吉良吉影さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

赤い影(1973年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ただひたすらにベニスの街並みを見ていた。街の表道は入り組んだ水路が相まって綺麗だが、裏道は不穏な雰囲気が流れていて、不気味だった。内容はあまりに単調で、最後にドカンっ!と重い一撃がくる系。子供の死が割>>続きを読む

赤い唇/闇の乙女(1971年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ツッコミどころ満載で面白かった。音楽のカットインが終始絶妙で、変な間が生まれていたのも好き。仲間だったはずなのに死体の扱い雑すぎたり、皿で窒息させようとする謎の殺し手法を使おうとしたり、もうコメディ映>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.2

前作までは肉体面では圧倒的な力で悪をねじ伏せてきたバットマンだが、今作はかなり苦戦していてハラハラした。今回の悪役ベインは、悪の権化のような街ゴッサムの破壊という「影の同盟」がしようとしていた。これは>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.3

人の深層心理を操り、まるで遊びのように人の死を弄ぶジョーカーは本当に恐ろしかった。子供の頃からビジュアルが怖いと思っていたが、今見てみると悪役としても有名なのが頷ける。マーベルやDCコミックスの映画を>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

バットマンについて何も知らなかったから、意外に警察とバチバチだったのはびっくりした。『スパイダーマン』みたいに警察に協力して悪を倒すって感じじゃないんだな。それにしても車がめっちゃかっこいい。グレラン>>続きを読む

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.5

子供の頃から『ハリーポッター』と育ってきたから、やっぱり余韻が凄い。今はもう亡くなってしまった方達もいるが、10年間同じキャストで撮影し続けることができたことは本当に凄いと思う。それはこれだけの絆が生>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

4.5

裁判をテーマとする話は結構好きなんだけど、噂通りのどんでん返しが凄くて余計に見入ってしまった。弁護士って犯罪者が有罪と分かってても弁護しないといけない時もあり、とても根気のいる職業だと思う。エドワード>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.3

ジャック・ニコルソンが演じてるキャラクターはいつも頭のネジが外れている。実際にあんな奴いたら誰も近寄らないだろうけど、この映画は不思議と皆んなが近寄ってくる。喧嘩するほど仲が良いとよく言うが、メルヴィ>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.5

母親の気持ちがあまり分からなかった。父親も仕事ばっかりで、家庭を蔑ろにしていたのが問題だったたんだろうけど、それ以外は真面目な仕事人って感じで悪い人じゃなかった。母親が子供捨てて家出をしたあげく親権よ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

『ラブ・アゲイン』で共演していた2人がまさかのミュージカル映画で再び観ることになるとは思わなかった。普段あまりミュージカル映画を観てこなかったが、音楽やセットが魅力的で世界観に引き込まれた。ストーリー>>続きを読む

ハモンハモン(1992年製作の映画)

3.4

ペネロペ・クルス目当てで鑑賞。ツッコミどころ多すぎてもはや恋愛じゃなくてコメディ映画だった。スペイン映画って何気に見たことなかったから新鮮だった。パエリアがデカすぎ、食いたくなった。印象に残ったのは闘>>続きを読む

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

4.0

なんでこの作品がSFなんだって思って観てた。途中から夢か現実かというシーンが続くSFチックな展開になっていくので、視聴者は結構振り回される映画だと思う。ぺネロペ・クルスは『パイレーツ・オブ・カリビアン>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.0

過去鑑賞

小学校の時に給食前にこの映画見せられて、みんな食欲なくしてた

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

9.11やイラク戦争って割と最近だと思うけれど、現代でもこんなに悲惨な戦争が行われていたんだと改めて思い知らされた。クリスが凄腕すぎ。遠く動いた標的も撃ち抜きまくってたけど、これが実話だとは驚きだった>>続きを読む

コーチ・カーター(2005年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃジャンプの王道スポーツ漫画にありそうな内容だった。そこにドラッグやパーティーなどのアメリカの文化が取り込まれていた。カーターコーチはスポーツだけでなく学業にも力を入れることを大事にしていた>>続きを読む

A.I.(2001年製作の映画)

4.2

キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』に関連性があるとのことで鑑賞。それもそのはず、本作はキューブリックの未完成作品をスピルバーグ監督らしい最新特撮技術を使い完成させた作品である。"神様に向かう">>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.3

めっちゃグロくてびっくりした。前作と比べて、グロシーンのオンパレードだった気がする。でも、結構スタイリッシュな描写になっていたからCG凄いってなった。前作のいかにもなB級映画感がなくなって、いい意味で>>続きを読む

リキッド・スカイ(1983年製作の映画)

3.5

前知識0で臨んだ。めちゃくちゃな話の設定でまじで何言ってるのか分からなくて、ひたすら狂ってた。ファッションや音楽が奇抜すぎて、めちゃくちゃ頭に残る作品だった。カルト映画と言われてる意味が少し分かった気>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もはや面白いか、つまらないかという次元の話ではなく、超日常的なシーンが淡々と続くオフビート映画だった。また途中で寝てしまった。この映画は3部構成になっている。けれど暗転とワンカットを用いることで、ちょ>>続きを読む

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.9

ジャームッシュの映画って凄いのんびりしてるなぁ。映像にフィルター重ねてるのが芸術的に見える。黒人やネイティブアメリカン、女性などの差別的な言葉やニュアンスが含ませられていて、何か伝えようとしているのか>>続きを読む

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.4

めちゃくちゃグラセフみたいな世界観だな。Card Bがもはや演技に見えなくて元職業柄からか、実際のダンサーのように感じた。アメリカの女性が男性から金をまきあげるのはあまり観たことないような部分だったの>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

見終わった後の疲労感を結構感じた。白夜で明るいシーンが続くため、いろいろなショッキングなシーンもはっきりと映る。ただひたすらにカルト的な描写が映されていて、目をつぶりたくシーンもあった。主人公一向の1>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

 ジョーダン・ピール監督の『ゲットアウト』を想起した。鹿や綿や綿のような象徴的なものがでてきて、とてもシンボリズムな映画であると思う。確かではないが、もしもりんごがアダムとイブの"リンゴ"を象徴してい>>続きを読む

ロリータ(1962年製作の映画)

3.8

登場人物が好きになれない。ピーター・セラーズの癖のある喋り方好き。『時計仕掛けのオレンジ』の弁護士もそうだったけど、キューブリック先生は癖のある喋り方させるなぁと思った。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

"理解不能"こんなに振り回される映画は初めて観た。猿、黒い石板、Aiと様々なキーワードが出てきたが、自分で解釈する必要がある。説明を全くされないため、
"ボケっと"観てたら何も分からず終わってしまう。
>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃコーヒー飲みたくなった。タバコは吸わないからコーヒーとタバコの相性が良いのか分からないけど、、、
白黒の作品ってあまり観たことなかったけど味が出て良いと感じた。
ちゃっかりケイト・ブランジ
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ゲーム(1997年製作の映画)

4.3

なんかめちゃくちゃアメリカっぽいなと感じた作品でした。終わり方は結構好きで、面白かった。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

 めちゃくちゃ感動した。映画のなかの黒人はどうしてこんなに報われないのだろうか。最後のジョン・コーフィのシーンが本当に辛かった。汚い言葉が使われていたり、電気椅子のシーンはなかなかショッキングだったが>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ノーランの『メメント』に似ている。それでも、この作品はミステリーという観点で、伏線を重ねに重ねて最後に一気に種明かしするという部分がとても爽快感を感じた。考察を見る中で、印象に残った点として、火と水の>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.0

過去鑑賞

まるでロールプレイングゲームのように全く異なる性格の4人が協力し合うところが良かった。小学生の頃に「ジュマンジ」や「ザスーラ」の絵本が好きだったから、凄いのめり込んで観ることができた!