「帰ってきたウルトラマン」の初回放送時、ブレスレッドを携えて登場したウルトラセブン。失意の郷を助けたハヤタとダン。
ウルトラマン・ユニバースの始動に大興奮した当時の少年は、やがて、ミラーマンやジャン>>続きを読む
「マトリックス」も「攻殻機動隊」も初見という人(決して少なくないと思うが)は、これ見てわかるのかな?
その点、私は過去作をしっかり見ているのでついて行けたが、それならば、新作を作るだけの新基軸(設定>>続きを読む
同じボディーに善と悪、地球人と宇宙人、強と弱が共存し、その両者が繰り広げる漫才は楽しいので、面白さはある程度担保されている。一方で敵やストーリーはありきたり。この際善悪逆転させて、シリアルキラーみたい>>続きを読む
「アベンジャーズ」であそこまで話をデッカくしちゃったその後を受けて、いったいどうやって新たなお話しを立ち上げるんだろうと心配していたが、見事にクリア。ただ、今度は、最初からこんなに大風呂敷広げちゃって>>続きを読む
こういうシリーズなんだから出てくるのは当然とはいえ人喰い狒々(ヒヒ)が出てこなくても物語は楽勝で成立する。とはいえ世にも珍しい黄門様(月形龍之介)とヒヒ(着ぐるみ)との一騎打ちは必見かもしれない。だが>>続きを読む
オリジナルが持っている設定がユニークなだけに面白く観られる。ただ閉じ込められた者たちが抱えているトラウマとか情とかの要素を厚くする日本映画ならではの特質を悪いとは思わないが、極限状況の中でそれらがもっ>>続きを読む
なんちゃって日本なんだけど往年のなんちゃって日本映画ほどはなんちゃって日本じゃないところがむずがゆい。
凄いテンポと思っていたらそういうことだったのね。
始まりは「これぞコスチューム・プレイ」と言うべき重厚な中世の史劇。だと思ってたら、次第に様々な様相が加わってゆき、重厚さはそのままに、実に多面的なド>>続きを読む
いやあ待ってました。
スケール感、色、構図、音、音楽、衣装、メカ、ランドスケープ。まさに「DUNE」はこうでなくっちゃ、という作品。久々に「4K画質で手元に置いておきたい(円盤買いたい)」と思った。>>続きを読む
「ONODA 一万夜を越えて」観了。
30年近いルバング島での小野田さんの人生は、私ごときの想像など遥かに超える。だから知りたい。彼をして密林生活を継続せしめたものは何だったのか。上官の命令? 軍人>>続きを読む
ダニエル・クレイグのボンドは大好きだし、本作も面白い。何より、連綿と続いてきただけに一時代前のコンテンツっぽい空気を醸し出していた「007シリーズ」を、「ミッション・インポッシブル」や「ジェイソン・ボ>>続きを読む
テーマはとことん重い。けど、震災の避難所で知り合って、肩寄せ合って生きた3人だったのに…という設定に感動ポイントがギッシリ。泣いた。まあ、時折、「この人、こんなこと言っちゃうの?」的なセリフとかがあり>>続きを読む
「死霊館ユニバース」第8作。だそうだが、そんなユニバースがあったのか。「ダーク・ユニバース」は1作で頓挫したし、「モンスター・ヴァース」も今後はよくわからない。そんな中で着々と本数を伸ばしていたとは立>>続きを読む
よくできたグランドホテル形式の作品。ただ、2人の関係性が深化しちゃったぶん、ケラケラ笑えるポイントは前作より減ったかも。出がらし感も否めない。
それにしても、全体に漂うクラシカルな感じは何だろう。あ>>続きを読む
一介のビジネスマンがMI6にスカウトされスパイに。ソ連の最高幹部から渡された情報を密かに持ち出しキューバ危機を救う。
という実話に基づいた設定でつかみはバッチリ。あとは具体的なストーリー。
とはい>>続きを読む
もう少し問題の複雑さに踏み込んでもいいかな、とも思ったが、一方で、水俣病が抱える根深さや複雑さゆえに日本ではドラマ化できない(というか、そもそも全ての問題をドラマには落とし込めない)であろうことを考え>>続きを読む
なるほど、海水面が上昇すると世の中はこういうことになるのか。山の手と下町の格差が拡大したり生活サイクルが変わったり。そこら辺のシミュレーションはキチンとやっているだろうからたいへん参考になる。
ただ>>続きを読む
「ソウ」シリーズ第9弾
相変わらず、えげつない殺しのオンパレード。よくもまあ、こんなグロい殺害方法を思いつくもんだと感心。一方で、さすがにこれは抜け出せるでしょ、的な無理矢理な殺人装置も。
ジクソ>>続きを読む
チベット出身の監督による作品。
伝統的な習慣や信仰と、新たにもたらされた現代的な様式や価値観が、重く相克するチベット。ある羊飼いの家族を中心とした人々が、日々の暮らしの中で苦悩し葛藤し選択する姿を描>>続きを読む
ポスターは内容とは違っていて、中村錦之助(萬屋錦之介)の秀頼が出てくるのは最初の方だけ。物語の大半は、大阪城落城後の千姫(美空ひばり)の後半生で占められる。
最初のうちは運命に流され本多家に嫁ぎなが>>続きを読む
筋立ては毎度お馴染みの真っ当な任侠映画。ヤクザ映画のフォーマットに極めて忠実。
だが、舞台がお馴染みではない。
1967年の東京湾の埋立地。コンビナートが建つ傍らに木場が残りバラックが広がる。深作>>続きを読む
幕末を舞台に架空の志士の活躍を描く「月形半平太」。何度も映像化されてきた中のマキノ雅弘監督作。
幕末の京都には、長州がいて薩摩がいて会津がいて江戸がいた。本来なら色んなお国言葉が混ざっていたハズだが>>続きを読む
改易になった福島正則の孫で将軍家を仇と狙う娘が、次期将軍擁立に暗躍する一味と結託し、現将軍綱吉を暗殺しようと企むが…という、タイトルさえ事前に読まなければ、大きな陰謀の渦に身を投じる黄門様の活躍を描く>>続きを読む
佐久間良子が主演だった正編同様、大奥を舞台にドロドロした人間模様を描く。ただ、オムニバスでエロチシズム漂う(といってもピンクというほどではない)前作に対し、本作は1本のストーリーでエロ度はゼロ。将軍の>>続きを読む
中国系マーベル・ヒーローだから当然だが、全編チャイニーズ・テイスト。龍とか麒麟とか獅子とか出てくるのは楽しい。キャストの多くが東洋系なのもいい。ただ、オリジナリティを感じない。設定もテーマもアクション>>続きを読む
監督岩井俊二による中国映画。「ラストレター」とピッタリ同内容だが、先駆けて作られた。
1996年から2002年にかけて、仕事とプライベートで合計12回ほど中国を訪れた。そして、訪れるたびに、謎の強い>>続きを読む
閉鎖空間で、あり得ないことが起きて、登場人物がパニックに陥る。そのお手本みたいな作品(えらくシチュエーションが限定されたお手本ではあるが)。
限られたキャラクターを濃ゆい奴らだらけにするにはこうした>>続きを読む
原作未読。
知的には面白かった。それだけに、こっちにも推理させてもらう時間的余裕が欲しかった…って、映像作品なんだからそれは無理。
だからこそ映像のミステリー作品には、あっと驚くどんでん返しとか、>>続きを読む
自然災害パニックものの迫力はあるし、バディものとしても楽しめるし、タイムサスペンスとしてもハラハラする。色々とごり押しはあるがよく出来た作品。
本作に限らずハリウッドの災害モノも殆どがそうだが、最終>>続きを読む
原作未読。
3時間という時間を全く長く感じなかった。それほど没入感のある作品。リズムというかテンポというか時間の流れ方というか、そういったものが良い。加えて、三浦透子、霧島れいか。二人の演技に引き込>>続きを読む
何ということでしょう。本作を鑑賞後、レビューを書こうとした矢先に千葉真一さんの訃報。デビュー間もない22歳の千葉さんの躍動を観たばかりだったのに。ご冥福をお祈り致します。
さてレビュー。
ヒーロー>>続きを読む
お年寄りの超絶パワーは前作同様楽しかった。だが、観ているこっちまで自分の呼吸音が気になるくらい息を吞んだ前作に比べると、緊張感も恐怖感は薄い。それなりに面白さが保障されてはいるが、これ、“ドント・ブリ>>続きを読む
お尻が痛かった。出演者を事前確認せず、どの妖怪を誰が演じているのか推測しながら観るべし。
面白かった。岡本太郎先生大満足のデザイン、イケイケな音楽、大群獣な体格差バトル、マーゴット・ロビー、などなど評価ポイントたくさん。みんなで立ち向かうところなんざ、お約束ではあるが鳥肌もの。あそこへの持>>続きを読む
1950年。かの有名な原作を幕末から明治にかけての日本に置き換えた作品。
日本人はどんだけレミゼが好きなんだろう。1910年には既に日本で映画化されている。その後、大正、昭和初期と映画化され、本作は>>続きを読む