とかげさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

とかげ

とかげ

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共犯(2013年製作の映画)

4.3

仲間と一緒にいたい

細い細い繋がりへと手を伸ばした
そのか細い腕の切実さが
丁寧に、大切に描かれてる

さみしさが、そこに差し込んだ
一瞬の温かみが
観賞後もしばらく残った。



DVD映像特典で
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.2

邪険に扱われているもの同士は、
自分たちとは違うと敵対しやすい。
弱い立場を強いられた人たちが
連帯を組むのは、想像以上の努力と
根気と体力が必要だったと思う。

彼ら彼女らの戦いは、
すべての人間の
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セシボン(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

昔の恋は、いつまでたっても
切ない色合いで、
ほのかに甘い香りがする。
ずっと嗅いでいたくて
なかなか離れられない。

人を想うことの尊さだけを抱きしめて
今周りにいる人を一人残らず
大切にしたいと思
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.8

面白かったけれど
もっと面白くできた
伸びしろを感じた。

韓国映画、質高い!

ボヴァリー夫人とパン屋(2014年製作の映画)

4.3

切り口が軽妙で
女性の奔放さも
嫌悪感など抱かなかった。
体や思いの機微にドキドキした。

愛することの滑稽さや
男性の可笑しさ、人生の可笑しさが
ふんだんに盛り込まれた
口に含まれ続けるパンのお話。

テシス 次に私が殺される(1996年製作の映画)

3.5

残忍だけど、面白さは感じなかった。
ううん、、ホラーって難しい。

30日の不倫(2010年製作の映画)

3.7

こんな男性のどこがいいの、、
と思うのは、引いた目で見てるからで
恋してると見えないのかな。

男性は今を楽しめればいいと思ってる。
そこに何かを求めると
人生が大きく転落する。

ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

4.2

「わたしは殺せなかった」

語られることと実際が乖離することは間々ある。
そう感じさせる奥行きのあるドラマは、良質だと思う。
絵作りが美しくしかし決してそれをひけらかさず、尺も端的でとても見やすい。
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インサイド・ミー(2013年製作の映画)

4.4

こわいこわいこわい
終わり方含めて恐い‥

恐いの苦手だし好きじゃないけど
質が高いから楽しめた
恐いけど‥

コワイ‥

いつか、また(2014年製作の映画)

4.6

可笑しくて、切なくて、はかなくて、淡い。
ところどころ透き通っていて
もう見えなくなってしまった
出会いと別れ。

主人公の男性の人物像がおバカで
健気で、誠実で、不格好で、愛おしい。
どの人物も丁寧
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

4.2

飛行機怖い 乗れない ꒰༎ຶ﹏༎ຶ๑꒱
꒰༎ຶ﹏༎ຶ๑꒱ ꒰༎ຶ﹏༎ຶ๑꒱ ꒰༎ຶ﹏༎ຶ๑꒱ ꒰༎ຶ﹏༎ຶ๑꒱

映画館で見なくて良かった。
閉鎖・密封空間で見るには
こわすぎるよ。

ぼくの桃色の夢(2015年製作の映画)

4.0

終盤間延びしているように感じて、
尺の長さが気になりだしたけれど、
そこまでのテンポはとても軽快で、
また、描き方が実に上手くて
端々に地に足のついたユーモアが
きらめいていて、楽しかった。

監督の
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不倫時間(2007年製作の映画)

4.3

骨の髄から丸ごと、磁石のように
吸い寄せられてしまう相手が
この世にいるとしたら、
出会わない人生の方が
幸せなのかもしれないし
出会うのはとても怖いと
途中まで思いながら見ていた。

では、それが運
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リスボンに誘われて(2012年製作の映画)

4.1

アマデウが魅力的。
強く興味を持った。

自分の人生を生きるというのは
なんと孤独なのだろう。

終わり方好きです。

草原の実験(2014年製作の映画)

4.5

洗濯物、あやとり、なみだ、鼓動。
全てが美しく強くきめ細かい。

圧倒的な強度で存在という存在が
立っている。
すごい。

日常の強さ。

ベティの小さな秘密(2006年製作の映画)

4.2

ベティの優しさがあったかい。
あったかいから、
傷ついた時の悲しみを
ベティと一緒に感じる。

でもベティのあたたかさは揺らがない。
柔らかくて優しくてちっちゃくて
あったかい。