Larx0517さんのドラマレビュー・感想・評価 - 3ページ目

  • List view
  • Grid view

9-1-1: Lone Star シーズン1(2020年製作のドラマ)

3.2

「40歳を過ぎたら、男は自分の顔に責任を持て」
と、言ったのはリンカーン大統領。

歳を取ってからの方が格好良いと思える俳優はそういない。
その稀有な存在の1人が、今作発表時56歳のロブ・ロウだと思う
>>続きを読む

0

アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺(2018年製作のドラマ)

3.9

そのドレスはまだ網膜に焼きついている。
1994年、エリザベス・ハーレイが着た、サイドを安全ピンだけでとめたドレス。
当時彼女の恋人だったヒュー・グラントのプレミアだったが、彼がかすんでしまうくらい。
>>続きを読む

0

ザ・ディープ ~深海からの脱出(2010年製作のドラマ)

3.3

展開が全く読めない。
ことごとく予想が外れる。

前情報なしで見たせいか、まずこのドラマ自体が、どのカテゴリーに入るのかさえ分からなかった。
映画『アビス』のように、未知の生命体のSFなのか?

それ
>>続きを読む

0

オナラブル・ウーマン 熱砂の女(2014年製作のドラマ)

4.1

すさまじく面白い。
映画レベルのドラマ。
久しぶりの「拾いモノ」ドラマにワクワクする。

かなり複雑な話。
現在の話と並行して、過去が少しずつ語られてゆく。
イギリス、アメリカ、イスラエル、パレスチナ
>>続きを読む

0

トラウマ:心的外傷(2018年製作のドラマ)

2.5

「今私は誰か責める相手が欲しい
間違っているのは分かる
だがこの怒りをぶつける相手が必要なんだ」

大切な人を亡くした時、人は悲しみと同時に怒りを抱える。
それを誰かにぶつけずにはいられなくなる。
>>続きを読む

0

生存者たち シーズン2(2010年製作のドラマ)

3.0

「最初は中国で発症した」
シーズン2では、第二波、変異種が発生。
まさにまだまだ収束が見えない、渦中のコロナウィルスとリンクしている。
あまりにタイムリー過ぎる。
ドラマのなかとはいえ、身につまされる
>>続きを読む

0

ボーン・トゥ・キル 僕が人を殺すとき(2017年製作のドラマ)

2.7

少年が殺人を犯す。
過失でも正義のためではなく、酌量の余地もない。
まるでうざい蝿を叩きつぶすように、ためらいはない。
良心の呵責もない。
父親からの遺伝というのもなぐさめにならない。

驚いたのは、
>>続きを読む

0

警視バンクロフト(2017年製作のドラマ)

3.5

すぐに見る者は知ることになる。
すごいことが起こっていると。
「これが真実なのか?」
自分のようにサスペンスドラマ見過ぎのオタクは勘ぐる。
「そう見せかけて、実は違うという、ミスリードなのか?」
手が
>>続きを読む

0

ダークハート 猟奇殺人捜査班(2018年製作のドラマ)

3.2

トム・ライリー演じるウィル・ワグスタフのキャラクター造形に惹かれる。
法を順守する刑事でありながら、彼自身も心に闇を抱えて、守るべき者のため、彼の「正義」のためなら手段は選ばない。

副題にある猟奇殺
>>続きを読む

0

暗号探偵クラブ~女たちの殺人捜査~/ブレッチリー・サークル シーズン2(2014年製作のドラマ)

3.6

もちろん変わらず地味。
もちろん変わらず面白い。
だってBBCだから。
そして、今シーズンも、もちろん女性4人組で「解読」。

今シーズンは、2話完結が2つ。
その分それぞれが若干タイトになっている。
>>続きを読む

0

生存者たち シーズン1(2008年製作のドラマ)

2.9

謎のウィルスにより、人口な9割が死亡したイギリス。

このコロナ禍のなかで見るのは、キツいかと思ったが、すぐに話に飲み込まれていった。

登場人物が限られているせいか、シチュエーションドラマのように感
>>続きを読む

0

ハッピー・バレー シーズン2(2014年製作のドラマ)

4.1

「ヒツジ泥棒」
で、ツカミはOK。

すごかったシーズン1に比べて、シーズン2が見劣りするのではないかと不安に思っていたのが、これで杞憂に終わるとすでに確信。
事実10分後に、その「名前」が飛び出して
>>続きを読む

0

ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜(2003年製作のドラマ)

2.9

地下鉄転落で亡くなった女性。
追い詰められ射殺された男性。

一見関係がないような2つの事件がつながり、手繰り寄せてゆくと、その背後に大きな闇が。

ヘラルド新聞社と警察が、お互いに出し抜き合いながら
>>続きを読む

0

ケース・センシティブ 静かなる殺人:不協和音(2013年製作のドラマ)

3.0

全く噛み合わない2人。
男女、刑事バディもの。

チャーリーは、いわゆる女ボス。
面と向かって、
「くたばれ! Go fuck yourself!」
と言える、もちろんビッチな部分もあり。

サイモン
>>続きを読む

0

ハッピー・バレー シーズン1(2014年製作のドラマ)

4.3

すさまじいドラマを見てしまった。
興奮冷めやらぬ。
この言葉を体感した稀有なドラマ。
最後の最後まで息をつかせね展開。
サスペンスだけではない。
見終わった人なら同意してもらえるだろう。

e3の冒頭
>>続きを読む

0

ケース・センシティブ 静かなる殺人:歪んだ愛(2011年製作のドラマ)

3.3

BBCサスペンス、北欧風味。
派手なアクションやスター俳優はなくても、気づけば物語に引き込まれている。
これぞ典型的なBBCクオリティ。

一方現場となる家、ホテル、大学、そして警察署も、ガラスを多用
>>続きを読む

0

暗号探偵クラブ~女たちの殺人捜査~/ブレッチリー・サークル シーズン1(2015年製作のドラマ)

3.6

これぞBBCドラマ真骨頂。
地味であるほど面白い。
地味=退屈ではないことを証明している。
スター俳優が出ていない。
これで内容で勝負していることの証明。

そしてBBCドラマは裏切らない。
これまた
>>続きを読む

0

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン3(2006年製作のドラマ)

3.7

今シーズンで、ドラマの構成的に面白いのが17話。
カウンセリングと事件が並行して進む。
カウンセリングのなかで話題になる人物が、リアルタイムでフォーカスされる。
題名通り、「タイムリミット」のなかで、
>>続きを読む

0

ホワイトカラー ファイナル・シーズン(2014年製作のドラマ)

4.0

現代にミケランジェロが生きていたなら、彼をモデルにダビデ像を造ったと思えるマット・ボマー。
その彼が隙のないスーツを着る姿を観れるのも今シーズンまで。

久しぶりに再鑑賞して実感するが、安心して観れる
>>続きを読む

0

刑事モース〜オックスフォード事件簿〜シーズン4(2017年製作のドラマ)

4.3

事件を解決するのは、右に出るものがいない。
しかし自分の人生を解決するのには、あまりに不器用な男モース。
観ている者がせつなくなるくらい。

娘ジョアンがいなくなり、意気消沈するサースデイと、モースの
>>続きを読む

0

クローザー<ファースト・シーズン>(2005年製作のドラマ)

3.7

スイーツ中毒の尋問のプロ。

着任日に部下全員が異動願いを出すという、四面楚歌からのスタート。

この後、スピンオフ『メジャークライム』まで続く「家族」のオリジン。
タオは髭を生やし、フリンは敵側、バ
>>続きを読む

0

MAJOR CRIMES ~重大犯罪課 <ファイナル・シーズン>(2017年製作のドラマ)

4.3

終わってしまった....

「もちろん我々は家族だ
君も仲間に入るか?」

もうこの「家族」に会えない。

前シーズンまで、あれだけレビューを書いた。
ラストシーズン、この思わぬ展開に、書きたいことは
>>続きを読む

0

MAJOR CRIMES ~重大犯罪課 <フィフス・シーズン>(2016年製作のドラマ)

4.3

野生動物でもそうだが、子供を抱えた母親は無敵。
我が子を守るためなら、何でもする。
我が子の命を脅かすモノを「排除」したり、自ら命をかけて我が子を守る。
言うまでもなく、シャロンは史上最強の「マム」。
>>続きを読む

0

MAJOR CRIMES ~重大犯罪課 <フォース・シーズン>(2015年製作のドラマ)

4.0

ラスティが独自に「捜査」する、s3e6『捨てられた命』の「アリス」が今シーズン最初からシーズンと並行して進む。
ラスティが、なぜアリスに惹かれ、こだわるのかを通じて、今まで描かれてきた彼自身よりさらに
>>続きを読む

0

MAJOR CRIMES ~重大犯罪課<サード・シーズン>(2015年製作のドラマ)

4.2

罪を憎んで人を憎まず。

e4をはじめ、加害者、犯人にも、犯行に至る理由があり、それを丹念に描くことで、犯人にさえ、同情を覚え、涙さえ流す。
これが、このシリーズの醍醐味のひとつ。

e7:個人的にお
>>続きを読む

0

MAJOR CRIMES ~重大犯罪課<セカンド・シーズン>(2014年製作のドラマ)

4.1

安定のセカンドシーズン。
と、思いきや、サンチェスお気に入りの新任検察官エマがひっかき回す。
さらにシャロンの別居中の夫ジャックの登場。

シーズン1 の最初、着任したてのシャロンの敵だったプロベンザ
>>続きを読む

0

MAJOR CRIMES ~重大犯罪課<ファースト・シーズン>(2012年製作のドラマ)

4.2

「両親はいなくても家族はいる
私たちよ」
e10:ラスティへのシャロンのセリフ。


スピンオフとはいえ、個人的には『クローザー』よりは、こちらが好き。

メインキャラクターや、尋問が司法取引になるな
>>続きを読む

0

刑事ヴァランダー ザ・ファイナル(2015年製作のドラマ)

4.1

いきなり南アフリカ。
世界中どこに行っても、歓迎されない男ヴァランダー。
ファイルシーズン。

事件が解決した後にも、残るやるせなさの余韻は健在。
事件が解決しても、心のひっかき傷はしこりとなって消え
>>続きを読む

0

埋もれる殺意 ~18年後の慟哭~(2018年製作のドラマ)

4.1

BBCミステリーは裏切らない。

登場人物全員、被害者、容疑者、そして捜査員にも、人生があり家族がいる。
それらの糸が時にはつながり、絡まりあう。

緻密に構成された、ストーリー。
情報の出し方が巧み
>>続きを読む

0

埋もれる殺意 ~39年目の真実~(2015年製作のドラマ)

4.1

それぞれが、人に言えない過去を抱えながら、現在を生きている。

ひとつの過去の事件が、それを明るみに引きずり出す。
その波紋に翻弄される、周りの人々。

シーズン2から観たが、シーズン1でも、その完成
>>続きを読む

0

ディスカバリー・オブ・ウィッチズ ~第1章 魔女の目覚め~(2018年製作のドラマ)

3.8

マシュー・グードのヴァンパイア。
しかも舞台は現代のオックスフォード。
これで観るなという方が無理難題。

期待過剰に充分応えた作品。
さすがベストセラー原作。

ヴァンパイア、魔女、デーモンたち、ク
>>続きを読む

0

ホワイトカラー シーズン5(2013年製作のドラマ)

3.7

安定の第5シーズン。
安定し過ぎのきらいはあっても、観ると裏切られた気持ちにはならない。
毒にも薬にもならない。
こういう位置づけの作品も必要だと、良い例。

スタイリッシュな映像、観ている者の知的満
>>続きを読む

0

リゾーリ&アイルズ<ファースト・シーズン>(2011年製作のドラマ)

3.9

よくある正反対のキャラのバディもの。
ただし今作は女性2人。

2人のキャラももちろん、登場人物がみなそれぞれキャラが立っていて、それだけで充分おもしろい。
かといって、メインの謎解きも毎回趣向を凝ら
>>続きを読む

0

ニュー・ブラッド 新米捜査官の事件ファイル(2016年製作のドラマ)

4.0

新しいロンドン。
「Yジェネレーション」世代をとりまく、現代のロンドンをリアルタイムで体感。

『刑事フォイル』のアンソニー・ホロヴィッツが描く。
スタイリッシュなカメラワークにカット。

イラン移民
>>続きを読む

0

刑事ヴァランダー 白夜の戦慄(2012年製作のドラマ)

4.1

やるせない。
ヴァランダーを観ると、この言葉が心に染み入る。

初めてのヴァランダーの柔らかい笑顔が印象的。
新居での、「家族」との新生活。
その新生活に刺す影。

「表面の肉体は剥ぎ取れるが
骨にた
>>続きを読む

0

刑事ヴァランダー シーズン2(年製作のドラマ)

4.0

ヴァランダーは裏切らない。

どんどん人間性を失ってゆく父。
もはや心を通い合せる術を失った親子。
シリア系の恋人を作った娘。
いまだに互いにかける言葉を見出せない親子。
三世代の真ん中で、居場所を失
>>続きを読む

0