語らず描写することが活きているいい映画だった。主人公は奥武島に住んでいるのが最後にわかって驚いた。
ベンジャミン・フランクリンによってまとめられた実践する思想として資本主義を物語る映画だった。
台詞にしろ文字にしろ言葉の割合が多い映画である。それこそが同和問題への視覚的表現の難しさであり、抽象性と歴史性を物語っている。その抽象性に対置するあり方こそは身体の現前であろう。
ある時代の終焉と継承を描く(神話というより)寓話。有終の美のあり方を教えられる作品。
室町時代の京の都をグラムロックで熱狂させるミュージシャンを描くロックオペラ。映画館で観てしかるべき作品。
大戦後のフィンランドでのトーベ・ヤンソンという翔んでる女の子の青春を描くレズビアン一代記。この映画とこれまた同時代を描く『トム・オブ・フィンランド』は合わせて観たい。
面白くて変な映画ではある。しかし、『シン・ゴジラ』の衝撃に並ぶことはなかったという印象。ただ、メフィラスなどの印象的なキャラはいるし、外星人のテクノロジーにおける五次元の結びつきなど設定は目を引く。や>>続きを読む
ギンレイホールで上映されていたから観た。観る前はさして興味がなかったがなかなか面白かった。出演者に演技派、個性派がそろっており、チョイ役の竹原芳子などを見つけるのが楽しい。かつての伊丹十三作品や『お墓>>続きを読む
冒頭からいきなり怒涛のアクションと情報量が攻め立てて、それが最後までずっと続くサム・ライミによる怪作。MCUという枠があればこそここまで自由にできるという逆説をみせられた。
クリスタリアを訪ねた介人一行が宝路に歓迎される冒頭から、ステイシーとマブシーナの出会いやゾックス とマーベラスの戦闘を見せるなど怒涛のファンサービスが続くご褒美のような作品。
クローネンバーグを継承する身体(改造)偏愛ととフェティシズムへ関心を表現する怪作であった。
ルネサンスや啓蒙時代の悪漢小説のような話だった。主人公マーラにマルキ・ド・サドのジュスティーヌやクレアウィルの面影をみる。
ソニーの非MCU系マーベル作品としてよくまとまった小品という印象。マット・スミスの存在感がジャレッド・レトを喰っている。
ユージーン・スミスがほとんどハンター・S・トンプソンとして造形されていた。