とかげさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

とかげ

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ライ麦畑で出会ったら(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

実話ベースの映画。
「創作部分」と感じた「同行する女の子との描写」はふくよかで丁寧。
反対に「実話に基づいてる」と感じたお兄さんの出来事の描写は唐突に感じた。
その凹凸も「実話ベースの映画」の生々しさ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.4

どの人物もどの有り様も
本当に美しく映ってる。
木漏れ日が風と共に
揺れるように
ごく自然と行動する人物たち。
その様が美しい。

愛は難しく汚く
美しい。

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.2

見た後、自分の足裏が地球をガシッと
より強く掴んでる感じがした。
貫くこと、必要と不必要を
自分で選択することの強さよよよ

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.1

不機嫌な女性を
キュートに映し出す作品は
いい映画だと思う
すきっ

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

作家である”元夫”の「現在の心境」や「思惑」は作品内で語られてはいないけれど、作品自体の呼吸に十分に含まれ、鑑賞後にじっとりと伝わってきた。
一方で登場しない“元夫”とは存在するのか。この物語で、どの
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

私は、2人は殺さなかったと思う。

展開が見事な物語は
人物が物語の餌食になりがちだけれど、
展開も人物も見事に、匂い立つほどに生きていて、立体感や真実性を宿してた。
だから、見ている間決して良い気持
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.8

海へと行った人が人魚となって
存在し続けているかもしれないという
愛のある寓話

愛でできてる。

グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

4.1

こんなにも力強いのに
手のひらで包んで潰したら
あっけなく形を無くしてしまいそうな
脆さや儚さ。

どんな瞬間も躍動し、点滅してる。
ずっと撮り続けて欲しい。

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

4.0

いつもどこかの間で
さまよって迷って躓いて。
正解なんてないけど全部正解でいいと思う。

せいちゃんの曲を聞く土田さんが
とっても綺麗でした。

2月行くのかな
行かないのかな、と思い巡らせる

アスファルト(2015年製作の映画)

4.4

すべては夢かもしれない
すべてが現実かもしれない

さみしくてザラザラしてて
綺麗

ファーストショットから画に
柔らかいおかしみと吸引力があって
すぐ引き込まれた

なんだろう
ほのかに温かくて
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

私は、自分自身の言葉で
どれだけ表現ができるだろう
「興味深い」などの便利な言葉を用いずに

あるがままを
あるがままに

人民に力を
権力にNOを

真夏の素肌(2014年製作の映画)

3.9

父親不在の、二人の女性の
一瞬の夏。

ラストがクール。

だれかの木琴(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ゴミ置場の隅で
小さくまとまってるようなホラー
常盤貴子さん演じる女性は異質だけれど
そこだけではなくて

「22歳無職?こいつの人生
どうなってんだよ」

何だろうこの違和感
ちぐはぐで空疎で きな
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真夜中のゆりかご(2014年製作の映画)

4.2

生き抜くことの難しさと
極限状態での選択の難しさ

主人公の夫婦はそれぞれに
必死だったのだと思う
旦那さんが世界に希望を見出し
生きていけますように

カメラが秀逸で
最後まで画に緊迫感があった。

提報者 ES細胞捏造事件(2014年製作の映画)

4.2

NHKで放送して、
放送局のあるべき姿勢を
現場の人に公開討論してほしい。