吉良吉影さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.9

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この時代あるあるの多重人格系ミステリーだと思い、その線でオチを予想してた。かと思いきや、登場人物の大半に裏があり、予想通りにならない展開になり面白かった。最後これで終わりかと思った瞬間に、まさかのどん>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

3.7

流石に3時間以上は長い、、途中疲れてしまった。フロドが本当にポンコツ主人公すぎて、サムが一緒にいなかったらと思うとゾッとした。途中からスメアゴルとフロドにいらいらが止まらなかった笑
都ミナス・ティリス
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.3

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最後の攻防戦はペルシア戦争のテルモピレーの戦いを意識してそう。圧倒的な戦力差の前でも奮闘して、援軍まで持ち堪えることができて、最終的に勝つことができたので良かった。戦い方もスパルタの後退戦術(集団で後>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

小さい頃に観て殆ど記憶がないシリーズ。人間・エルフ・ドワーフ・ホビットなど色んな種族がいて、その一つ一つに世界観なども広がっている。そのような細かな設定がされているため、世界観に没入することができ、3>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

3.4

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視線誘導を使って、圧巻の集団スリをこなしていて見応えがあった。途中からニッキーの未練たらたら男感が強くて、もやもや恋愛映画になってしまったのが残念だった。と思いきや、ニッキーもジェスも裏があってお互い>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

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1人の天才不良少年が先生達や友達から人情や愛を知る物語。
ラストシーンが「車を降りて......何の挨拶もなくお前は消えている」のセリフ通りになって、友達がにやけながらも寂しそうな表情を浮かべるシーン
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ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

3.0

☆ロブ=グリエ作品2
めちゃくちゃ難しい。1回観ただけじゃ、この作品で何が伝えたいのかよく分からなかった。3人の映画関係者が議論しながら、虚構の話が展開される構成は斬新だった。急に真顔なショットが何回
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.3

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主人公の格闘術と銃のみでその場を切り抜ける正統派・硬派アクション。ハンドガンとショットガンのリロードがいちいちカッコいい。最後の螺旋階段の真ん中を落ちながら、相手の頭を射撃するシーンは印象に残った。冴>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

3.5

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☆アルジェント作品4
殺害シーンの前振りでノリノリのGoblinのBGMが鳴り響く。「来るぞ来るぞ」と思ってもなかなか来ないから、「いつまで焦らすんだよ」ってなった。
動物飼ってる奴が死ぬのはもうアル
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

☆ジャームッシュ作品4
今まで高確率で途中に寝落ちするジャームッシュ監督だったが、今回は最後まで観ることができた。(ヘルシンキ・パートが危なかった、、)
「世界観に入り込むまで、時間がかかる」自分にと
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快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

3.5

☆ロブ=グリエ作品 1
抽象的すぎてよく分からなかった。題名の『快楽の漸進的横滑り』って結局何なんだろうって思ってたが、物理的な話ではなく哲学的に捉え方をした場合に見えてくるものだった。一見アーティス
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.7

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得意・苦手スキルを駆使してお互いに助け合うRPG要素が強くて、本当にゲームをやってる感覚になった。途中の操作しているキャラの変更などもあり、演じている俳優もそれに合わせて役作りをしていたのが凄かった。>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.5

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王道ミステリーって感じ。やっぱりアンソニー・ホプキンスと言ったら、レクターなのだろうか。今まで感動系の役ばっかり観てきたから、そのギャップが凄かった。逃走するシーンも狂気的で絶対に敵に回しちゃいけない>>続きを読む

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.8

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終始エリックの行動にヒヤヒヤしてしまったが、最後は感動した。不治の病の友達を助けようと子供ながらに試行錯誤していく姿が良かった。自分もHIVの知識が乏しかったため、こんなに差別的に見られるのかとショッ>>続きを読む

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.8

☆リンチ作品2
「世にも奇妙な話」をアメリカナイズにしたような映画。ここまでくると映画に合理性を求めてはいけないと思った。『マルホランドドライブ』さながらに置いてけぼりをくらった。こっちの方がめちゃく
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.5

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初デヴィッド・リンチ作品。想像の遥かに超えた難解さ。交通事故で記憶喪失の女性、映画監督、証拠を隠滅しようとする殺し屋?と全く繋がりがないような話が入れ替わり立ち替わりするなかで最後繋がる爽快感が良かっ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

大人版「スターウォーズ」。フォースのような超能力やライトセーバーみたいな剣ではなく、普通の剣で肉弾戦で戦ってたのが原始的だった。なんか文明的にもかなり進歩してそうだし、銃とか使えばいいのにと思ってしま>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.8

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☆フィンチャー作品4
『真実の行方』で怪演ぶりを発揮したエドワード・ノートンを思い出した。なんか格闘闘技場で殴り合いする映画だと思ったら、全く違う展開になっていき、先が読めてなくて面白かった。警察官も
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.3

☆タランティーノ作品2
タランティーノの映画あんまり見たことなかったから王道を観にきた。思った以上に時系列がバラバラで話の内容がイマイチ掴めなかった。ダンスシーンや車の死体の処理シーンなど印象に残ると
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

ドリスのフィリップに対する言葉がブラックジョークすぎないかと思ってしまったが、自分が間違いだったことに気づいた。フィリップはドリスといる時が一番笑っていて、障がい者としてよりも普通の人として扱われるこ>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

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みんな最初マスクしてて時代を感じた笑。伏線がどばーっ!ってくる感じが良かった。今作の方が割とギャグ感強く感じて、前作の方がまだミステリーっぽかったかも。ちゃんと謎と真実が解き明かされていくから、「これ>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

ガチガチのマーダー・ミステリーかと思ったら、結構緩い感じで気軽に見れるコメディ寄りの話だった。嘘ついたら嘔吐しちゃう設定って、こういう推理ものだとモロバレしちゃうじゃんって思ったけど意外と謎が深まって>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

エンジンの爆音とミサイルやフレアの攻防など臨場感があり、映画館で観れてよかった。前作の相棒の死にどう向き合っていくのかをその息子を通して描いていたため、とても感動した。ピアノのシーンやみんなでスポーツ>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.6

冷戦に始まり1962年にはキューバ危機が起こり、アメリカとロシアに核戦争の緊張感が走っていたと思う。その余韻の最中にこんな映画が放映されてしまうのは、当時の人達からしたらゾッとしてしまうのか、もしくは>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.8

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☆スコセッシ作品4
ジャック・ニコルソンの癖のある演技が通常運転してた。最後ディカプリオが撃たれたシーンは「まじかよ、、」と声に出てしまった。ここまで頑張ってこの結末は悲惨すぎる。最後もいろんな人がド
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

久しぶりにこんなに映画でワクワクするほど、ドキドキ感が半端なかった。たまに友達と逆再生の映像を撮ったりして遊んでたのを思い出した。逆再生自体が難解になりかねない映像だから、こんなに映画の要素に上手く取>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

最初一気に色んな人が登場しすぎて誰が誰だか分からなくなった。あらすじを見ないで鑑賞したため、途中まで何の話なんだろうと思いながら見ていた。しかし、カイザー・ソゼという男の話が出た途端に面白さを感じた。>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.3

やっぱり言語が伝わらないと意思疎通できない。それも諸国同士はお互いの言語が理解できる筈なのに、途中決別していく所がとても皮肉に感じた。こういう映画って未知の生命体に戦いを仕掛けそうになる奴いるけど、あ>>続きを読む

ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.9

ノーランの『バッドマン』3部作を観た後、モーガン・フリーマンとマイケル・ケインがまた一緒に出演してるではないか!との流れで鑑賞。めちゃくちゃ俳優陣豪華なのにあまりにもB級映画なのが良い。銀行強盗の予行>>続きを読む

スモール・ソルジャーズ(1998年製作の映画)

3.3

『トイ・ストーリー』的な話なのかと思ったら、軍事チップ入りのおもちゃが暴れまくるおバカ映画だった。おもちゃが達がネイルガンやミサイル撃ちまくりで、めちゃくちゃ。今じゃAIのおもちゃなんかもあったりして>>続きを読む

赤い夜(1974年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

万人受けはしないかな笑。ただひたすらにコントを見ている感じ。個人的に「赤い布を腕につければ、こいつらは敵として認識しない!」とか訳のわかんない設定やボケをかましてたのが面白かった。あと死に方がシュール>>続きを読む

赤い影(1973年製作の映画)

3.7

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ただひたすらにベニスの街並みを見ていた。街の表道は入り組んだ水路が相まって綺麗だが、裏道は不穏な雰囲気が流れていて、不気味だった。内容はあまりに単調で、最後にドカンっ!と重い一撃がくる系。子供の死が割>>続きを読む

赤い唇/闇の乙女(1971年製作の映画)

4.0

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ツッコミどころ満載で面白かった。音楽のカットインが終始絶妙で、変な間が生まれていたのも好き。仲間だったはずなのに死体の扱い雑すぎたり、皿で窒息させようとする謎の殺し手法を使おうとしたり、もうコメディ映>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.2

前作までは肉体面では圧倒的な力で悪をねじ伏せてきたバットマンだが、今作はかなり苦戦していてハラハラした。今回の悪役ベインは、悪の権化のような街ゴッサムの破壊という「影の同盟」がしようとしていた。これは>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.3

人の深層心理を操り、まるで遊びのように人の死を弄ぶジョーカーは本当に恐ろしかった。子供の頃からビジュアルが怖いと思っていたが、今見てみると悪役としても有名なのが頷ける。マーベルやDCコミックスの映画を>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

バットマンについて何も知らなかったから、意外に警察とバチバチだったのはびっくりした。『スパイダーマン』みたいに警察に協力して悪を倒すって感じじゃないんだな。それにしても車がめっちゃかっこいい。グレラン>>続きを読む