こぼぼさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ローマの休日(1953年製作の映画)

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刹那的な出会いと永遠の別れ。本当はもっと話したいけど、もっと一緒にいたかったけどそれができないもどかしさ。アン王女とブラッドレーが交わす視線。最高のラブロマンス映画!!

ウォッチメン(2009年製作の映画)

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正義はことごとく死んでいる世の中。ヒーローは必ずしも善ではない。大抵の映画の中でヒーローたちは世界を救う選択をするもので、それがお約束的な展開であることをこちらも承知している。しかしこの映画は、そうい>>続きを読む

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

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戦闘一つ一つにバリエーションがあって面白い。物語としてはボスラッシュみたいな形式で好き。

影武者(1980年製作の映画)

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影武者。その名の通りその人の影となり行動するのだが、外見は似ていても人間性までは真似ることができない。動かざること山の如しを体現できるのは信玄が信玄であるからで、人について回るだけで実質を伴っていない>>続きを読む

野良犬(1949年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

佐藤刑事のベテラン感が安心できるし、セリフも達観していて、それでいてユーモラスな印象があって一人の人間として好き。
村上刑事の若さからくるエネルギッシュな行動力には共感できるし、自分のミスから事件に発
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犬の生活(1918年製作の映画)

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短編でも笑いとほっこりする展開が組み込まれてて、面白いより関心が勝った

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

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心の奥底にある精神的な繋がりが不思議な出会いを生み出す。偶然じゃなく必然だったんだなあ。

アリス(1988年製作の映画)

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身の回りのものがアリスの世界の中に登場するのが面白い。でもジャムっぽい何かを舐める場面とか虫がでてくる場面とか生理的に観てて、うえーってなるシーンはあったな。ラストもどこまでが想像なのかはわからないけ>>続きを読む

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大金が入った紙袋を引っ提げてショッピングモールを歩くシーンは観ている側まで共犯者になった気分でハラハラした。後半オデールの殺気が凄すぎて常に緊張感あって良かった。

エル・スール(1982年製作の映画)

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他人を真に理解することはできない。たとえそれが家族という近しい存在であったとしても。ただ相手と対話を重ねたり、相手にとって大事なものに近づくことで、理解しようとする。それが私たちにとっても、エストレリ>>続きを読む

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

炎の海にたたずみ次なる戦いに向けて空を見上げるガメラ。圧巻の演出。話はオカルト色が強くなった印象。

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

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宇宙レベルでの種子の繁殖。守護者であるガメラはいつか破壊者となるのか。レギオンの攻撃にバリエーションがあって面白いし、自衛隊がどういう戦略をとるのかも見応えがあった。設定もセリフ回しも、

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

怪獣映画としても面白いし、人間を描いたドラマとしても面白い。都市の破壊シーンはやっぱりワクワクしてしまうな。折れた東京タワーにギャオスが降り立っている。ベストショット。

山猫(1963年製作の映画)

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舞踏会のシーンは永遠に観ていられるほどに美しく魅了された。コンチェッタがタンクレディに向ける視線から感じ取れる想いがこちらの胸を締め付ける。こんな格式高い世界もあるんだなあ。

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

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人間の弱さを描いた傑作。人間の心の底を覗けば、そこには友情も恩義もなく、ただ欲があるだけ。矢を射られるシーンはどうやってるんだ…

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

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この映画好きだ〜
登場人物が愛くるしく、ゆったりしたロードムービーなのも良い
バカバカしい遊びも見てて面白い

キッド(1921年製作の映画)

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チャップリンの表情で魅せる演技にこちらも胸にくるものがある

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

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ひと夏の不思議な物語
あまりにもみずみずしく、甘酸っぱい

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

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お互いを認め合い、それぞれの人生を歩んでいく。自分の家も借りぐらしされてるかもと、少しワクワクするような素敵な映画だった。

耳をすませば(1995年製作の映画)

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きらめく恋の物語でもありつつ、自分の歩む道について考える物語でもある。カントリーロード聞いても思うけど、雫も聖司もお母さんもお姉ちゃんも自分の道に向かって進んでいる。もう一度自分の中で大切にしているも>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

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まず七人集めるところから始まり、さらに立場の違うもの同士の関わり合い、そして野武士との戦いと全編を通して圧倒的な面白さ。泥だらけになりながらもみくちゃになりながら鈍臭く戦う姿が良い

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

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何年かぶりに観た〜
その世界にはその世界の掟がある。
八百万の神が休まるためにくる湯屋という舞台設定からとても魅力的で、遠くに街が見えたりと景色の描写は感動を覚えるほど美しい。
一方でオクサレ様は川に
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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移民なしでは完成し得ないショーであり、同時に投票率の低さを訴えかけてくる、非常にメッセージ性の強い舞台だった。一曲一曲味わえる最高の高揚感。デヴィッドバーンが目指す理想郷がそこにはあった。

ソナチネ(1993年製作の映画)

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穏やかな日常と絶対的恐怖の死が常にこの映画の中で隣り合わせになっていることによって、美しさと残酷さが究極的に融合しているとんでもない映画