映画。きっかけや目的は問題ありだけど、メンバーが心を一つにして、バレーに打ち込む姿が清々しい。仕事も部活も遊びも、まずは気持ちが大事。ヤル気がないと、始まらない。何をやりたいか?ど>>続きを読む

るろうに剣心(2012年製作の映画)

4.0

昔、よく読んでたい漫画。しかも、映画も観ている。だから、ストーリーも結末もわかっている。それでも、楽しめた。知っているからこそ、期待外れや裏切りがない…安心感なのだろうか?
過去に犯した罪・過ち、これ
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

4.2

時は金なり。世の中の全ての価値が、「時間」に集約された世界。給料も「時間」、物を買う・サービスを受けるのも「時間」。だから、時間ローンも存在するし、時間強盗も発生する。「時間」を持っている・いないで、>>続きを読む

嘘八百 京町ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.0

権威がある人(実力は?でも、世間がそうと認めた人を含む)が、「本物」「価値が高い」と認めると、そのようになってしまう不思議な世界が物語の舞台。なので、本当の「価値」「実力」と「評価」「値段」が比例しな>>続きを読む

記憶屋 あなたを忘れない(2020年製作の映画)

4.0

時間が解決してくれる…ちょくちょく耳にする言葉。嫌な事も、時間と共に記憶が薄れ、完全に忘れ去る事が出来なくても、思い出す事・気にする事が少なくなる。でも、忘れたくても忘れる事が出来ない、何時までも心の>>続きを読む

弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

3.7

幼馴染みの二人が、友達以上恋人未満の二人が、本当はお互いがお互いの事を好きなのに、素直になれずそれぞれ別々の人生を歩む…同じようなパターンの洋画を観た事がある。だからなのか、邦画でありながら、洋画のラ>>続きを読む

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.5

映画の中で時々流れてくる、ピアノの音楽が印象的。テンポが良くて、気分が高揚するメロディ。でも、どことなく鋭く尖っていて、先っぽがポキッと折れてしまいそうな危うさ・脆さを感じる。精神面で浮き沈みが激しく>>続きを読む

ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

3.5

予告編を見て、宮廷庭師が主人公の、ガッツリ「お仕事物語」を勝手に想像。喧喧諤諤、師匠と「庭作り論」をぶつけ合いながら、ヴェルサイユ宮殿の庭を作り上げていく…その中で、お互いがお互いがを認め・尊重し、い>>続きを読む

英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

4.2

新しく誕生する国と、その国の人達の未来を真剣に考える最後の英国総督。彼を中心に、新しい国家の誕生と自由の獲得向けて前進あるのみ!的な物語を想像していたのだが…心が切なく、ギューっと締め付けられる物語だ>>続きを読む

画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密(2012年製作の映画)

4.0

印象派の絵が好きだったので、よく絵を観に行ったり、本を読んだりしていた。マネの弟子であり、マネの絵のモデルであり、マネの弟の奥さんでる…で、マネとの本当の関係は?が、以前から気になっていた。
男性が社
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武士の家計簿(2010年製作の映画)

3.5

一度映画観て、原作読んで、たまたまBSて放送していたので二度目の映画。
武士の家に生まれながら、父親から叩き込まれたのは、「刀」ではなく「算盤」。それも、自分の意志とは関係なく、半ば無理矢理叩き込まれ
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