猫屋レオ丸さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

猫屋レオ丸

猫屋レオ丸

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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

アイスランド山間部の荒涼として落ち着いた風景が前編にわたる不穏さを演出する映画だった。

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.2

設定が『ワンダ・ヴィジョン』を想わせるミュージカル映画だった。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.4

ソマリア内戦を背景とする内容ながら『1987、ある闘いの真実』や『タクシー運転手』の系譜上にある映画という印象。

リキッド・スカイ(1983年製作の映画)

3.2

「奇想天外映画祭 2022」にて観る。まさしく八十年代を感じさせるネオンサインの色合いとシンセサイザーの音がかたどったような映画だった。

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.8

史劇であり政治ミステリーであり法廷劇。ポランスキーらしいアンチクライマックスであった。ルイ・ガレルがかなり作り込んだ外見になっているが、眼の魅力を活かしていた。

注目すべき人々との出会い(1979年製作の映画)

3.8

K’s cinemaで開かれている「奇想天外映画祭 2022」で観た。ニューエイジ文化華やかりし頃に結実した映像作品の一つである。やはりホドロフスキーの諸作品などとおのずと似ており、ユング心理学におけ>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

去年の『モータルコンバット』や『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』に連なる需要を見通せるような映画。意外なカメオも楽しい。

アートなんかいらない! Session2 46億年の孤独(2021年製作の映画)

3.6

冒頭、蜂の巣を使ったオブジェ作品が紹介されてそのAIアートとの親和性と類似を思い知らされたのは虚を突かれたようで面白かった。近代の芸術概念と取り組むあまりにポストヒューマン志向へ至るのいかにも頷ける。

アートなんかいらない! Session1 惰性の王国(2021年製作の映画)

3.6

同監督の『死なない子供、荒川修作』と『縄文にハマる人々』はいずれも映画館で観ており、それもあって観たくなった作品。『死なない子供、荒川修作』と『縄文にハマる人々』を踏まえて両作を総合し、コロナ禍の状況>>続きを読む

スワンソング(2021年製作の映画)

3.9

ドラァグクィーンのマーガレットさんと観に行った、文化への歴史意識を強く感じる作品だった。

夜叉 容赦なき工作戦(2022年製作の映画)

3.7

池内博之が演じる公家風な悪役オザワが魅力的だった。また、パク・ヘスえんじふ巻き込まれ型主人公がブラックチームと付き合ううちその柔軟な人間性が開かれていくのがいい。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

これこそが現在の主流娯楽映画と感じさせる堂々の風格ある映画であった。

春原さんのうた(2021年製作の映画)

2.4

コロナ禍の日常を記録する映画として捉えた。ただ、いかんせん冗長で興味を惹かれなかった。題材と演出の割に制作者の力量が足りていなかったのではないだろうか。

ヒューマニティ通り8番地(2021年製作の映画)

3.0

コロナ禍のパリのアパルトマンに暮らす各世帯とその交流を描いた映画。中庭の公共的役割が目を惹いた。

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.9

初めて濱口竜介の映画を観た。ただ、濱口が脚本を書いた『スパイの妻』を観たので台詞回しに一貫した特徴が感じられる。

EMMA エマ(2020年製作の映画)

4.1

美術や衣装がマカロンのような色合いでフレーバーティーに合う美味しそうな映画だった。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.8

とにかくブラッドリー・クーパーがエロい映画だった。

アンテベラム(2020年製作の映画)

2.9

ジョーダン・ピールをシャマラン風にしたようなホラー映画だった。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー(2022年製作の映画)

4.1

映画制作という自己言及的主題をなかだちとして、やりたい放題に全部盛りを実現したような映画だった。島崎和歌子と姜暢雄という東映特撮出演者が出ており、ヒトツ鬼もハリケンジャーモチーフというのも嬉しいところ>>続きを読む

エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.9

事前に特に知らずに観たら目を見張る程の出来のいい作品だった。なにより冒頭から音響が一々立体的で質が高く、それが一見して無表情な主人公の内面を物語っている。最後まで画が効果的だ。アマリア・ウルマンはフィ>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

ブラックカルチャーという太陽から火を盗用して白人に与えたプロメテウスとしてプレスリーを、これまたトリックスターたるパーカー大佐が語る一代記。コーカサスならざるラスベガスのホテルで苦悩するプレスリーは責>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

このシリーズの前作『ラグナロク』もそうだったが環太平洋の文化が色濃い印象を受ける映画だ。

スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.9

プランBらしい映画だった。途中で出てくるナターシャ・リオンがいい。

義足のボクサー GENSAN PUNCH(2021年製作の映画)

4.2

語らず描写することが活きているいい映画だった。主人公は奥武島に住んでいるのが最後にわかって驚いた。

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.2

ベンジャミン・フランクリンによってまとめられた実践する思想として資本主義を物語る映画だった。