Laikaさんの映画レビュー・感想・評価

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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

BLをここまで見せるのは、なかなか挑戦的な映画だなと思った。男性同士であるけど、ふつうに恋愛の話だった。恭一はずっと流されて、相手にいいよられるがままにパートナーになっているけど、そこに本当の感情はな>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画を見ながら、見事に、戦時中の神戸に連れて行かれた。セット、映画のトーン、衣装、セリフの全てが、見事に再現されていたと思う。蒼井優の話し方は、小津?成瀬?作品の女性の話し方で、気持ちいい。この前見た>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

4.0

映像やセリフがサバサバしていて、外国映画のようでかっこいい。
武田を除く厚久の周りの人(妻、父、母)は、ズケズケとものを言う。ちょと刺さるようなナイフの言葉を日常的に発している。目の前の人からこんな言
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ヘルシンキで女一人で食堂を経営するのは簡単なんだろうか。ヘルシンキには、日本食を作れる材料が整っているんだろうか。海外で暮らしていると、違う視点でみてしまう。なぜ、さちえはヘルシンキで食堂をしようとし>>続きを読む

壬生義士伝(2002年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりにスクリーンで見るべきスケールの大きい重厚な映画を見た。中井貴一が素晴らしい。涙腺崩壊でティッシュは1枚では足りなかった。
斎藤が孫を連れて行った病院の女医が誰なのかわかった時、この映画のスト
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楽園(2019年製作の映画)

4.0

重い。演技派の俳優によって、誇張されすぎている感はあるけど、多かれ少なかれ日本中の田舎に共通するものがある。
この地域のコミュニテイの中で生きていくには、自分の意思を捨て、周りに合わせて生きるしかなく
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思春期の男の子が母親を見る時ってこんな感じなのかなと思った。母親が下品にケーキを食べる冒頭のシーンは、こちらも目を背けたくなるほど醜い。ものを食べている時の口の動きは、人と食べ方によってはセクシーにも>>続きを読む

青春の夢いまいづこ(1932年製作の映画)

3.5

小津は1932年に映画を4本作っていた。
大学生から社会人になるまでの4人の仲間とマドンナ的喫茶店の女の子の話し。
戦前の日本にビールサーバーとかあったんだー。
ベーカリーの娘は田中絹代だった。島津役
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

想像通り長澤まさみがすごい。
ダメ母、鬼母、男にだらしない怠け者。育児放棄だけど、子どもに手を出したりはしない。自分のダメさも全て子供の前でさらけ出し、僕がいないと生きていけないと子どもに思わせる。こ
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醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

5.0

汚い手を使ってスキャンダルを世に送り出すマスコミと、マスコミに踊らされる一般人と、そのマスコミに戦う芸能人という構成が、約70年前から出来上がっていたことに驚く。志村喬あっての作品で、彼が主役と言って>>続きを読む

コミック雑誌なんかいらない!(1986年製作の映画)

5.0

今見ても面白い。というか、当時見た時は、実際の事件をパロディ化したようで、バラバラの断片的な内容からか好みでは無かったが、数十年後に見たら、斬新だなぁと感心した。

内田裕也演じる芸能レポーターを通じ
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君を忘れない FLY BOYS,FLY!(1995年製作の映画)

1.0

フワフワと軽い印象を受けたのは、松村邦洋の演技を始め、急に仔犬を拾って飼うことになったり、あの時代にしては、不自然な繁盛している食堂やわざとらしいケンカ、みんなで酔っ払うシーンの薄っぺらさなど、厚みの>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

素晴らしい!夢を追うこと、壁を目の前に不安になること、諦めて妥当な生活に落ち着こうとすること、自分と似ている人を愛すること、夢を手に入れるときに大事なものが遠くなっていくこと、「もし、あの時、、」とい>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

リアルだ。今、ゴジラや予期せぬ天災が来たら、こんな風に日本は乗り越えるんだろうと思った。ゴジラは、人間が作った核の変化した姿で、形なんかどうでもいいんだと思う。ゴジラに対して同情も憎しみも感じなかった>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

4.0

出演者一人一人がハッキリと個性を現し、肉厚で濃い作品だった。前編の佐藤浩市は、ザラザラしていて、観ていてこちらまで落ち着かず、共感できなかったが、後編で、彼の鎧が取れるあたりから、ぐんと魅力的になった>>続きを読む

歩く、人(2001年製作の映画)

4.0

緒形拳が秀逸で、北国の頑固だけど家族への愛情が深いが、伝え方を知らない父親を良く現している。雪道のヨチヨチ歩きが面白い。雪の白い世界が綺麗。緒形が鮭に語りかける言葉は、自分の子どもたちに向けてる言葉に>>続きを読む

いつかA列車(トレイン)に乗って(2003年製作の映画)

2.5

ジャズ演奏が本物だったのは良い。ジャズバーの一晩で垣間見る、いろんな人生。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.5

クリント監督の作品だからと、身構えて見てたら、あっという間で「もう終わり⁉︎」と思った。人命を一番に考えたSullyの判断力と責任感の強さに惹かれた。