カズザク17さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

カズザク17

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居酒屋ゆうれい(1994年製作の映画)

4.0

死んだ奥さん、今の奥さん、旦那さんの三人が顔を合わせる、不思議で少し可笑しな設定の物語。毎晩顔を合わせるうちに、死んだ奧さんと今の奥さんが仲良くなる。同じ人を愛している二人なので、多少の憎悪・嫉妬心は>>続きを読む

いちごの唄(2019年製作の映画)

4.0

親友の命日、幼なじみの命日の七夕の日に、偶然再開した二人。その後、年に一度だけ同じ日に会う二人。一人は、片想いの憧れの人に会えるその日を、心から待ち望み、そして心から楽しむ。一人は、忘れる去ることがで>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

難しいことは何も考えずに、ボーッと観ることができる映画。ハラハラ、ドキドキ、ワクワク等の気持ちの高揚は殆どなく…のんびり、ゆっくり、まったり…雰囲気を楽しむ映画。なので、観賞後に特に感情が残らない映画>>続きを読む

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

4.0

実力があれば、年齢に関係なくプロになれる世界がある。一方で、どれだけ実力があっても、年齢等の制限・制約がありプロになれない世界がある。過去からの決まり事と言ってしまえばそれまでだけど、閉鎖的過ぎて時代>>続きを読む

かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

4.0

ある日突然訪れる家族の死。産んでくれた母親に続いて、育ててくれた父親を亡くした息子。その息子…亡くなった最愛の人の連れ子の、親になろうと頑張る母親。その二人と、突然同居することになった祖父。死んだ息子>>続きを読む

パラレルワールド・ラブストーリー(2019年製作の映画)

4.0

最初の電車が平行して走るシーンから、2つの世界が平行して進むものと、勝手に想像させられていた。最初の段階で作者に上手く刷り込まれ、騙されていたということか…。実は1つの世界…今目の前にある現実が進んで>>続きを読む

四十九日のレシピ(2013年製作の映画)

4.0

突然訪れた家族の死。その別れを受け入れられない、残された家族。その家族が、少し違った形で立ち直り、新たな一歩を踏み出すまでの物語。その立ち直るきっかけを与え、牽引役となる二人の赤の他人。空気感が読めて>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.0

今回は、未来へ、過去へと大忙し。たまたま未来で手にした一冊の本が、過去→現在→未来の流れを大きく変えてしまう。時代の流れを正常に…と言っても、前作で少しだけ変わってしまった正常にだが…戻そうと再び同じ>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

3.0

仕事しない、ギャンブル好き、借金まみれ、挙げ句の果てに突然姿を消した父親。残された母親が、朝も昼も夜も働き、二人の息子を育てる。家族にとっては最悪の父親。一方で、困っている人が居ると、見過ごすことが出>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

2.5

「理由なき尾行」って言いながら、「研究対象」って言う自分勝手な理由だけど、そこには立派な理由が存在する。理由が存在するから、尾行を行い尾行を続ける。尾行を続けるから、秘密を知ってしまう。秘密にかかわる>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.3

何度か観ている映画。何度観ても楽しめる映画。人間関係、アイテム、社会的背景等、現在と過去との繋がりが絶妙で、観ている側を飽きさせない。過去で過去の家族に接触…助けるための咄嗟の行動が裏目に。得意のス>>続きを読む

家族のレシピ(2017年製作の映画)

3.0

過去と現在。日本とシンガポール。親と子と孫。料理と味が、一度バラバラになった時間、距離、人と人を結び付ける。子供の頃に失くなった、大好きだった母親。母親との一番の思い出は、母親が作ってくれた料理とその>>続きを読む

初恋~お父さん、チビがいなくなりました(2018年製作の映画)

3.5

子供達の手が離れ、猫と暮らす老夫婦が主人公。夫婦間の会話は殆どなく、家庭内には母親と猫とのコミュニケーションがあるだけ…と、世間でよくありそうな話。猫が居ることで、家庭内のバランスが微妙に保たれていた>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

4.0

原作を読んでストーリーが頭に入っていたので、映画を「理解すること」は省略、「観ること」に集中できた。ほぼ原作に忠実で、登場人物もイメージを壊さないようにとの「努力」「苦労」が感じられた。一番好きなキャ>>続きを読む

泣くな赤鬼(2019年製作の映画)

4.2

教える側は、良かれと思って教わる側に色々とアドバイスする。それが、時には「押し付け」となる場合がある。教わる側には、教わる側の「言い分」がある。その「言い分」も、聞く人によっては単なる「言い訳」に聞こ>>続きを読む

名前(2018年製作の映画)

4.5

本当の自分を見つけられない、心を閉ざした二人が主人公。一人は、大切な家族…子供・妻を失い、事業にも失敗した40代の男性。もう一人は、会ったことがない父親の影を追い求める女子高生。二人に共通していること>>続きを読む

ロボジー(2011年製作の映画)

4.0

最初は、嘘ではなく本当の話だったのだが…。本番直前に予期せぬ事故が発生し、その場しのぎの一度っきりの嘘をつくことに。そこで予期せぬハプニングが起こり、思わぬ展開に…また嘘をつくことに。嘘に嘘を塗り重ね>>続きを読む

君に届け(2010年製作の映画)

4.0

少女漫画が原作の映画…本日2本目。主人公の女の子が、独特の雰囲気・キャラの持ち主であることが、単なる好き・嫌いの恋愛映画に終わらず、この映画に面白さ・深みを上乗せしてくれたように思う。自分の殻に閉じこ>>続きを読む

ストロボ・エッジ(2015年製作の映画)

3.0

完全若い子向けの恋愛物語、しかも原作が少女漫画…詳しいことを知らずに観始める。いい年したオジサンが観るには、かなり無理が必要な映画だったが、結局最後まで観てしまった。告白してフラれて、そんな後でも友達>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.5

認知症…少しずつ長い時間をかけて、大切な記憶・思い出を忘れていくから「長いお別れ」と言うらしい。言葉にするとキレイに聞こえる。でもその裏側には、キレイ事だけでは済ますことができない、家族の壮絶な苦労が>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦前の欧州…地名からして東欧?の、古き良き時代の伝統・習慣・雰囲気を残したホテルが舞台。そのホテルで従業員を取り仕切り、様々なお客の「様々なニーズ」に対応する優秀なコンシェルジュが主役。優>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.5

時代の流れと戦いのスタイルの変化を予測し、空中戦を制するための空母建造を推進する一派。一方で、過去の栄光から抜け出すことができず、時代遅れの巨大戦艦建造を推進する一派。この2つの派閥の、海軍内で主導権>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

4.3

一人の少年の愛情に餓えた屈折した心と、心の奥底を支配する屈折した自己顕示欲。そこに、もう一人の少年の自分勝手な怒りの矛先転嫁と孤独感が結び付いて、この物語の悲しい事件…殺人を引き起こす。警察は、殺人で>>続きを読む

今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

4.2

昼も夜も忙しく働くシングルマザーの母親と、少し長めの反抗期を迎えている娘。母親から娘に対しては、一方通行の小言…文句?愚痴?ばかり。それに対して娘はほぼ無視…たまに発する言葉は「ウザイ」の一言。よくあ>>続きを読む

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.0

予告編の印象から、もっとドタバタでお笑い満載の映画だと思っていたのだが…実際には、所々に笑い(クスッ)はあったものの、ドロドロした権力争いの裏側がメインの、結構人間の醜い心を描いた映画だった。絶対権力>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.9

昔から一番好きな映画。若い頃から何回目だろうか?でも、やっぱ何回観てもいい映画。地位、名誉、お金等を手に入れた「社会的成功」…欲しい物は何でも手に入れることができる「物質的成功」とも言えるかも…か、そ>>続きを読む

エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.5

世界最強国家のアメリカ。そのアメリカの中枢部・心臓部の、首都ワシントンのホワイトハウス。そのホワイハウスが、一瞬でテロリストの手に墜ちる。テロリストに乗っ取られたホワイトハウスに、たった一人で乗り込み>>続きを読む

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.0

大晦日のホテルが舞台。宿泊客、従業員、出演者…様々な人が登場し、登場人物の数だけ様々な物語が存在する。流石は人気の脚本家が、監督&脚本を担当しているだけあって、様々な物語が複雑に絡み合うにもかかわらず>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.8

笑い満載!超おバカな空想活劇!何も考えずに、休日にボケーっと観るには最適な映画。不動のNo.1とNo.2の東京と神奈川(横浜)。この2つの都会に次ぐNo.3の座…とは言っても、No.2とNo.3の差は>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

普通の人とは、時間の流れが逆行する主人公。彼の人生で幸せだったこと…彼の障害を理解し、彼を心から愛し、大切に育ててくれる母親に偶然にも巡り会えたこと。生涯、大切に愛おしく思える人に出会えたこと。ピアノ>>続きを読む

君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

4.5

生きることへの執着を捨て、死が訪れるのをじっと待っている。ある人との出会い、ある事をきっかけに、「好きな人と一緒に生きたい」という強い気持ちが芽生える。でも、現代の医学では「死」を回避できない不治の病>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.5

ふとした偶然…予期していなかった、あまり嬉しくない形で、20年数年ぶりに高校時代の友達に会う。流れた時間が長かった分、人それぞれ…色んな人生を歩む。夢を叶えた人もいれば、夢破れた人もいる。ごく普通の主>>続きを読む

模倣犯(2002年製作の映画)

3.0

犯罪をゲーム感覚で行う。自身の才能に酔いしれているのか、自己顕示欲が強い。自身が描いたストーリー通りに犯罪が進み、世間の目がその犯罪に集まることを喜ぶ。自らの生い立ち…常に居場所がなかった孤独な人生…>>続きを読む

PとJK(2017年製作の映画)

3.0

この土日最後の映画は、色々と裏側を考えなくてもいい、わかりやすく気軽に観ることができそうってことでこの映画を選択。完全にマンガの世界。いい年したオジサンが観るには、少し照れくさい…突っ込みどころ満載の>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.0

常識が全く通用しない、警察官までが賄賂で悪の手先と化す無法地帯。その無法地帯で麻薬取引を裏で牛耳る悪の組織。組織を殲滅させるには、合法的なキレイな手段では無理…法律・秩序を無視し、国をも欺き、手段を選>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

昼間はアルバイト、夜はお店や自宅で飲み明かす、そして恋愛では束縛もしなければ束縛もされない…一見、自由奔放に「今」を楽しんでいるように見える若者の「僕」が主人公。そこに同居人の友達と、友達以上恋人未満>>続きを読む