じぃじさんの映画レビュー・感想・評価

じぃじ

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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ウルトラQから初代ウルトラマン迄のエピソードを上手く繋げたシナリオに感心した。
私の様なリアルタイムで観ていた者も初めての若者も楽しめる内容になっていると感じた。
正直なところ好みは分かれる作品だとは
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運び屋(2018年製作の映画)

4.8

クリントイーストウッドの老いてなお衰えぬ創作意欲に脱帽である。
グラン・トリノ以降に、彼の監督・制作のうえに主役を張るという意欲作を観れるとは正直思わなかった。
実話を基にしたというのが信じられない、
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

デビットリンチは私には苦手な監督だが、この一本は珠玉の名作として記憶している!私達が子供の頃夏祭りに行くと必ずあった見せ物小屋。今にして思えば差別的な面が普通にあった時代かもしれない。国は違えどそれは>>続きを読む

U・ボート(1981年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

初見は映画館であったが、とにかく潜水艦内の狭さに閉所恐怖症の私は息が詰まる思いだった!そしてやっと困難を乗り越えて帰港した先でのあまりに皮肉な結末は、「一寸先は闇」それが戦場なのだと改めて感じさせられ>>続きを読む

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.5

クリント・イーストウッドとドン・シーゲル!「ダーティー・ハリー」を生んだコンビが静かな名作を創った!作風は対照的だが、描く人物像は一致している。「筋を通す男」である!

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.5

緒方拳、三国連太郎、倍賞美津子、小川真由美そして監督の今村昌平。初見は「水曜ロードショー」であった。先に書いた役者の演技と監督のねちっこい演出にただただ圧倒された!ピカレスク・ロマンの代表作!

マラソン マン(1976年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

とにかくローレンス・オリビエが怖い!益々歯医者が嫌いになった!ロイ・シャイダーの肉体美にも驚いた!正にシックスパックである!主役のダスティン・ホフマンよりも、初見時中学生だった私の記憶は脇役の二人の印>>続きを読む

ブラック・サンデー(1977年製作の映画)

4.2

ミュンヘンオリンピックでの襲撃事件をはじめとした中東情勢による時代背景の中で製作された問題作!日本では劇場への爆破予告などで未公開になった!後年レーザーディスクを購入して初見したが、思っていたよりは娯>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

5.0

見る度に改めて心揺さぶられる作品!もう何度観たか数えきれない!松田優作の鬼気迫る演技は勿論だが、高倉健の流暢な英語で堂々と渡り合うカッコ良さに何度魅せられた事か!若山富三郎の貫禄も際立つ!リドリー・ス>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久々に地上波映画を観ようと何気なくチャンネルを合わせ、いつのまにか引き込まれた作品。かつてのアクの強いデニーロとは思えない軽妙な演技に魅せられた。職場の雰囲気を変え、アン・ハサウェイ演じる上司の力んだ>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.2

底抜けという言葉がピッタリの豪快なミュージカルコメディの傑作!レイチャールズはじめソウル・ブルースのビッグネームがこれでもかと出演!音楽の楽しさが心の底から伝わりまさにハッピーな気持ちにしてくれる!主>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

完全にどんでん返された名作!以前観た「エンゼルハート」を思い起こすラストと巧みに貼られた伏線には、何度観ても感心させられる!ブルース・ウィルスは「ダイハード」に代表されるタフネスヒーローのイメージが強>>続きを読む

荒野の七人(1960年製作の映画)

3.8

面白いプロットは舞台が変わっても面白い!黒澤明の偉大さと見事にリメイクしたジョン・スタージェスの非凡さを堪能できる名作!ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・>>続きを読む

ジャガーノート(1974年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

70年代海洋サスペンスパニック映画ではあるが、ハリウッド発と違い英国製の重厚さを感じた。個人的にもリチャード・ハリスは好きな役者の一人であるし、ラストの二者択一のサスペンスは見た当時は最高に興奮したの>>続きを読む

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

題名のバクダットと主人公の名がジャスミンというのは「アラジン」へのオマージュか?それともお遊びか?小品ながら色彩や音楽にも印象が残る作品だ。最初は決して魅力的とは云えないジャスミンが後半には周りに幸せ>>続きを読む

サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

4.2

ここにはチャールトンヘストンなどのヒーロー然としたキャラクターはいない。犯人も凶悪ではあるが、スピーディーでは決して無い!そこにリアルな群像劇に思えるこの映画の魅力がある。70年代映画の独特のキャメラ>>続きを読む

大いなる西部(1958年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ映画の良心を壮大に描いた西部劇超大作!東部のリベラル派と西部の銃社会のとの確執を水源の奪い合いを絡めて描いている。フロンティアスピリットの美名の下銃で先住民や利害関係のある者を蹴散らしてきたア>>続きを読む

ラスト・シューティスト(1976年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

西部劇の巨人ジョンウェインの遺作。当時既にガンに侵されていた自分の生き様と死に様を、スクリーンで見せつけた傑作!強いアメリカを象徴する言動はタカ派として知られ、その部分は相容れなかったがジョンフォード>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.2

イーストウッドが若手演技派(当時)を巧みに配し描いたミステリーだが、私は群像劇に思えた。イーストウッドの演出は人間の業を描く事に主眼を置いた様に私は感じたからである。特にラストのケビン・ベーコンとショ>>続きを読む

パニック・イン・スタジアム(1976年製作の映画)

3.8

題名とチャールトンヘストン主演、オールスターキャストということで一連のパニック物と思いきや、内容はかなりシリアスで最近の特にアメリカで頻発する銃乱射事件のニュースを見るにつけよりリアルに思える作品であ>>続きを読む

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