猫屋レオ丸さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

猫屋レオ丸

猫屋レオ丸

映画(184)
ドラマ(0)
アニメ(0)

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.8

ウルトラの一族とライダーが消えた時代に現れたシリーズの堂々たる完結編であった。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

前作の『シン・ウルトラマン』では相対的にそれは抑えられていたと思えるほどに監督の色が一見してわかる作品。カメラワーク、演出、アクションなどかつての映画『キューティーハニー』(2004)が発展したようだ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.1

初期ハリウッドを描くスラップスティックな青春物語。予想以上に好きな作品だった。

パージ:エクスペリメント(2018年製作の映画)

3.6

友人宅で観た。一気にBLM色が強くなった。ただ、娯楽性は高いので手軽に観られる作品ではある。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.1

すごい怪作である。ネットミーム時代のマイケル・ムアコック的エターナル・チャンピオンといった趣の映画。これまた新時代への移り変わりを印象づける。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

『アメリカン・ホラー・ストーリー』のようであり『ミッドサマー』のようであり『グラスオニオン』のようでもある作品。

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.7

予想以上に『ハムレット』をやっていたという印象。一方で『マクベス』の要素もあった。

世界は僕らに気づかない(2022年製作の映画)

4.0

ガウの演技が素晴らしい。『マイスモールランド』(2022)に続く移民家庭を描いた映画。
また、自治体の同性間パートナーシップにまつわる部分は『老ナルキソス』のそれと比較したい。

ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

2.7

はっきり言って映画としての質は低い。ただ、役者の演技はなかなかうまく、その所為で却って脚本と演出のまとまりのなさ目立つ。 
なにより、滝藤賢一の女装が冒頭しかなく、主演三人がそろって女装するシーンが実
>>続きを読む

老ナルキソス(2022年製作の映画)

4.0

アマランスラウンジにて開かれた世界最速の試写会にて鑑賞。
2017年の短編版への相当分は割と早く終わり、その後は主人公の絵本作家と若き男娼の生活と交流が更に描かれる。トッド・スティーヴンス監督の『スワ
>>続きを読む

シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.7

全編に渡りクィアでビザールな雰囲気がただよう面白い作品である。

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.4

舞台空間は拡がったものの、前作より鮮烈さに欠ける印象。

ボクらのホームパーティー(2022年製作の映画)

3.7

面白かったし志しの高さは窺えるものの、脚本と演出がマッチしていない気がした。もっと様式的な演技と見せ方に振り切ってもよかったのではないか。

RRR(2022年製作の映画)

3.8

一大娯楽スペクタクルである。『HERO』や『LOVERS』といった中国の大作武侠映画のようだった。

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.6

初期の『サマードレス』や『小さな死』を思わせるオゾン監督の作品。やはり世界的な八十年代ブームの文脈に位置付けられる映画のひとつだろうか。

仮⾯ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル(2022年製作の映画)

3.4

リバイスは五十嵐家の末っ子誕生という設定を持て余していた印象。城戸真司と景和の会話など、ギーツ組と龍騎組の交流は結構よかったと思う。

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.6

はなはだまとまりに欠けるDC映画ではあるが、本作はキャラの魅力がしっかり感じられた。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.7

エドガー・ライス・バローズの火星シリーズにて巻が進み、息子や孫が活躍しだしたような印象だった。スパイダーがかわいい。

チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

3.8

アンディ・サムバーグがアンディ・サムバーグ然とした魅力にあふれた映画だった。
ディズニー作品を昔から観ている向きには周知のことなれど、ディズニーには度々ドープで毒味の利いた作風が現れるものである。すご
>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

試写会にて鑑賞。
これは次なるディケイドにときが移り変わる印のような映画である。
言うなれば今までの日本におけるゲイをテーマとした映画が観光に来たノンケ客を相手にする観光バーとすれば、この作品は打ち解
>>続きを読む

ゼンタイ(2013年製作の映画)

3.4

決してゼンタイというサブカルチャーとコミュニティを真正面から扱っているわけでなく、ゼンタイは厭くまで人物の内面と関係を語るための仕掛けではある。しかし、一方で作中で説かれるところのゼンタイにとって『バ>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.4

『天気の子』に比べればはるかに楽天的な気分が感じられる作品だが、むしろ後退に思える。一方でボーイ・ミーツ・ガール的ナラティブから脱却する意思も感じられ、そこは好ましくみえる。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

ディズニー(傘下のマーベル)が贈るポストコロニアリスト批評的映画であった。一方で不思議とシュリにしろネイモアにしろディズニー的なキャラクター造形を感じる。

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.2

二作目にしてモリアーティやワトソンも登場。モリアーティの解釈が面白い。

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.1

ある老作家が過去の自伝的作品の内容の当時と執筆時を回顧するして三つの時間軸が並行するという形式の映画。やはりジョシュ・オコナーどんな役でもチャーミングだ。

スクール・フォー・グッド・アンド・イービル(2022年製作の映画)

3.5

キット・ヤングが他の若手俳優を食っていて、とにかく楽しく演じているのが観える作品。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

Netflix オリジナルのドラマ『デリー・ガールズ』の前史として観た。子供時代の叙情が描かれた作品。

マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

主演の嵐莉菜の存在感が素晴らしい作品、ヨーロッパ発の作品ような移民コミュニティを描く映画がようやく現れた。