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雨の湿っぽさとか謎を追うサスペンス感とか、所々の印象としては韓国ノワール風な感じがした。しかし全体としては、やはりそれに加えて日本風の切実なファミリードラマの側面も強いような気がして、個人的に好みだっ>>続きを読む
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パーティーが始まるまでの序盤は恐ろしく退屈だったけれど、浮かれた雰囲気とは裏腹のお通夜みたいな面持ちや会話の端々から察せられるのっぴきならない状況が引っ掛かり続ける。
そこから大人と子供の略式死生観>>続きを読む
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全体的にシリアスホラー寄りではあったものの、這い寄るカメラワークや、目ん玉すぽんからの口カップイン、全身血まみれどろっどろなど、ただの恐怖にとどまらないインパクトを残す表現はやはりもはやコメディ。>>続きを読む
なんか楽しそうだったのですんごい久しぶりに吹き替えで観てみた。
全体の気楽さと掛け合いの自由さがそのまま伝わってくる感じはやっぱり楽しかったな。
まずビジュアルがカッコ良くって、西洋的なケルトを地で>>続きを読む
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サイキックスリラーという聞き慣れないジャンルではあったが、しっかりホラーチックで面白かった。
猫好きにはキツい場面を始めとして、子供たちの暴走や純粋な悪意みたいなものに対する怖さはもちろんだけれど、>>続きを読む
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久々のTFシリーズ。
やはり今回の目玉はビーストたちなようで、そこそこ貫禄あったし何より、変形が面白かった。いろんな乗り物からのは見慣れていたけれど、動物的なフォルムで走る(駆ける)状態から二足走行>>続きを読む
思っていた以上にちゃんと面白かった。
久々の劇場京アニ作品だし何より『響け!~』だし、期待していなかったわけはないんだけれど、60分の中編でありどちらかと言えば来年の3期に向けた前座的モチベーションで>>続きを読む
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1年ぶりの三作目。
しっかり前作の繋がりで工藤Dの不在から始まり、そのカムバックと同時に物語が加速し、拗れて、面白くなっていく。
若干話が通じるようになっているような気がして、やっぱり入院して懲りたの>>続きを読む
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もはや安定の面白さ。
邦画らしからぬ規模感はもちろんのこと、今作ではそれを利用した大局的な視点の大河みたいな充実感がやはり魅力的。
その分個人個人のアクション的な見せ場は控えめには感じるけれど、信と>>続きを読む
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お世辞にも面白いとは言い難いというのが正直なところだった。
一応同名小説を予習がてらに読んでいってみたものの、内容に関してはほぼ全く消化できず仕舞いだった。そもそもシナリオ自体が映画的文脈の上に乗っ>>続きを読む
すっごい面白かった。
まず状況の整理やルール確認、認識のすり合わせなどをワンカットの2分リミットの中で幾度も繰り返しながらドタバタとこなす序盤のワクワク感が堪らない。その中で旅館という舞台設定と仲居>>続きを読む
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前作よりさらにオールドメイドな雰囲気で、時代錯誤のディズニープリンセスみたいな純粋さが異様だった。
そしてそれがしっかりフリになっていて、なかなかエッジの効いた狂人表現に震える。
母親の存在の強大さ>>続きを読む
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意外に面白いじゃないか。
変な言い方だけれど、ちゃんとした俳優さんが惜しげもなくどんどんぶっ殺されていくの楽しいな。制服もなんか『バトル・ロワイアル』みたいで血が映えていいね。
あくまでサイコパスを>>続きを読む
『君の名前で僕を呼んで』とは一転して、カサッカサの質感とささくれ立った心の生温かさが印象的だった。
母を訪ねてのロードムービー形式に伴った少しの群像味のせいか、いまいちメイン二人の関係や心情にフォーカ>>続きを読む
めちゃくちゃ良かった。
作品内の様々な要素や感性、その内の何か一つでもこの手の中に切に感じたい。そんな風に思わされる稀有な体験をした。
歴史感じる北イタリアの街並みが圧倒的に画になっていて、ティモシ>>続きを読む
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涼しく湿った空気感と、水と緑、光や風、写実的な風景の描写が印象的だった。と同時に、ガラスの箱入り娘と流転する自然の景色はどこか幽世的な幻想世界のようでもあり、不思議な雰囲気を醸していた。
内容として>>続きを読む
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一作目のアマゾンな鬱蒼としたのとも違う広大な自然を感じるフィールドがすごく良くて、全体のテイストに新鮮な爽風が吹き込んでいた。
そんななかで野生のぶつかり合いにフィーチャーした内容となっていたのがやは>>続きを読む
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正直絶句した。
前作で既に、アニメーションの新境地を切り拓く凄さだと感じていたのだけれど、さらにパワーアップさせてくるとは、、、
3DCGや漫画的ギミック、英語でも使われるようになった”Sakuga”>>続きを読む
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面白かった。けどなんか悔しかった。
それは「こんなにもすごいことをしていて面白いのに比較対象がある」という昨今のヒーロー映画飽和の状況がだ。こんな楽しいのに斬新に感じないってやっぱなんかおかしいよな。>>続きを読む
いわゆる作品の面白さである思春期症候群そのものというより、その「後遺症」みたいなものにフィーチャーした現実のケアが描かれていた印象だったけれど、優しい話になっていて良かった。
なによりエンディングの「>>続きを読む
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前作からさらにチャッキーとティファニーの子、「シットフェイス」ことグレンが加わり、暴走するブラックなボケ(両親)に対抗する正式なツッコミとして人形喜劇を成立させていた。日本製とか言う設定はどっから来た>>続きを読む
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ふざけたタイトルとロックなOPで絶対ノリの良い作品だと確信。期待通りだった。
前回四散したボロボロの身体を継ぎ接いだ「復活のスカーフェイス」が、4作目にしてやっと風格みたいなものを出していて良かった>>続きを読む
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煩い噛ませキャラ的なのがいなくて、厳かな雰囲気が印象的だった。
背中から誕生するエイリアンプロトタイプ、未完成なそいつがまぁきっしょい。前作で溜めた分しっかり登場してくれて良かった。
乗組員たちの>>続きを読む
大衆的な雰囲気の割に意外とちゃんとスプラッシュしていた、というか残酷表現したいがためにプレデターを利用しているように感じた。
キャラもいちいち鼻につくやつらばかりで、応援する気になれなかったし何より>>続きを読む
見覚えのある医療ポッドに、私の「エイリアン」初体験はこの作品だったなと思い出した。
キャラが多く、加えて意外と見知った顔もあったりしたので、自分の所感としていわゆる近年のSFモノっぽく思えてしまわな>>続きを読む
おもちゃ箱をひっくり返したような喧騒にアンティークなお召し物、サーカス団みたいなやり口など、ジョーカー軍団に負けず劣らず盛大で愉快なカオスをもたらすペンギンがめっちゃ良いキャラ。
加えてキャットウー>>続きを読む
ついにひたすら人が死ぬだけのパニックものに成り下がる。
しかし意外と誰でも平気で死ぬからそういう意味では裏切られる。
だがもうゴリゴリの重火器用いた市街戦は魅力無いなぁ。
というか普通にエイリアンを俗>>続きを読む
よもや面白かったらどうしようと一抹の不安を抱えつつ鑑賞。
良かった。ちゃんと面白くない。
今から観ればそんな大したことないけど恐らく技術的な進歩もあって、なんというかSFアクションとして小綺麗になっ>>続きを読む
『ザ・フラッシュ』予習で鑑賞。
霧の立ち込める、ごみ溜めのような荒廃した雰囲気が、何となく本来のゴッサムシティであるような気がした。
でたらめなビジュアルといい手口といい色味といい、ジャック・ニコ>>続きを読む
原作はあんま記憶に無いけど、中学の修学旅行で劇団四季の舞台を観て感動した覚えがあったのでちょっと気になって鑑賞。
やっぱり音楽と歌声が良かった。
アリエルの伸び伸びとした力強さとエリックの野性的な甘>>続きを読む
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定期的に摂取したい血みどろ企画の一環で。
一家虐殺の衝撃的な始まりから、果たされてしまった復讐と少女の奇行などから物語が予測できなかった。そしてまさかの舞台は一軒家そのままに、謎の組織が乱入し下に下>>続きを読む
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前作でようやっと解放されたと思ったら、まさかのクローンリプリー登場。こんなガタイ良かったんかい。んでビジュアルめちゃくちゃ世紀末やな。
その他ヨーロピアン美人だったり厳つい車椅子男だったり、顔面とキ>>続きを読む
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口にするのもおこがましいほどのまさしく怪物級に豪華な布陣で、果てしなく敷居が上がり続けていた本作であったが、まず感じたのは存外シンプルにエンタメとしておもろぉということだった。
三幕仕立てという構成>>続きを読む
「ジェームズ・ワン×ブラムハウス」という煽り文句に、こういう系は眉唾ものと分かっていながらも結構楽しみにしてた本作。
いやまぁ、眉唾だったかなぁ。
なんだかミュージカルだなとか、割と子供向けポップ路>>続きを読む
SMというゲテな題材を、白石晃士監督のドキュメンタリータッチで描く青春コメディ。
その相性がいみじくも迫真さと素朴な爽やかさを引き立てていた。
プロレスラーから地下アイドル、SM嬢に至る主人公の経歴>>続きを読む