TakedaKatsuyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

睡蓮の人(2003年製作の映画)

2.4

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頑張った…ね…という感想。

天気の子(2019年製作の映画)

4.3

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とても良かった。

ちなみにぼくは二度泣いた。

1度目は前半、陽菜が帆高の前で降り続く雨を晴れにするシーンから、各地で晴れさせる商売をして何度も晴れにするすべてが美しく、晴れというのは素晴らしいと心
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.9

映画に魅せられ、映画に携わり、映画に迷い、映画を裏切った男が、映画に救われる映画でした。

過去と現在を行き来しながら、様々な可能性があったことを前提に唯一の人生を生きるしかないということと、自分が最
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オデッセイ(2015年製作の映画)

2.8

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1人取り残された火星で、植物学者の知識を使って生存を試み、やがて地球に帰るという物語。

火星のシーンは科学実証のシミュレーションを見せられている感じで終始退屈。
地上で行われている救出にまつわる政治
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.9

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現実と創作が入り交じる作品。
悲劇的な現実を小説家である主人公が創作で救うという話で、すなわち小説を書くことへの敬意を示した作品だと感じた。

キャラクター(2021年製作の映画)

4.0

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ある程度映画や小説を読んでいると、お話を「こういう落ちに向かうんだろうな」と予測しながら見てしまう。しかしそれを容易に飛び越えてしまう面白さがあった。

この作品は創作について描いた作品だ。影響を受け
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ロストパラダイス・イン・トーキョー(2009年製作の映画)

2.9

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障害者の兄とその弟、そしてデリへル嬢で地下アイドルをしている女性との交流から居場所を発見していく作品なのだが、ファンタジー的すぎて僕はイマイチだった。
ラストシーンで障害者の兄が家出し、手漕ぎボートで
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.3

「ドライブ・マイ・カー」アカデミー賞国際長編映画賞受賞を受けて過去作ですぐ見られるものとして当作を鑑賞。
DMCと当作しか見ていないが、両作とも過去から続いている今をどう捉え直し、これからも続いていく
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爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)

2.1

YouTubeで「爆裂都市」が期間限定配信されていたので観た。

石井聰亙監督作品。

陣内孝則(ロッカーズ)、大江慎也(ルースターズ)、遠藤ミチロウ(スターリン)と、当時シーンを作っていたミュージシ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

僕の人生史上最高の映画作品だった。ネタバレを含む感想は後にするとして、映画として、アニメーションとして、ビジネスとして、そしてエヴァンゲリオンとして、パーフェクトに誠実に作られた作品だった。


▷▶
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ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

2.9

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遅れてきた青春の痛さしか無い映画。
好きな女は友人に取られ、喧嘩にも盛大に負け、好きな女と一緒になれるわけでもない。
最後には結ばれるとか、喧嘩には奇跡的に勝つとかそういうのが一切ないので、モヤモヤが
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

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僕の視聴スタイル上、細切れにしか見られず、ストーリーをちゃんと把握できていないが、罪を背負っても生きていくという事を描いたのかぁ、と1回目は捉えた。
日本のATG映画を彷彿させる暴力と文学性に惹かれる
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.5

ハリウッドが作るサムライ映画という色眼鏡があってか、今まで触手が伸びなかった事を恥じ入る。
外国人が描いたからこそ、主観に深入りせず、テーマの武士道の輪郭がはっきり見えた。
戦の描写も俯瞰的。
武士道
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

ウォールストリートの世界を描いた作品。
大金をつかんでいく成り上がっていく話だが、その姿はきらびやかだがドラッグとセックスにまみれ、とても醜く描いていた。
監督が金融業界をどう見ているかが伝わる。マー
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魂萌え!(2006年製作の映画)

4.0

僕が好きな映画には構造上の共通点がある。
主人公の役割が変化していく物語である、という事だ。
というか、面白い映画は大体そういう構造になっている、とも言える。
「魂萌え!」も、「妻」という人生の状況に
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.9

これ、僕のための映画だと思った。
産まれたばかりの子供を失った夫婦の描写は、とても辛いものだった。
そこに付随する周囲のこと、そこを乗り越えて夫婦の繋がりが深まるところ、どれも自分自身の経験に沿って観
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

4.3

素晴らしい青春映画でした。
高校時代の何もないけど何かないかな感とか、セックスに憧れる大人へのゲート前という感じとか、もんもんと表現されていて、きゅんきゅんきました。
特に文化祭でのコンサートシーンは
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.3

知人の映画監督から、「某映画監督が勧めてた」と聴いていたので視聴。
成績が最低クラスの女子高生が、難関大学に挑み合格する話。
原作が実話であるということで、実際の人物に対する批判がある事は何となく耳に
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海月姫(2014年製作の映画)

3.3

以前アニメシリーズを観ていたので、今映画のキャラクターの組み立ては良く出来ていると思います。
ただ、もう少し映画化するにあたっての再解釈は欲しかったです。
ファンタジーなのであり得ない事が多いのですが
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日々ロック(2014年製作の映画)

1.9

「サイタマノラッパー」の入江悠監督という事で期待したが、正直つまらなかった。
とにかく主人公に魅力が無い。
経験を踏まえて成長する姿を観たいものとしては、最初から最後まで変わらないテンションの芝居は受
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.5

思いの外面白かった。
役者さんが振りきっていたのと、アクションシーンの決めポーズがひたすらかっこいい。
くだらないけどね。

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.6

こちらの映画、今回で5回目くらいです。
今回は少し解説込みで見てみました。
繰り返される暗示による殺人は、当事者が押さえ込んできた欲求。
すなわち殺人を実行に移してしまうのは、ある意味その人にとっての
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インスタント沼(2009年製作の映画)

3.6

よくも悪くも三木聡映画。
時効警察的な緩さ満載なコメディです。
この映画はメッセージがいい。
見えないものを信じる強さ、みたいな。
と、書くと小沢健二の「天使たちのシーン」を思い出しちゃうな。

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

2.5

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つまらなかったです。
高校の青春のウダウダ感半端なかった。それがリアルで楽しいという人以外には勧められない。

私はてっきり、矢口史靖監督的乗り越え青春コメディかと思っていたら全然違った。

気だるい
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.8

名作と名高い作品ということで、やっと観たのだか、評判通り名作でした。
何で今まで観なかったのか。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.0

僕はこの映画きっかけで、無下に断るということを辞めた。
その結果、今の楽しい人生に繋がっています。
これ、ホントよ

凶悪(2013年製作の映画)

3.8

実際にあった事件を題材にしているということと、ピエール瀧、リリー・フランキー両氏の狂気的な演技に魅了される。
山田孝之演じる記者も、親の介護と、家庭を任せきりの妻と仕事の狭間の葛藤など、重層的に描かれ
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.5

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これ良かったです。
安藤サクラさんの演技の変化の仕方がとにかくお見事です。
引きこもりだった主人公が、追い出されたことをきっかけに人生が動いていく、少し遅いイニシエーション映画という印象です。
リスタ
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DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧(2015年製作の映画)

4.3

電気グルーヴの伝記映画。
大根仁がどのように演出しているか気になっていたが、ナレーションを英語にする事で、少し引いた目で電気グルーヴの歴史を垣間見る事が出来る。
という渾身のギャグという見方もできるね
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フラガール(2006年製作の映画)

2.9

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最後のダンスシーンは素晴らしい。
トータルではそんなにのれなかった。
特に母親がフラにチャレンジすることを認めず追い出したのに、最後にあっさり気持ちが翻るところが若干雑に感じた。
また、フラを誘った子
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珍遊記(2016年製作の映画)

1.1

山口雄大監督作品は、漫☆画太郎原作映像化作品しか観ていない。
よく映像化したな、以上の感想を持てないというのが、私の感想の全てです。