“異邦人は国境の中にいる”
一行が祖国を捨てることができる理由、それはイタリア人としての国民意識が無いからである。そんな誹りは免れないだろう。確かに、ナポリ、ローマ、ピエモンテと、どこに行こうとも安ら>>続きを読む
本作品では、嘗てのイタリア農業を根底から支えていた勤労を通した集団的な苦楽がネオリアリズモ調に描かれている。一方で、そんなものは時代錯誤的で鬱陶しいものに過ぎないと、いわば忌むべき存在として捉えるのが>>続きを読む
まさに「退屈」な映画である。それこそがこの映画の意味するところなのかもしれない。アランには、この世の全てが退屈に思えている。我々はそれを見せられ、何とも言えない共感を強いられている。確かに、日頃から感>>続きを読む
円満な生活が羨ましいほどに微笑ましい。一方で、その幸福が新しい幸福に蝕まれてゆくのを、夫も子供たちも含めて、全員が無批判に受け入れていく様は、ある種の地獄を見ているような気分にさせられる。
ただテレー>>続きを読む
若者が死を乗り越える瞬間
学生の姿、世界的同世代感を覚える
ピカソのゲルニカ
橋を爆破した『誰がために鐘は鳴る』
毛沢東、読んだ?と学生、五月革命
レースカー、60年代若者文化