ぼっちザうぉっちゃーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.6

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想像の22倍くらい変な映画だった。
意味不明さで言うと『2001年宇宙の旅』観終わった瞬間と感覚似てた。
そういえば全く新しい未知の赤ん坊エンドって共通点しっかりあるじゃないか。
にしてもナニをどうし
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キャンディマン(2021年製作の映画)

3.7

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冒頭から配給のロゴたちが左右反転した状態で登場し、まさに鏡の向こう側に立たされたような視点に誘われる。映画のテーマとリンクしてそういったアバンの部分から凝ってるのを観るとテンション上がるのと同時に背筋>>続きを読む

ヘルウィン(2019年製作の映画)

3.2

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絶対こんなことしてる場合じゃないのに観ちゃたやつ。

ハメ外しまくっとるパリピどもが虐殺されていく様を眺めて、罵って、地獄に堕ちろと吐き捨ててやりたかったが、そもそも無差別殺人的で共感性が低いのと、現
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AFRO SAMURAI アフロサムライ(2006年製作の映画)

3.1

サミュエル・L・ジャクソンというだけで観た。
そして本当にそれだけだった。主人公と影の二役で、影のジャクソンが陽気なジャクソンで面白かった。主人公はほぼ「Shut up!」しか言わねぇ。

西部劇の世
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RWBY Volume5(2018年製作の映画)

3.8

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前作までの内省と不穏な気配が台頭する少し鬱屈とした雰囲気から、四人がそれぞれ立ち上がり闘いに身を乗り出したことで、空飛ぶ島々の間を飛んだり、異郷で秘境感ある街に踏み入れたり、やっとこさ冒険の醍醐味みた>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.4

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観てよかった。なんだか救われた。
とかいうのはまぁ私個人が受け取った感覚であって、この作品の内容自体は人の心に繊細に触れてくるタイプのものとかじゃないんだけれど。
どちらかというと荒唐無稽よりの絵空事
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ホステル3(2011年製作の映画)

2.8

前作までとかなり雰囲気が変わり、アーバンな裏世界感がベガスの持つ元々の俗っぽさと相俟って安っぽくていまいちハマらず。
整った冷たい手術室の趣はちょと違わないか。欧風の薄汚い熱っぽさが血生臭いいんじゃな
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ホステル2(2007年製作の映画)

3.1

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一作目観た時気付かなかったけど、クエンティン・タランティーノが製作ついとんのかい、なるほどだからやたらと序盤が冗長なのね。
と思ったらしっかり作中で『パルプ・フィクション』観てんじゃねぇか。

少し一
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RWBY Volume4(2017年製作の映画)

3.8

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今回はチームRWBYの面々それぞれの場面を時々でフォーカスする形で進んだ。
まずルビーのビジュアルがパンキッシュになってるのがカッコいいな。クロウはゲームの主人公ぽくてシンプルにカッケーです。
ライと
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パラダイム(1987年製作の映画)

3.7

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一応『遊星からの物体X』と『マウス・オブ・マッドネス』と並んで黙示録三部作と位置付けられているらしい今作。
確かにクローズドサークルな状況で人の形をした何かに襲われるという点なんかが共通しているように
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死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット(1993年製作の映画)

3.8

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『チェンソーマン』のアニメを観て、もうなんだか堪らなくなってほぼ衝動で借りた。血を欲して仕方なかったのだと思うけれど(パワーかよ)、その点に関してはまだ消化不良な感じ。もっと血をよこせぇー。こんなにち>>続きを読む

RWBY Volume3(2015年製作の映画)

3.8

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天空闘技場みたいなんあったの知らんくて笑った。

ピュラの代役が伊藤静で、一人二役なっててややこいな。
豊口さんにも戻ってきて欲しいけど、すると伊藤静の出番が、、、
cv川澄綾子は一言目からいぃーてな
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.6

『四畳半タイムマシンブルース』前に観ておこうと観賞。
まず上野樹里のサッパリ感と真木よう子(最初気付かなかった)のちょいケバ感に時代を感じる。
あと佐々木蔵之介ってコメディに絶妙なシリアスを持ち込める
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RWBY Volume2(2014年製作の映画)

3.7

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新学期ということで一気にキャラが増え賑やかさが増す。
その中でファウナスコンビとジョン・ピュラコンビが良いな。
パーティーでの急なキレキレダンスには笑った。

チームルビーもなんだかんだめちゃくちゃ仲
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ヤマノススメ おもいでプレゼント(2017年製作の映画)

3.4

思い出の品を縁にひなたビジョンで幼い過去と高校での再会を振り返る。

失くしたら、もう一度見つければいい。
簡単に作れたり、失ったりできる思い出も、今一緒にいて、これからも一緒で、お互いの隣を歩き続け
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RWBY Volume1(2013年製作の映画)

3.5

『氷雪帝国』で色々気になったので初めから鑑賞。
世界観はそのままだったんだなと思った。

CGということで少し硬くはあるが、意外と登場人物の身振りや表情が豊かであることに驚いた。バトルでのゲーム的なエ
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予告犯(2015年製作の映画)

3.5

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意外とくっさい映画だった。

日本に蔓延する色んな問題を甘かじりしながら、すごく漠っ然とした内容をミクロに落とし込んでほのかに香るメッセージ性。

序盤のよく見るクライムサスペンス感から、思わぬ殺伐ハ
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

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今敏監督作品の中では、複雑な虚構表現や入れ子構造もなく一番わかりやすいシンプルな作品であると感じる。しかし、その内容はやはり嘘や偽りの関係を含んだもので、虚構であることが自明である現実が描かれていた。>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

4.0

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ただただネトフリの資金力と、世界で一番稼いだ監督の手腕を見せつけられた感覚。

冒頭からド派手。クライマックスかよというほどの火薬量、色味で目を奪われる。
内容としてはCIAの闇の実行部隊とか言う、数
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X エックス(2022年製作の映画)

3.9

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しっかり面白かった。
過去のホラー映画に対するオマージュ的なノリが全体を包みつつ、セオリーを破る新展開をしっかり見せてくれる。
メタ的なホラーが大好きなのでけっこう気に入りました。

映画を撮るってい
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.9

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レトロな雰囲気とネオンのイメージがとても目に楽しかった。

序盤からもうタランティーノ感がすごくて苦笑いしつつ、どこか安心感を覚えていた。昼下がりに観ればよかった。

アクション自体は、めちゃくちゃキ
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教えて? ネコのココロ(2022年製作の映画)

2.2

ただ猫に詳しい猫好きが愛猫撫でながら緩み切った顔で猫を語る、そういうジャンルの猫動画でした。

特に目新しい情報があるでもなく、聞いたことあるなぁというような話。

アメリカの猫はサイズがアメリカン。
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ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.1

3Dは意味わからん。
ばらまかれる臓器や血飛沫がやけに躍動感あったのそのためか。ありえないくらいすごい健康色なピンキーブラッド。

どんどん参加者たちの物分かりが良くなってテンポが加速していくな。とい
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ソウ6(2009年製作の映画)

3.4

正直さすがにもう八つ当たりじゃんという気持ちが大きかったけれど、遊園地みたいに色々とアトラクション的な、色んな体験型アミューズメント感ある装置の数々が楽しくて、そこそこ面白かった。

ソウ5(2008年製作の映画)

3.2

久々のデスゲーム感に少し上がったものの、やっぱもうしっかり回重ねるごとに面白くなくなっていくのが面白い。
なんかこれはもう伏線回収というより、過去作の空白にこれでもかと新事実を盛り付けていく感じでしか
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.3

人生初のリバイバルで再観賞。

やはり名作の再観賞は、それだけでとてつもなく贅沢な体験だと感じた。(レポートが終わった解放感も相まって)
それに加え再観賞、小劇場、小雨、全てと相性が抜群だったので、初
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なま夏(2005年製作の映画)

3.1

『ヒメアノ~ル』で興味が湧いたので、吉田恵輔監督最初期の作品を鑑賞。

蒼井そらは恐らく世代で言うと一回り半くらい上の方のアイドル的存在なんじゃないかなと思うんだけれど、麻美ゆまや吉沢明歩と並んで名前
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

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『PERFECT BLUE』でも扱われた現実と虚構のテーマを、さらに進行の主題に構えてよりシームレスに展開していくのが面白くて、アニメならではの時間と感情の積み重ね方がとても素敵だと思った。

今回は
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マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

3.9

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やっぱり良いなぁ。
もうなんか真っ直ぐ愛せるんよねその狂気を。

作り込まれた造形のクリーチャーたちの、お化け屋敷的な派手な恐ろしさもあるし、車ですれ違った自転車の青年とか異空間の演出とかのなんだか言
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ソウ4(2007年製作の映画)

3.3

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冒頭の彩度が抑えられた画面に鮮やかな血の赤っていうのがやたらとグロいんだけれど、もはやこういうシークエンスに対して変な気持ちよさが芽生えてきてもいて、これをホラーだと思って観てたころの自分が懐かしくな>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.7

少々大味ではあるがシンプルに楽しめて、肩肘張らずに観られる。

悟りの世代や、中年クライシス。同じ時代に生きる人間としてのその悩みや漠然とした不安は、実際に考えると結構切実なものだったりするけれど、そ
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ゆるゆり なちゅやちゅみ!(2014年製作の映画)

3.8

アニメ版は一年ほど前に観たきりだったはずだけれど、観てみるとすぐにそれぞれのキャラと関係を思い出した。
登場人物で言うと結構いるはずだけど、全員がきちんと色んな人と絡んでいる様子が描かれていて全く飽き
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(2006年製作の映画)

3.5

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やはり遺体のリアルさが怖い。実際目にしたことなんかないし、矛盾した言い方だけれど、死者の生気が感じられるような質感。
あと湿度の高い画面と引き気味のアングルの気持ち悪さも健在。

金属器の揺れとか流し
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

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なかなか見事に面白い。
ただただ名もなき陪審員たちが話し合うという究極のワンシチュエーション。90分の尺と白黒がまた無駄な情報を削ぎ落していて良い。

12人それぞれが個性的で名前を知らないのに覚えや
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劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME(2013年製作の映画)

3.8

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TVアニメ再視聴後の流れで観賞。
続きとかでなく、本編の一時点でのOVA的な物語で、TVアニメでのテーマそのままに、より家族や家に主眼が置かれていて温かく、そして熱い気持ちにもなることが出来た。

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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.8

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安定の「コノヤロー」の応酬。もはや定期的に摂取したい中毒性すらある。

ひたすら画面内でうごめく黒光りするスーツ、高級車、拳銃がずっとツボにはまりまくってたまらない。そしてそれぞれバリエーションに富ん
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