猫屋レオ丸さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

猫屋レオ丸

猫屋レオ丸

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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

2.8

はっきり言って単調な印象が否めない作品。役者の演技、画の魅力、設定の象徴性などそれぞれの部品の質は高いが歯車がうまく噛み合っていないのだ。押井守の『ビューティフル・ドリーマー』に呼応するような内容であ>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.8

ヤン・シュヴァンクマイエルやクエイ兄弟を思わせる怪奇幻想アニメーションである。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

さながらヘーゲル思想映画とでも呼べる作品である。

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.7

背景となっている台湾の道教文化と現代の融和が面白かった。

大いなる自由(2021年製作の映画)

4.2

針と裁縫というモチーフが印象的な映画である。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

DC映画企画の混乱振りを隠喩として総決算して仕切り直すような映画だった。

東京組曲2020(2023年製作の映画)

3.3

ドキュメンタリーかと思いきやセミドキュメンタリー的手法の劇映画であった。二〇二〇年の雰囲気はたしかに伝えている。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.3

つくづく映画館で観て(聴いて)よかったと思える現代の芸術であった。

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.8

生きて帰りし物語類型であり、ポリネシアンナショナリズムの背景を強く感じる。

さがす(2022年製作の映画)

3.5

鶴屋南北か河竹黙阿弥の歌舞伎みたいな話だった。西成区のご当地映画とでもいえる作品。

暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー(2023年製作の映画)

3.8

滅茶苦茶なプロットなのにキャラの存在感によって説得力が感じられる異様な作品であった。『キングオウジャーVSドンブラザーズ』(仮)にも期待。

あの夏のアダム(2019年製作の映画)

3.6

ニ〇〇六年が舞台とあってあの時代の雰囲気と文化を思い出させる佳作。レオ・シェンが『Lの世界』を観る場面には今となっては楽屋落ち的な批評性を感じる。

劇場版 仮面ライダーウィザード イン マジックランド(2013年製作の映画)

3.6

設定が『ドラえもん のび太の魔界大冒険』(1979)を思わせる。終盤の箒とバイクのチェイスアクションが面白かった。

刑事ジョン・ルーサー: フォール ン・サン(2023年製作の映画)

3.7

BBCの人気シリーズをNetflixが引き継いで作った完結編。たしかにこのシリーズの魅力が集大成されているが、いかんせんディケイドの潮流についていけておらず、表現がもはや古くなっている印象である。もう>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

若者たちの青春絵巻。主人公の宮本大の素朴な性格がとにかく魅力的だ。