これだから、北欧サスペンスドラマは止められない。
ぐいぐい引き込まれる。
「とにかくサディスティックだ」
デンマーク、コペンハーゲン。
連続猟奇殺人現場近くに残された、栗の人形(チェスナットマン)>>続きを読む
「誰が決めたの?」
「俺だ」
相変わらず、「俺が法律」ジョン・ルーサー。
今シーズンでも、事件とは別に「厄介事がある」を背負いこむ。
それがルーサー。
「上司に忠実なのと
純真すぎるのは違うわよ」>>続きを読む
ドラマの「圧」が、見進めるごとに重く、強くなってゆく。
金縛りにあったように、身動きできなくなる。
最後まで、見届けることしかできない。
そして最後には、涙する。
これぞ、フラナガン節。
クロケ>>続きを読む
「私は商売女じゃないわ
どうせ そう言ってたんでしょ」
マリア・ベロが刑事役だから言えるセリフ。
『第一容疑者 Prime Suspect』
イギリス版オリジナル(1991年)
ヘレン・ミレン主演>>続きを読む
カレーパーティーに参加したい。
「変な奴らばかりだ」
変な奴ばかりだけど、イヤな奴はいない。
訳わからないまま笑ってる。
テンポにつられて、勢いで笑ってる感じが心地よい。
オープニングから裏切られる。
それで納得する。
これが「ルール」なのだと。
言い換えれば、
「俺(ジョン・ルーサー)がルール」
なのだと。
「通常のルールは当てはまらない」
各枠の事件とは別に、e>>続きを読む
他人の幸せを喜べることが、幸せ。
たとえ、他人の「幸せの形」が、自分のものと、かけ離れていても。
そう思い出させてくれた、ファイナルシーズン。
愛、自分自身の性の形も、千差万別。
しかも時と共にうつ>>続きを読む
愛の形の「多様性」、その先。
「ロマンティックなロードトリップ」
シーズン3
まだまだ進化中。
「なりたい自分に変身できる気がした。」
つまり「今」は違う。
キャシーがLAに帰ってきて、また相関>>続きを読む
「リベラル」のリトマス試験紙、シーズン2。
「ただいま進化中」
悪く言えば、人生迷走中。
良く言えば、人生「お試し期間」中。
「衝撃(?)のオープニング」から始まる、シーズン2。
「やんちゃな子>>続きを読む
「私 良い人?」
キャシーでなくても、誰でも一度は尋ねたくなったことはあるだろう。
毎日走り続け、疲れて、立ち止まった時に、不安襲われて無性に聞きたくなる。
そして知るのだ。
自分の問いに真摯に答>>続きを読む
「落ち込むと無性に人を殺したくなる」
実在の連続殺人鬼ピーター・マニュエル。
1950年代後半、イギリス、スコットランド。
原題”in plain sight“
「丸見え」「明白な」という意味。>>続きを読む
とてつもないリアリティ。
とてつもなく地味。
そして「地味」というのが、けっして「面白くない」と同義ではないことを、今作は身をもって示している。
1945年、第二次世界大戦後のロンドン。
米国戦略>>続きを読む
「刑事証拠法 PACE: The Police and Criminal Evidence Act 1984」
アメリカの刑事ドラマでよく見る、ミランダ警告(Miranda Admonition)の>>続きを読む
新たなドラキュラ像の再構築。
エピソード1の冒頭38秒で思わず停止し、クレジット確認して納得。
ドラマ『SHERLOCK』のクリエイター2人が製作総指揮。
スティーヴン・モファット。
マーク・ゲイ>>続きを読む
すべてが一筋縄ではいかない。
冤罪を晴らす。
手がかりを引き寄せれば、予想外の「大モノ」まで引きずり出され、さらに絡まってゆく。
イギリスだけに留まらず、アメリカに飛び火してゆく。
新たな真実が、>>続きを読む
「腐ったケーキを4つに分けた」
第二次世界大戦、終戦翌年1946年。
ドイツ、ベルリン。
連合軍4ヵ国が分割。
1948年に東西ベルリンに2分割されるまでのわずかな期間。
混沌都市ベルリン。
「N>>続きを読む
「魂の殺人」
心の痛点を突くドラマ。
人生最初にして、最大のギャンブル。
なのに自分で選択不可能。
それは「生まれ」。
遺伝子、環境、最初につまづいた者は、なかなか負のスパイラルから抜け出せない。>>続きを読む
「人は愛と執着を履き違える」
「愛と所有欲は真逆なのに」
最後まで見れば分かる、今作はゴーストストーリーではなくラブストーリーなのだと。
「彼女」が言うまでもなく。
前作『ザ・ホーンティング・オブ>>続きを読む
とてつもなく面白い。
ホラーのほめ言葉ならば、「怖い」というべきだろうが。
もちろん怖い。
ゾクゾクする。
怖いだけだからではない。
サスペンスドラマのように、伏線が回収され、繋がってゆく過程のゾ>>続きを読む
「変な人ばかり」
登場するすべての人物、捜査する者も、問題を抱えている
その筆頭とも言うべき、今作のドラマ主人公ニナ・スレッシュ刑事。
インディラ・ヴァルマが演じる。
『ゲーム・オブ・スローンズ >>続きを読む
「うまい!」
ラストの伏線回収を見ながら脳内で叫んだ。
さらに自分で細かい伏線、「料理」などの歯車を拾い上げてゆく。
脳内で伏線という小さな歯車がカチリカチリとそれぞれあるべき場所にハマり、大きなド>>続きを読む
「我が子を殺した犯人が
自分の家に来たらどうする?」
「この中にいるんだ “One of us”
この中の誰かが殺した」
閉ざされた状況のなか、誰かが犯人 。
「どこか影があるんだ」
浮かび上がっ>>続きを読む
ネス湖 Loch Ness。
世界一有名と言っていい湖。
その湖畔の小さな村で起こる殺人事件。
滞英中に一度訪れている。
ドラマの謎の日本人と違って、残念ながら「怪獣」は見てないが。
スコットラン>>続きを読む
異色のイギリスサスペンス。
映画『ホビット』のリチャード・アーミティッジ。
ドラマ『ダウントン・アビー』のシヴォーン・フィネラン。
イギリス俳優陣による、イギリスサスペンスドラマ。
BBCドラマ好>>続きを読む
キャリー・マリガンが刑事を演じる。
しかも妊婦。
もと棒高跳び選手で、もと教師。夫は小学校の校長。
伏線なのか分からない、気になって仕方ない設定付き。
映画『めぐりあう時間』などの脚本を手がけたデヴ>>続きを読む
「御大」ケネス・ブラナーがクルト・ヴァランダーを演じた、ドラマ『刑事ヴァランダー』。
スウェーデンの推理作家ヘニング・マンケル原作。
ケネス・ブラナーは主演だけでなく、製作総指揮も兼ね、彼の代表作ド>>続きを読む
「深淵」をのぞき込むように、どんどん引き込まれる。
「彼を責め悩ますものに惹かれたの」
ソニア・バーゼルの気持ちが良く分かる。
自分には画才はないが。
「ある種のテスト」
シーズンラストの彼女の行為も>>続きを読む
e8のラスト、「その瞬間」ゾクゾクした。
自分が実際に現場にいるようだった。
ホールデンとビルが目を合わせた後、ディスプレイ越しに自分と目を合わせて欲しいと渇望した。
特例のカメラ目線で。
自分もチー>>続きを読む
新しいスリーヴ。
新しい仕事。
舞台は故郷ハーランズ・ワールド。
シーズン1の新鮮な驚きがない代わりに、重厚な世界観を理解できている分ストーリーに集中できる。
しかしそのストーリーがシーズン1に比べ>>続きを読む
自分を殺した犯人を探せ。
それが依頼。
リチャード・モーガン原作の映像化。
SFサイバーパンクが描くディストピア。
そこにサスペンス要素が加わる。
タケシ・コヴァッチ。
主人公の名前が示す通り、日>>続きを読む
「警察以外の人も興味を持つ?」
e3ホールデンの台詞。
気づけば、実際にTVに向かって叫んでいた。
「もちろん!ここにいる‼︎」
ゾクゾクするほど面白い。
脳科学、心理学に興味がある自分にはたまらな>>続きを読む
この作品のためにNetflixに帰ってきた。
ゲームは『ウィッチャー3』だけだがもちろん、それだけでは物足りず、翻訳されている原作5巻も読破。
スラブ民話(中欧ポーランド)をベースにしたファンタジ>>続きを読む
シーズン1では、アンドリュー・ヘイ監督について書いた。
シーズン2では、やはりパトリック役のジョナサン・グロフについて書かずにはいられない。
シーズン1では、いつ彼が歌い出すかと、瞬きするのもはばか>>続きを読む
静かな雄弁。
これぞアンドリュー・ヘイ節。
シャーロット・ランプリング主演映画『さざなみ』を観て、同じくイギリス人アンドリュー・ヘイが監督ドラマということで改めて再鑑賞。
ちなみにフランスのゲイ監督>>続きを読む