LIBROさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.0

TV番組で取り上げられたことの多い「西口彰事件」をベースにした直木賞作品から映画化
日本のリアルな犯罪映画の出来としては、五本の指に入る気がする。ただ、見るのに覚悟がいる
【余談】
三国連太郎は後年の
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226(1989年製作の映画)

3.0

極彩色のエンターテイナーと呼ばれる五社英雄監督だけあって、実に演出とカメラアングルが綺麗。青年将校たちがした事は動機は何であれ、クーデターなのだが、それを忘れさせるほどに演出・見せ方が上手い。俳優達み>>続きを読む

ロボコップ(1987年製作の映画)

4.5

グロテスクかつスタイリッシュでテンポ良く進むアクション映画だが、カメラアングルも秀逸で、今見るとかなり奥深い作品に感じる
企業・社会・政治の風刺が凄く、映画に度々出るニュースの話題やCMも、当時の時事
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.2

予言の自己成就を地で示した映画。字幕はONで見ましょう。映像は凄いが、ストーリーは腑に落ちないとこもあり、そこまでのレベルかな
【余談】
ラストの矢のシーンは黒澤明が、近距離で弓道部の大学生に本物の矢
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元禄忠臣蔵 後篇(1942年製作の映画)

2.5

松の廊下を原寸大で再現したりと、時代考証や衣装は見応えがあるが、面白さは微妙
戦時中にも関わらず、人と金のかけ方が半端ない。赤穂浪士を褒めて、武士道や義理、忠義を凄く強く押し出した、多くの忠臣蔵作品の
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元禄忠臣蔵 前篇(1941年製作の映画)

3.0

松の廊下を原寸大で再現したりと、時代考証や衣装は見応えがあるが、面白さは微妙
戦時中にも関わらず、人と金のかけ方が半端ない。赤穂浪士を褒めて、武士道や義理、忠義を凄く強く押し出した、多くの忠臣蔵作品の
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

字幕必須。前半少しだれるが、後半は息付く暇もなく見入ってしまう。長いけれど大名作。レビュー見るより作品見てくれ!という感じ。クライマックスの合戦シーンでは、一発録りしか出来ない事情から、日本初のマルチ>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.0

テーマは普遍的だが、カメラアングルと演出全般、特に後半の見せ方が実に上手。主人公の葬儀のシーンは、素晴らしいが何とも皮肉
この主人公のようになれなくとも、少しでもこうあろうとする人達に、私は大きな価値
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(1985年製作の映画)

5.0

リア王を戦国時代の家督争いという形で描いた作品。乱世とはいえ、生きるも死ぬも地獄で中々に悲惨。戦国時代の中でよくあった後継者争いは、こんな感じだったのだろうと思うと心が沈む
「ゴジラ」の監督、本多猪四
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愛は静けさの中に(1986年製作の映画)

4.0

言葉を話すから幸せとも言えなければ、言葉を話さないから不幸せとも言えない。
主演2人の見事な演技と、邦題が秀逸。ベタな展開ではあるが、映画全体の雰囲気含めて良い

八甲田山(1977年製作の映画)

3.5

「失敗の本質」が描かれている。日本は今に至るまで、この時と同じミスによる大失態を余りにも多く繰り返しているように感じる
無知は文字通り人を破滅させる

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

1.8

ランボーは第1作こそ違うが、いつもアメリカの「保守」の理想的な人物でありながら、その「保守」の行いや態度に葛藤を抱く人物だった
最早今作に、その面影は無い。ただのナンバリングタイトルであって、そこに、
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

自分にとって、人生が物凄く辛い時の救いになった映画の1つ。これからもそうだろうし、他の多くの人にとっても、救いになっているはず。伏線があるタイプの映画では無いけれど名作。やっぱり何度見ても泣く
【余談
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用心棒(1961年製作の映画)

4.5

これに影響を受けた『荒野の用心棒』よりも、主人公が来ることで、刀を持ってない人も含めて街全体が振り回されるのがいい。
カメラワークにストーリー展開が良くて、ユーモアもあって堪らん。話の展開は読めるけど
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

順調に発展した資本主義にとって90年代からは「発展しても何か満たされない時代」なのだろう。主人公達もヤクをしようが、強盗しようが、人を殴ろうが、セックスしたって、何をしたって満たされない。
主人公達と
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

ストーリーも謎で、動機もはっきりしない部分は多いが、3作目で「ジョン・ウィック」ブランドが確立されているので問題無いのかな
ここまで感情を出す殺しのアクションはジョン・ウィックらしくない。ただアクショ
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.5

一級品のパニックホラー映画。隊員たちが地球外生命体の存在をサラッと受けれたりと、少しツッコミどころはあるが、凄まじい完成度。
BGMやSEもおどろおどろしく、何よりエイリアンの造形と段々と全員が疑心暗
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