「毎日が人生最後の1日」
「不死鳥」の異名をもつ男。
ニキ・ラウダの生きざまに心を揺さぶられる。
「常に死と隣り合わせで生を謳歌してる」
ハンス・ジマーの音楽が、視覚による「揺さぶり」を、聴覚>>続きを読む
マンハッタン「島」とつながる、21 の橋を封鎖。
警官を8人殺した犯人を追い詰める。
ストーリーもごくシンプル。
キャスティングで展開は予想がつく。
それでもきちんと「魅せて」くるのは上手い。>>続きを読む
「クリスマスは母親にとって1年で一番キツい」
ママのママ登場。
「母親と娘の関係ってすごく複雑でしょ」
カーラ役のキャスリン・ハーンが、自分の母親役にと、個人的に手紙を書いたスーザン・サランドン>>続きを読む
世界中の母親のハートをわしづかみ。
「自分は最低な母親な気がして
1日に1回は車で泣く」
申し訳ないと思いつつも、母親以外の人間は笑える。
監督、脚本共に、2人の男性。
リサーチのために、たくさ>>続きを読む
左側の襟の内側で唇をぬぐう。
さりげなく繰り返される。
女子生徒が、ドラッグをやっている教師を見つける。
教師だけが白人。
クラスの生徒は、ほとんどが有色人種かマイノリティ。
授業という形で、”公>>続きを読む
繰り返し描かれる、人魚のモチーフ。
「女はコンシーラーで傷を隠しているだけ」
マーロのさりげないセリフ。
無意識という深海の底に、ただよう真意。
彼女自身も、見る者も気づかない。
ラスト15 分ま>>続きを読む
匿名の「無法地帯」のネット。
制御が利かない「いたずら」が生む悲劇。
脚本が秀逸。
ネットとリアル。
いくつものストーリーが並行して進行する。
繋がり、絡まる。
そしてラストに向かい、集約してゆく>>続きを読む
「祝日って最悪よ F*cking holidays」
エマ・ロバーツのFワードから始まる。しかもタバコ片手。
これはイケる。
21秒で、ハートわしづかみ。
期待が募る。
「まったく F*ck a>>続きを読む
“不運な4人の男たち”
妻を誘拐された夫
補佐官を誘拐された保安官。
もう1人の年老いた補佐官。
裕福な男。
男4人、「飢えし者の谷」に乗り込む。
ホラー西部劇。
S・クレイグ・ザラー脚本、初>>続きを読む
彼にしか見えない「何でも屋」。
次回作が書けない作家。
子供もいないのに、ベビーシッターを雇う。
filmarksでは、監督/脚本
キーラン・マローニー
マイケル・マローニー
となっているが、正し>>続きを読む
スプリングスティーンの歌。
それが彼の”アファメーション”。
繰り返し、繰り返し、聴く。
魂に焼きつける。
自らを鼓舞し、躍動する火力にする。
「生きる指針」
パワフルな映画。
音楽、そして言>>続きを読む
皆ほんの小さな縫い目でしかない。
王といえども。
歴史絵巻という長大なタペストリーのなかでは。
ヘンリー5世。
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ヘンリー4世 第1部/第2部』『ヘンリー5世』原作>>続きを読む
ソリッドシチュエーションSFホラー。
「火星の土に まさかの生命体(ライフ)」
宇宙船という密室。
6人のクルー。
そして地球外生命体「カルビン」。
「生存するための攻撃だよ 憎しみじゃない
で>>続きを読む
ラスト18分、ガブリエル、そして見る者は、事実を「直視」する。
「これ」は、女の防衛本能が見せたものか。
「これ」は、寡黙な男の愛の形なのか。
原題”Mal de pierres”
意味は「結石>>続きを読む
“好きな人としか寝ない”
3万ドルの誓い。
「一瞬で人生が変わったの」
「ミューズ」
別名エスコート嬢。
それが女優の”前職”。
オープニング。
フレッド・アステアがミュージカル映画『トップ・ハ>>続きを読む
前作: 子犬1匹=人間84人
今作:家1軒=人間128名
仇敵:ロシアンマフィア
→イタリアンマフィア。
舞台:NY→ローマ
前作から5日後
監督他スタッフ、ほぼ続投。
「誓印を押した者は相手>>続きを読む
子犬1匹=人間84人。
復讐の公式。
”fortis Fortuna adiuvat”
「幸運は勇者を好む」(ラテン語)
『マトリックス』等のスタントマン、スタントコーディネーター出身。
『ハンガ>>続きを読む
「エリック」の出オチオープニング。
なぜか画面を幾度と横切る、魔法の王国「レズビア」のダチョウ。
コメディというよりは、ゆるいファミリードラマ。
安心して見れる。
TVドラマ『ドクター・フー』、>>続きを読む
時代が大きくうねる、緊迫の臨界点。
1938年9月29-30日
ミュンヘン会談。
第二次世界大戦の引き金を引く。
イギリス、ドイツ。
それぞれの政府団員として、再会する「旧友」2人。
イギリス側>>続きを読む
“ノー・サイド No side.”
ラグビーにおいて試合終了のことを指す。
「試合が終了したら、”どちらのチーム”という区別なく、同じ仲間である」
ラグビー精神が由来。
ゲイの高校生が、男子寄宿>>続きを読む
美しい人の「特権」。
自分の美への無頓着。
「美は過大評価される」
他人が喉から手が出るほど渇望しているもの。
それを何の努力もなく、手にして生まれてくることに疑問を持たない。
ましてや罪悪感など>>続きを読む
戦場に、ヒバリのさえずりが響く。
戦争という極限状況の人間ドラマ。
『1864』(今作原題)年。
第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争。
デンマークとプロイセン王国(現在のドイツ北部及びポー>>続きを読む
希望をつないで、生き延びる。
「何があっても 希望を保つしかない」
想像力という名の希望。
“この物語は1960年代に
ゴッドハウン児童養護施設等で起きた事件を基に作られた”
デンマーク、養護>>続きを読む
ハンドクラップを使った曲が焦燥感を煽る。
男と少年、ロードムービー。
ループタイ
スナップボタンのウェスタンシャツ
大きなバックルのレザーベルト
ストレート・インディゴデニム
ウェスタンブーツ>>続きを読む
「幸せ」になりたくない男、ペア。
「あなたは人を愛する意味を理解してない」
肥大しきったエゴがあふれ出て、袖口、襟首に皮脂汚れがついた男、ペア。
「あなたは自分の慢心と未熟さを隠してるだけ」>>続きを読む
毒を以て毒を制す
服役中ハッカーを使って、テロリストハッカーを捕まえる。
マイケル・マン監督作品。
控えめに言って、荒削り。
ツッコミどころがありすぎて、列挙するのも諦めるレベルの脚本。
それ>>続きを読む
「教科書」に載らない「事実」。
「1914年6月28日
その日に起きた出来事が世界を変えた」
第一次世界大戦勃発の引き金、
「サラエボ事件」。
原題『DAS ATTENTAT 暗殺(ドイツ語)』>>続きを読む
世界一愛してるからこそ、
世界一自分を悲しませる。
歩けなくなってしまった母親。
「翼があるのに飛べないなんておかしいよね」
飛べる鳥カササギ。
まだ飛べない、飛ぶことを教わることのないヒナ。>>続きを読む
スーパーナチュラル(超自然的)ホラー。
英国幻想文学賞オーガストダーレス賞(August Derleth Award)、2012年受賞。
アダム・ネヴィルの同題小説(日本語未訳)の映像化。
「この>>続きを読む
「過去」の心の傷が、今もうずく。
「あれから18年経った」
思春期と現在が並走して描かれる。
サスペンスタッチに、「過去」を匂わせる。
ファスナーが閉じるように、少しずつ現在と過去がつながりだ>>続きを読む
白人至上主義の白人が、黒人の助けにより更生する。
実話に基づいた話。
元人種差別主義者ブライオン・ワイドナー。
イスラエル人のガイ・ナティーブ監督作品。
アカデミー短編映画賞受賞の、同題、同監督>>続きを読む
凝縮された短編だからこそ、心に突き刺さる「破壊力」を秘めた作品。
負の連鎖。
憎悪が憎悪を呼ぶ。
見も知らぬ黒人男性に暴行を加える白人男性。
その白人男性も、良き夫であり、良き父親。
白人の妻や>>続きを読む
戦時中という極限状態での、「普通でいる」という天賦の才能。
「この世界で普通でまともでおってくれ」
牧歌的で柔らかい絵、そしてのんの声が、逆に非日常の現実を際立たせる。
片瀬須直監督が、夜行バス>>続きを読む
結婚3年目の倦怠期を救う(かもしれない)映画。
「結婚って そんなものだろう
相手を傷つけないように事実じゃないことを言う」
前半のラブコメパートを、睡魔をこらえるか、自分のイビキで目覚めれば、後>>続きを読む
これぞ、「ル・カレ」クオリティ。
スパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレ原作。
脚本でも参加。
今作で、カメオ出演している。
フィリップ・シーモア・ホフマンとロビン・ライトの、バーでの密会シーン。
彼らが>>続きを読む
大統領も、その暗殺者も同じ人間。
「彼ら」の気持ちを考えると、あまりにやりきれなく、切ない。
「アメリカ合衆国」
という国とって、何度でも、さまざまな形で、
「語らずにはいられない」事件。
あま>>続きを読む