カズザク17さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

カズザク17

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ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

3.5

予告編を見て、宮廷庭師が主人公の、ガッツリ「お仕事物語」を勝手に想像。喧喧諤諤、師匠と「庭作り論」をぶつけ合いながら、ヴェルサイユ宮殿の庭を作り上げていく…その中で、お互いがお互いがを認め・尊重し、い>>続きを読む

英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

4.2

新しく誕生する国と、その国の人達の未来を真剣に考える最後の英国総督。彼を中心に、新しい国家の誕生と自由の獲得向けて前進あるのみ!的な物語を想像していたのだが…心が切なく、ギューっと締め付けられる物語だ>>続きを読む

画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密(2012年製作の映画)

4.0

印象派の絵が好きだったので、よく絵を観に行ったり、本を読んだりしていた。マネの弟子であり、マネの絵のモデルであり、マネの弟の奥さんでる…で、マネとの本当の関係は?が、以前から気になっていた。
男性が社
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武士の家計簿(2010年製作の映画)

3.5

一度映画観て、原作読んで、たまたまBSて放送していたので二度目の映画。
武士の家に生まれながら、父親から叩き込まれたのは、「刀」ではなく「算盤」。それも、自分の意志とは関係なく、半ば無理矢理叩き込まれ
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

4.0

原作は読んだ事がある。しかも、結構お気に入りの本。でも、映画になっていた事を全く知らず、たまたまBSで放送するのを見つけた。
今日の出来事を、明日には覚えていない。どれだけ仲良く、楽しい時間を一緒に過
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間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.5

平凡だけど、幸せな生活。でも、代わり映えしない毎日の繰り返しで、刺激がなくマンネリ化。特に不満はないけど、満足しているわけでもない。そんな時に、変化・刺激を求めて、「ウソ」と共に「非日常」に足を踏み入>>続きを読む

初雪の恋 ヴァージン・スノー(2006年製作の映画)

3.0

古都・京都がメインの舞台の、韓国風メロドラマ&青春恋愛ドラマ。昔よく観た韓国ドラマの雰囲気・テイストが満載。なので話の流れがわかりやすく、途中で苦悩・挫折を繰り返すものの、最後は予測通りの結末を迎え…>>続きを読む

ローマ発、しあわせ行き(2016年製作の映画)

3.0

主人公2人の、大人のドタバタのラブコメ。そこに、別の2人のドタバタの逃亡劇が絡む。敵の敵は味方的な状況から、利害が一致して共同して逃亡する事に。なのに、意図的な嫌がらせ?それとも単純な勘違い?から、誘>>続きを読む

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.0

飛行機事故の5名の生存者に、精神面のカウンセリングを行うセラピストが主人公。カウンセリングを通じて、生存者の失われた記憶が断片的に蘇り、そこに飛行機会社…大企業の隠蔽が見え隠れする。一人のセラピストが>>続きを読む

かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.5

目が見えない時は、周りの世界は自分の想像、しかも想像なので理想の世界が広がっている。ある日突然目が見えるようになると、想像とは違う世界…現実が目に飛び込んでくる。部屋の雰囲気・色合い、ペットの顔、旦那>>続きを読む

ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

4.0

絵画・彫刻等の美術品…どれだけ歴史的価値がある貴重なモノであっても、当然のことながら「人の命」の方が大切である。でも、破壊・盗難から守れるのでれば、可能な限り守りたい・守って欲しいと思う。撤退する時に>>続きを読む

九月の恋と出会うまで(2019年製作の映画)

3.8

【前半】 現在と未来の繋がり、現在…未来から見れば過去・歴史…が変わってしまった時の未来への影響、その影響を回避するための方法等、物語を理解するための重要な「鍵」「パズル」が、次々と明らかになっていく>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

4.2

仕事も恋愛も順調。結婚も間近に控え、幸せがすぐ手に届くところに…。ところが、ふとした偶然・巡り合わせから、加害者の家族…間接的加害者になってしまう。加害者の家族と被害者の家族の微妙で不安定な関係に、一>>続きを読む

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

4.2

第一次世界大戦の頃の、英国とインドが舞台の物語。本国と植民地の間に、一方的な差別と偏見が罷り通っていた時代。優秀な若者が、植民地から本国の大学に招聘される。当然のことながら、彼の出身がインド…植民地と>>続きを読む

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.8

一文無しから事業を起こし、一代で莫大な財を築いた超お金持ちの老人の死。しかも殺人。家族全員に動機があり、全員に殺人の機会があり、全員が容疑者。家族の中で、権力とお金を一手に握っていた絶対権力者。その存>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

母親が一緒の時は、訳ありで貧しくても、明るく楽しく暮らしていた母子5人。母親が居なくなり、最初は兄弟4人が協力し、健気に生活を続ける。母親が帰ってこない事がわかると、無理して張りつめていた緊張の糸の切>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

2.5

タイトルから、本格ミステリー、そして本格的な謎解きを期待していたのだが…ゾンビが出てきて頭の中が?しかも少しリアル感に欠けるゾンビの大量発生に、一気に軽い映画に一変する。原作が漫画?と思いきや、調べて>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

最初は、自らの意志ではなく、お願いされて一人でつき始めた嘘。一人が二人になり、二人が三人になり、そして家族全員で嘘をつくことに。嘘に嘘を塗り重ね、隠し事だらけになる。そこに、別の家族…夫婦の隠し事が絡>>続きを読む

滝を見にいく(2014年製作の映画)

4.0

街のどこにでも居そうな、7人の普通のオバサンが主人公。そんなオバサン達が、ちょっとしたボタンの掛け違いで大ピンチに陥るも、意外と粘り強いオバサン達。大ピンチで大変なはずなのに、どこか楽しそう。ある意味>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

目が見えない「目撃者」。証言は、音(声)、ニオイ、空気の流れから伝わってくる感覚的なモノ?になってしまう。見えていることで、見えているモノが全て正しいと信じきってしまい、本質・真実を見失う場合がある。>>続きを読む

ヒキタさん! ご懐妊ですよ(2018年製作の映画)

4.0

好きな人だから、その人の子供を欲しいと思う。子供の顔を見たいと思う。ごく普通の純粋な気持ち・感情だと思う。でも、なかなか子供が出来ない。色んな努力をするけど出来ない。そんな重たい話を、明るくサラリと描>>続きを読む

予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

1.0

「散歩する侵略者」がそこそこ楽しめたので、こちら「予兆~」も少しだけ期待して観てみたのだか…正直???主人公が何故特別なのが?どう特別なのか?が全くわからず。気が付けば、いきなり人類の救世主に。警察も>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.0

さすがは漫画が原作。超現実離れしたブッ飛んだ設定に、休日の夕方の気分転換に楽しませてもらった。超凄腕の殺し屋が、一般人として「普通」の生活を送るのだが…これまで過ごした異常な環境が「普通」になっている>>続きを読む

おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.0

久々の洋画の恋愛物。口喧嘩、言い争い、悪口の言い合いもコミュニケーションの一つ。コミュニケーションが何もなければ、その後の展開は、良くも悪くも何も起こらない。コミュニケーションがあれば、最初は最悪でも>>続きを読む

真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.5

全ての物事には、真実・答えがある。でも、今はわからない真実・答えもある。人が成長していく中で、時間をかけて見つかる、わかる真実・答えもある。時には、敢えて真実・答えを全ての導き出す・白日の元に曝すので>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.5

心に欠陥・欠落を抱えた宇宙からの侵略者と、良くも悪くも心・感情を持った地球人(人間)が、不思議な形で接点を持つ。接点を持つ、同じ時間を過ごすことで、人間が侵略者を、侵略者が人間を少しずつ理解する。特に>>続きを読む

決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.5

家臣が一致団結!主君の敵討ち!男らしくてカッコいいイメージの忠臣蔵。どこまで史実なのかは?だが、本当は賛成派・中立派・反対派がいて、家臣全員が年がら年中敵討ちのことを真剣に考えているのではなく、しかも>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.8

病気・障害があっても、前向きに、自分の夢を追いかける「強い」姿に感銘を受ける。その反面、周りの人達を振り回す、「自分」を思いっきり前面に出す、超ワガママには少し違和感を抱く。ワガママを、家族ではなく赤>>続きを読む

劇場版 そして、生きる(2019年製作の映画)

3.5

父親(叔父)の目線で、この映画を観てしまった。娘(姪っ子)が、事故で両親を亡くす。同時に、自分は兄弟を亡くす。娘も辛いが、自分も辛い。そんな時に、娘の笑顔が自分を救ってくれる。この娘が幸せになるように>>続きを読む

奇跡(2011年製作の映画)

3.5

両親が離婚し、離れ離れになった兄弟。お互いが寂しいという気持ち、会いたいという気持ちを持っているものの、そこには少し温度差がある。不器用で一途な兄、要領が良くてお調子者の弟。世間の一般的な兄弟あるある>>続きを読む

3人の信長(2019年製作の映画)

3.5

「信長撤退」という史実を基に、好き勝手に想像を膨らませた、ツッコミどころ満載の戦国超娯楽映画。歴史好きが真剣に観るには、少し?かなり?物足りなかった映画。休日の午後にの気分転換に、のんびり観るには楽し>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

普段は、覗き見ることができない、全く知らないピアノの世界…ピアノコンクールが舞台。大舞台を前に、緊張感、不安、悩み、葛藤を抱えるピアニストがいる。一方で、緊張感はどこに?純粋にピアノを弾くことが好きで>>続きを読む

ボクは坊さん。(2015年製作の映画)

4.0

実は祖父がお坊さん。映画と違うのは、母方の祖父だったということと、祖父がサラリーマンお坊さん(お寺に通勤?)だったということ。意味はわからなかったけど、子供の頃からお経を普通に耳にしていたから、この映>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.2

映画(作り物)なので、どこまでが現実の世界・社会の中で本当に行われている事なのかは?だが…今の日本政府の様々な対応を見ていると、データ・文章の改竄、仲良し企業との癒着、マスコミ・報道への圧力、責任の転>>続きを読む

居酒屋ゆうれい(1994年製作の映画)

4.0

死んだ奥さん、今の奥さん、旦那さんの三人が顔を合わせる、不思議で少し可笑しな設定の物語。毎晩顔を合わせるうちに、死んだ奧さんと今の奥さんが仲良くなる。同じ人を愛している二人なので、多少の憎悪・嫉妬心は>>続きを読む

いちごの唄(2019年製作の映画)

4.0

親友の命日、幼なじみの命日の七夕の日に、偶然再開した二人。その後、年に一度だけ同じ日に会う二人。一人は、片想いの憧れの人に会えるその日を、心から待ち望み、そして心から楽しむ。一人は、忘れる去ることがで>>続きを読む