とかげさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

とかげ

とかげ

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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

嵐の後の雨の匂い
傘の感触
乾いた紙の重なる音

いつか思い出す、点と点

おとなの事情(2016年製作の映画)

4.2

現実➖携帯=???
虚構➖携帯=???

携帯は何を隠して
何を補っているんだろう

…補っているんだろうか?

さらけ出すのが愛だとは思わないけれど
さらけ出して
崩れてしまうのは愛ではないと思いた
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「今を必死に 生きるのよ」

とうもろこしの島(2014年製作の映画)

4.1

静けさの中でさらされる
土地 思い 感情
そして命

肉体の厚みと呆気なさに
愕然とする

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.9

イーサン・ホークのリアリティ
ずるい。
造形がポップで、展開がキュート

めぐりあう日(2015年製作の映画)

3.9

「生きる歓びを謳歌せよ
愛を待ちながら」

静かな感情のうねりが人ではなく
運命という大地に向かっているように
感じて、佇まいが美しかった

生は、きっと、美しい

ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー(2015年製作の映画)

3.9

「大切なのは
信じてもらえるように
努力すること」

リリアンがとってもキュートで
チャーミング。
ハロルドの絵・構図は本当に
惹きつけられる。

お二人が揃ったインタビューも見たかったな。
「映画」
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

4.8

主人公男性と女性の
ささやかで骨太な互いへの思い。
眼差し、手つき、寄り添い方、
とっても魅力的。

騒がれるのを好まない二人の人間性が
丁寧にさらりと描かれて、
男性の女性への飾らぬ思いと相まって
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

4.8

大傑作。
好きな映画とは作品の性質上言えないけれど、大傑作だと思う。

単にある女性を描いているのではなく、今までに生きているすべての女性の、ある側面を見事に描いていると思う。

だから、好きな映画で
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.8

言葉を拠り所にしない
シンプルな愛情が溢れていて、
思いに彩られた音楽が瑞々しくて、
自分の愛情を大切にしたくなった。

…勇気が欲しい。

愛の断片(2016年製作の映画)

3.7

唐突なラスト、あれはどういうことなのだろう。
露骨で奔放な女性像はリアリティがあった。
ピアノの音色が美しくて、対局にも感じるけれど、彼女の中にも有る音楽なのだろうなと感じた。

パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

4.0

結局男は…というラストが好き
尺の長さもちょうどよく、楽しめた

愛の監獄(2015年製作の映画)

3.9

愛は監獄なのかもしれない。
最後の微笑みがふたりの幸せの
絶頂なのだと感じた。

アデル キュート。

ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

5.0

静謐で温かな愛。
ふたりの細やかで全てである愛。

本当はどんな言葉にも置き換えたくない。
言葉に変換すると、
二人から遠のいていく気がする。

二人に会えてよかった。

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.1

堪らなく愛おしいけれど
一緒にはいられない人

青い音の中でしか生きられない不器用な男性として描かれたチェットベイカーは
切れ切れで美しく、儚くて柔らかい男性像

ベイカーさん本人は、この映画の人物像
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ミモザの島に消えた母(2015年製作の映画)

4.1

終盤 振り返る女性の
幸せそうな姿が
そっとまぶたに残った。
その時彼女は幸せで
愛する人に囲まれていた。

ある女性の愛の物語。

悪い男(2001年製作の映画)

-

好きな作品もある監督だけれど
これは女性があまりに不憫で
途中でリタイア

暴力の先にある愛らしきものなんて
作品にする価値はないと感じた

なので評価なし

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

3.9

不恰好な人間模様と
幼い兄妹の、田舎町での一夏。
光も影にも隔てなく丁寧に寄り添い
日常を捉えてる。
穏やかで腰の座った作品。

セトウツミ(2016年製作の映画)

4.7

個人的にキツイ状況のタイミングに観た
でも、鑑賞中なんども吹き出したし
鑑賞後は、明るく楽しい心持になった。
感情が光に包まれながら
ふわ〜って転がった感じ◯

地味で、素朴だけど
なんというか、ちっ
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二重生活(2016年製作の映画)

4.1

主人公が抱える虚無感や、
事象の解釈は可能だという学問や姿勢自体の
滑稽さに、
人間の本質が散らばってる気がした。
その滑稽さは真実事実などの定義を超えて
人間を人間たらしめるのだと思う。

切れ味あ
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.0

キュートでファニーでクレイジー
そしてファンタジー

魅力的な彼女の背景をもう少し描いていたら、ファンタジーをより楽しめたと思う

それでも歌も彼女も一瞬のきらめきも輝いていて、素敵な映画でした