吉良吉影さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.6

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久しぶりにアホな映画を観ました。

ストーリーとしては超王道の友情もの。いい大人がGoogleのインターンシップに参加して、若者たちと混ざって暴れまわる。笑いあり感動あり?のおバカ青春映画だったが、無
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.8

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小さい頃にこの作品を映画館の予告で観て、怖そうと思った記憶が鮮明にある。15禁の映画だが、こんな内容だったとは。あの頃にこんなの見たら、意識がぶっ飛んでるかもしれない。

007シリーズは全く観たこと
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.1

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超偏屈レイシズム爺さんが、隣の家のアジア系の家庭に巻き込まれていく。最初はステレオタイプに囚われた絶対に面倒くさい系年寄りだったが、タオやスーと心を通わせていくことで、徐々にウォルトの優しさが垣間見れ>>続きを読む

インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.2

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「あれ、呆気なく終わった。」というのが、最初に出た感想。一見人質をとった普通の銀行強盗のように思えたが、ずっと謎が残ったままで話が展開。途中で犯人の姿に扮させた人質たちを解放して、自分たちもその中へ。>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.2

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知的障害の父親が娘の親権のために奮闘。
人一倍に娘に対して愛情があるにも関わらず、世間は父親に対して厳しい目を向け、2人の絆を引き剥がしていく。「子育てには愛情だけでは駄目」という考え方、人ははたして
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.0

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タランティーノ映画は独特で苦手だったが、本作で日本愛の強さが伺えた。日本映画を全く見ない自分でも、そこからめちゃくちゃ影響を受けていると感じた。殺陣は小さい頃に観ていた「必殺仕事人」や「水戸黄門」を思>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.4

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ホテルに泊まった人達には勿論それぞれの人生がある。一室ではアメリカ旅行を楽しんでいるカップルもいれば、一室では強盗殺人で駆け込んだ男たち。壁の隣ではエルヴィスの幽霊が出現しているかもしれないし、夜の営>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

3.8

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終始胸糞が悪いイジメが続く中でキャリーに同情をしていたが、終盤のプロムのシーンからそれが恐怖に変わった。序盤から確かに気味が悪く不思議なオーラがあったが、血を浴びせられて目を見開いたキャリーはまるで悪>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

3.7

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生まれ持っての才能は人それぞれ。人には誰にもが長所と短所があるものだが、この作品では徹底的に短所に繋がるDNAを非適合者として排斥している。才能のある優秀な奴だけが適合とされるこんな世界は勘弁。

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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.8

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1990年、1996年、2035年の時代で起こるタイムトラベルSF。自分も途中からジェームズの全て妄想ではないかと思ったが、しっかりウイルスから世界を守るために働いていた。2035年の世界観は近未来的>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.1

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ハメられて刑務所に入れられたザックとジャック。2人がギクシャクする中で、英語が話せないイタリア人のロベルトが一緒の檻に投獄されるが、そこから彼らが絶妙な関係を築く物語。

自分にとってロベルトがかなり
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ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)

3.3

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『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で共演をしたディカプリオとデ・ニーロのタッグがこの作品で観れる!と思い鑑賞。2人とも若くて、こんな昔から付き合いがあったのかと感心をした。この後にスコセッシの新作>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

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毎度お馴染みスコセッシ×ディカプリオ×デ・ニーロが贈るネイティブアメリカンなサスペンス。

大学でそれなりに勉強してきたので、ネイティブ・アメリカンに対する前知識はあった。彼らが殺害されても白人社会は
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.6

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元祖『メン・イン・ブラック』か?

サングラスをかけてエイリアンたちの正体が顕になる設定を途中まで完全に深読みしてた。実は主人公がドラッグの効果を受けてしまって妄想でしたエンドかと思いきや、本当に宇宙
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天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)

3.6

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交通事故で瀕死だったのに手違いで三途の川のような場所に運ばれて現世の身体を失うという最悪な展開。まるでアメフト版「幽☆遊☆白書」みたいな映画だったが、周りからジョーが宿っていると信じることができるのが>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.7

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いじめられっ子の主人公と芋っこい仲間たちが音楽を通して成り上がるサクセスストーリー。コナーが後半にかけての一気に垢抜けたのが凄い。最初バリーに痛そうなパンチくらってたのに、後半は立場が逆転したくらいに>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.1

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こういう仲間たち集めて、一つのものを作り上げる系の話が好き。バーでたまたま歌ったら、そこにスカウトマンがいてプロデビューって意外と本当にありそう。最後グレタがレーベル契約しなかったのが個人的に勿体無い>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

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ソフィア・コッポラにとって日本人は割と面白くて不思議な国民性だと思っているのか。通訳にそのまま伝わっていないビデオの撮影や、独特過ぎる写真撮影も本当に体験したのか分からないがリアル感があって面白かった>>続きを読む

アリスの恋(1974年製作の映画)

4.0

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どうでもいいことだが、この映画で一番驚いたのが友達のイケメン美少年がジョディ・フォスターだったこと。完全に男だと思っていたので、まんまと騙された。

夫をなくして女手一つで息子を育てる苦労話。仕事、恋
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

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前々から気になっていたヴァーホーヴェン監督の新作『ベネデッタ』がU-NEXTで配信されたので、早速拝見。これは宗教観や倫理的にOUTな国も出てきそう。

時代背景は中世イタリアでペスト大流行/修道院運
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

2.8

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音楽好きな少年が逃し屋として雇われているが、どんどん闇堕ちしていくという変な設定。
あまりない組み合わせである音楽とアクションの融合。銃の発砲音が流れている音楽のビートに合うように、ハモってるのが気持
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.9

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文字通りのブラック・コメディ。

人種差別の愚かさがよく分かったが、この描写では黒人が酷く野蛮に思えてしまう。サルのレストランで白人の写真しか飾られていないといちゃもんをつけて店をボイコット&大音量の
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ディスクロージャー(1994年製作の映画)

3.2

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逆セクハラ×デミ・ムーアというキーワードに反応して鑑賞。最初、逆セクハラ?となったがそういうことかと納得。こんなシチュエーション100%起きないだろうと思ったが、ハニートラップという言葉があるくらいだ>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.4

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田舎道の美しい風景、だだっ広い土地を無心でドライブしてみたい。

マイクが患う睡眠障害(ナルコレプシー)という病名を初めて聞いた。度々急な睡魔を催すことが自分にもあるが、このような病気があるとは知らな
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.6

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凶悪犯が子供を誘拐するも、逃走している中で不思議な関係性を築く話。凶悪犯が家に侵入するも、その家の人と仲良くなるという事件を聞いたことある。それに近いトピックだと思った。

フィリップは父親がおらず、
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.3

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そう言えば途中で観るのやめてたと思い、一週間を空けて鑑賞。裁判ものは「カリスマ性が光る説得力あるトークをかます演技力」がかなり求められると思うので、若きトム・クルーズの演技力を観ることができた。ジャッ>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.7

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想像よりも面白くて驚いた。アクションシーンが多めで、映画2本分作れるんじゃないかと思うほど。正直アクション映画はマンネリ化してしまい飽きてしまうのだが、こんなに純粋なアクションでワクワクしたのは『るろ>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

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前作の掟違反によって組織から狙われるところから始まる。格闘シーンが多く、カンフーか柔道のような(詳しくないのでなんとも言えないが)戦い方でひたすら敵をしばくジョン・ウィック。しかし、珍しく終盤の日本人>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.7

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前回は愛犬や愛車を奪われてブチギレ復讐を果たしたが、今回は家にグレランをぶち込まれてブチ切れ。なんとも言えない不遇だが、そんな逆境を思わせないほど強い主人公。ほぼ負けることがないので、よくある主人公最>>続きを読む

シャドー(1982年製作の映画)

3.8

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イタリアでミステリー作家の男の周辺、次々におきる美女連続殺人事件。犯人は一体誰なのかという王道ミステリー。今回は完全にヒッチコック寄りの作品。
デ・パルマの『殺しのドレス』でもカミソリが凶器だったが、
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.9

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「最近映画を観るモチベが、、。」
そんな中でこの映画をチョイス。

序盤は『スタンドバイミー』的な悪ガキ少年たちの友情物語で始まるが、予期しない事件を引き起こしてしまい悪夢の生活が幕を開ける。規律の遵
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.9

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ギャングや狂ったキャラのイメージがあるロバート・デ・ニーロの命の尊さを感じさせる演技、ロビン・ウィリアムスの暖かく人間味溢れる演技に天晴れ。
この作品を通してパーキンソン病の恐ろしさを強く実感した。意
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.4

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レーシングゲームばっかりやっているために家族から揶揄されていた少年が鬼コーチにしごかれた結果、プロレーサーとしての夢を果たす。子供の夢を塞いでしまう可能性が一番高いのは親であり、頭が固い頑固親父にはな>>続きを読む

殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.8

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ヒッチコックの『サイコ』に官能+セクシュアリティを足した作品。めちゃくちゃ面白い訳ではなかったが、何故か魅入ってしまう。これがデ・パルマ・マジックなのか、、、。その上ダリオ・アルジェントみたいな過激な>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.4

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「寝落ちのフィルム作品の帝王"ジム・ジャームッシュ"」(勝手に呼称)の記念すべき処女作。木曜の仕事終わりに観たが寝落ちしてしまったお陰で床で一日を越すハメになり、快く睡眠が出来なかったので少し恨みが残>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

教室の片隅にいる男の子が美少女と友達になり、次第に恋するという日本のアニメあるあるな展開。あまり内容が思い出せないが、エマ・ワトソンがやっぱり可愛いくらいしかコメントが浮かばない。ただ精神的な問題をか>>続きを読む